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クリエイター育成プロジェクト「ars●bit」の第2弾シンポジウムが8月12日に開催。プロジェクトの中核となるアート×ゲーム分野で日本発の世界的な芸術ムーブメントをどう構想していくべきなのかを新たなブレーンを招きながら考える

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ゲーム/遊びを軸にした分野横断型クリエイター育成プロジェクト「ars●bit(アーソビット)」の、今年3月に行われたキックオフイベントに続く第2弾シンポジウム「アート×ゲームの新潮流をつくる──〈遊び〉と〈芸術〉が融合する世界に向けて」が8月12日に開催される。

本シンポジウムはこの7月にオープン1周年を迎えた東京・渋谷の「404 Not Found」(Shibuya Sakura Stage 4F)にて開催。プロジェクトの中核となるアート×ゲーム分野で、日本発の世界的な芸術ムーブメントをどう構想していくべきなのかを、新たなブレーンを招きながら考える。開催概要は以下の通り。

開催概要
名称:ars●bit シンポジウム #2「アート×ゲームの新潮流をつくる──〈遊び〉と〈芸術〉が融合する世界に向けて」
日時:2025年8月12日(火) 16:00〜19:00
会場:404 Not Found
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町1-4
 Shibuya Sakura Stage SHIBUYA SIDE 4F
 JR山手線「渋谷駅」より新南改札を出て徒歩3分
入場料:無料

プログラム
モデレーター:
 石川武志(404 Not Found プロデューサー / 渋谷あそびば制作委員会 理事 )

パネラー:
 たかくらかずき(アーティスト / ART BIT MATRIX共同キュレーター)
 高橋洋介(キュレーター)
 豊川泰行(ホテル アンテルーム 京都 マネージャー/ art bit キュレーター )
 中川大地(評論家 / 編集者)
 村上雅彦(Skeleton Crew Studio 代表取締役 / 渋谷あそびば制作委員会 代表理事)

16:00 【セッション1】ars●bitプロジェクトの展開状況
 〜プロジェクトの状況紹介、art bit #5、DiGRA 2025、フランス・アルル視察など〜
16:30 【セッション2】ロードマップ2025-2026
 〜企画展〈ART BIT MATRIX〉、EXPO 2025 でのコラボレーション計画など〜
17:00 【セッション3】共同討議:アート×ゲームの新潮流をどう世界に発信するか?
 〜〈遊び〉と〈芸術〉が融合する新コンセプト《アニマ・ルーデンス》を中心に〜

本シンポジウムでは、現代アートとインディーゲームの領域で分野横断的に活躍するars●bitの中核アーティスト・たかくらかずき氏および大阪・関西万博でのクロスオーバーイベントをはじめ新たなコラボレーションを企画中のキュレーターの高橋洋介氏を迎える。カルチャー×テクノロジー×アートの接触界面から数々のスターやムーブメントが登場しているという脈絡にars●bitが推進するゲーム・カルチャーや「遊び」にまつわるコンセプトが合流することで、どんな世界像を拓いていけるのか、世界展開への道筋を徹底的に討議する。

また、8月29日から10月19日にかけてシンガポールでの企画展の開催も決定。ars●bitプロジェクトとしては初めての本格的な海外でのキュレーション展となる。アジアや日本の宗教美術、さらには「遊び」と「芸術」の根源を問い直すような新たな展示コンセプトを模索し、かつて歴史家のヨハン・ホイジンガが唱えた「ホモ・ルーデンス(遊ぶ人間)」を現代的に拡張した「アニマ・ルーデンス(遊ぶ生命)」とも呼ぶべきビジョンを軸に、いま改めて日本のクリエイター・アーティストたちが、世界に対してどんなメッセージを発信できるのかを議論する。

「ars●bit(アーソビット)」の第2弾シンポジウム「アート×ゲームの新潮流をつくる──〈遊び〉と〈芸術〉が融合する世界に向けて」は東京・渋谷の「404 Not Found」にて8月12日に開催。入場料は無料となる。

以下、プレスリリースの全文を掲載しています


ars●bit シンポジウム #2「アート×ゲームの新潮流をつくる──〈遊び〉と〈芸術〉が融合する世界に向けて」、オープン1周年を迎えた渋谷404 Not Foundにて、8月12日に開催。

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ゲーム/遊びを軸にして、あらゆるアートやエンターテインメントを越境していく新時代のBeyond Creators Project「ars●bit(アーソビット)」。今年3月に行われたキックオフイベントに続く第2弾シンポジウム「アート×ゲームの新潮流をつくる──〈遊び〉と〈芸術〉が融合する世界に向けて」が、この7月にオープン1周年を迎えた東京・渋谷の「404 Not Found」(Shibuya Sakura Stage 4F)にて開催。
プロジェクトの中核となるアート×ゲーム分野で、日本発の世界的な芸術ムーブメントをどう構想していくべきなのかを、新たなブレーンを招きながら考えます。

■00年代のスーパーフラット、10年代のチームラボ世界展開、そしてEXPO2025大阪・関西万博のその先は?

戦後日本のポップカルチャーの歴史を現代美術として捉え直した村上隆の「スーパーフラット」、日本的なデジタルテクノロジーの活用で体験型アート施設を世界中に展開するチームラボ、そして現在はEXPO2025 大阪・関西万博のパビリオンでも注目を集める落合陽一が掲げる「デジタルネイチャー」をはじめ、カルチャー×テクノロジー×アートの接触界面からは、これまでも数々のスターやムーブメントが登場しています。

こうした脈絡を受け継ぎ発展させながら、ここにars●bitが推進するゲーム・カルチャーや〈遊び〉にまつわるコンセプトが合流することで、どんな世界像を拓いていけるのか?
現代アートとインディーゲームの領域で分野横断的に活躍するars●bitの中核アーティスト・たかくらかずき氏、および大阪・関西万博でのクロスオーバーイベントをはじめ新たなコラボレーションを企画中のキュレーターの高橋洋介氏を迎え、世界展開への道筋を徹底的に討議します。

■プロジェクト初の本格的な海外企画展〈ART BIT MATRIX -TOKSATSU to VIDEOGAME-〉が8月末からシンガポールで開幕。さらに欧州展開に向けて、日本のアート×ゲームは何を発信できるのか?

とりわけ2025年8月29日から10月19日にかけて、本プロジェクトの中核イベントとしてホテルアンテルーム京都で開催中のアート×ゲーム企画展art bit -Contemporary Art & Indie Game Culture-と、たかくらかずき氏がキュレーションしたグループアート展キャラクター・マトリクスとがフュージョンした新たなグループ展ART BIT MATRIX -TOKSATSU to VIDEOGAME-が、シンガポールのMIZUMA GALLERYにて開催されます。

ars●bitプロジェクトとしては初めての本格的な海外でのキュレーション展となる本展を足がかりに、どんな芸術ムーブメントが構想できるのか。『ゴジラ』から『ポケモン』へと続く戦後日本80年のポピュラーカルチャー、原爆から生成AIへと至るテクノロジーの歴史を出発点に、アジアや日本の宗教美術、さらには〈遊び〉と〈芸術〉の根源を問い直すような新たな展示コンセプトを模索。
かつて歴史家のヨハン・ホイジンガが唱えた「ホモ・ルーデンス(遊ぶ人間)」を現代的に拡張した《アニマ・ルーデンス(遊ぶ生命)》とも呼ぶべきビジョンを軸に、いま改めて日本のクリエイター/アーティストたちが、世界に対してどんなメッセージを発信できるのかを議論します。

■開催概要

名称:ars●bit シンポジウム #2「アート×ゲームの新潮流をつくる──〈遊び〉と〈芸術〉が融合する世界に向けて」
日時:2025年8月12日(火) 16:00〜19:00
会場:404 Not Found
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町1-4
Shibuya Sakura Stage SHIBUYA SIDE 4F
JR山手線「渋谷駅」より新南改札を出て徒歩3分
https://www.404shibuya.tokyo/

入場料:無料

主催:一般社団法人渋谷あそびば制作委員会 / 404 Not Found

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助成:

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■プログラム

◯モデレーター:
石川武志(404 Not Found プロデューサー / 渋谷あそびば制作委員会理事)

◯パネラー:
たかくらかずき(アーティスト / ART BIT MATRIX共同キュレーター)
高橋洋介(キュレーター)
豊川泰行(ホテルアンテルーム京都マネージャー / art bit キュレーター)
中川大地(評論家 / 編集者)
村上雅彦(Skeleton Crew Studio 代表取締役 / 渋谷あそびば制作委員会代表理事)

16:00 【セッション1】ars●bitプロジェクトの展開状況
〜プロジェクトの状況紹介、art bit #5、DiGRA 2025、フランス・アルル視察など〜

16:30 【セッション2】ロードマップ2025-2026
〜企画展〈ART BIT MATRIX〉、EXPO 2025 でのコラボレーション計画など〜

17:00 【セッション3】共同討議:アート×ゲームの新潮流をどう世界に発信するか?
 〜〈遊び〉と〈芸術〉が融合する新コンセプト《アニマ・ルーデンス》を中心に〜

■Beyond Creators Project「ars●bit(アーソビット)」について

Beyond Creators Project「ars●bit」は、文化芸術活動基盤強化基金(クリエイター支援基金における分野横断的新領域の1事業として採択され、一般社団法人渋谷あそびば制作委員会を実施主体として2025年3月より本格始動しました。
「文化芸術活動基盤強化基金」とは、文化庁からの補助金により、次代を担うクリエイター・アーティスト等の育成と、その活躍・発信の場である文化施設の次世代型の機能強化に対して、弾力的かつ複数年度にわたって支援するという目的のもと、独立行政法人日本芸術文化振興会に新たに設置された基金です。

本プロジェクトでは、国際交流拠点である渋谷と京都をホームに、アーティスト/クリエイター向けのセミナー・研究会やクリエイティブジャムなどを通じた作品制作支援、国内外での作品発表の場となる展覧会やイベント、さらには国際ゲームショウやアートフェアへの出展など多岐にわたる活動を通じて、日本発の新たなマーケットの開拓と文化コンテクストの醸成に挑みます。

ライター
『The Elder Scrolls』や『Dragon Age』などの海外RPGをやり込むことで英語力を身に付ける。個人的ゲーム史上ナンバーワンヒロインは『Mass Effect』のタリゾラ。 面白そうなものには何でも興味を抱くやっかいな性分のため、日々重量を増す欲しいものリストの圧力に苦しんでいる。

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