「個性豊か」なんて言葉じゃ、もはや生ぬるい。強烈すぎる美少女キャラたちが群雄割拠する『プリンセスコネクト!Re:Dive(プリコネR)』が今、「ヤバイわよ!」では済まないヤバイ事態になっている。
全騎士くん(プレイヤー)に合法的なバブみを提供してくれていた、我らがサンクチュアリ「大天使・コッコロたん」が、まさかの「大人の姿」になってしまったのだ。
コッコロたんからコッコロさんへ──。事件(?)が起きたのは、12月15日に実装されたメインストーリー第3部の最新話(第15章前編)のこと。
大人になった経緯ついては、ぜひゲーム内で確認していただきたい。慣れ親しんだ愛くるしい少女から大人の女性へ。変身する様子は、アニメーションで描かれた。ちょっぴりドキドキしちゃう描写もあるので、周囲に誰もいない環境で見るのがおすすめだ。
そして……そんなコッコロさんが、12月31日から開催されるガチャ(プリンセスフェス)に登場することが、発表された。

これは、少々まずいかもしれない。
というのも、今回のコッコロの大人化は「主さま(騎士くん)への溢れんばかりの想い」がきっかけに起こったと言っていい(はず)。
実際、大人の姿になったコッコロさんは主さまに対して「一緒にお風呂に入っちゃう宣言」や「あーんしちゃう宣言」を発令。さらに……
愛の告白ーーーーーっ!!
身体が成長したことで、コッコロ自身の理性のブレーキが壊れてしまった。そんな疑惑がある。いや、確信すらある。
そんなコッコロさんが、ガチャに登場する。つまり、キャラ個別のストーリーが追加されるわけだ。ゴクリ……。いったいどうなってしまうんだ。

文/竹中プレジデント
コッコロはいかにして「ママ」になったのか?
いったん冷静になりたい。今でこそ我々はコッコロのことを自然と「コッコロママ」と呼んでしまっている。しかし、なぜ彼女のことを「コッコロママ」と呼ぶようになったのだろう。
コッコロは、主人公に仕えるガイド役として登場する。ゲーム冒頭、目を覚ました主人公の目に最初に飛び込んできたのが彼女の姿だった。
鳥のヒナには、最初に見たものを「親」と認識してしまう習性がある。ゲーム開始時点で、我々にとってコッコロは「親(ママ)」という存在として刷り込まれていた可能性は否めない。
記憶を失い、まるで赤ちゃんのような主人公。その主人公を献身的にお世話するコッコロ。その姿から「ママ」を連想してしまうのも無理はない。
しかし、コッコロの年齢は11歳。身長140cm。見た目も幼い。リリース当初から、彼女を見て「ママだ!!」と叫んでいた人は極少数だったはずだ。
実際、コッコロを演じる声優の伊藤美来さんもリリース当初に演技する際には「コッコロとママ要素は結びついていなかった」【※】と語っている。

そんななか、転機が訪れる。2019年に公開されたストーリーの次回予告だ。当時はメインストーリー第1部が完結を迎え、第2部がスタートするタイミングだった。
突然、彼女自身の口から「はい、主さま、ママですよ」と、自らを「ママ」と認めるようなセリフが発せられたのだ。
その次回予告では謎の新キャラの姿も描かれていた。しかし、それどころではなかった。ママ? 誰が? コッコロが?? ママなの……?? この「公式ママ化事件」は、当時の『プリコネR』界隈に大きな衝撃を与えた。
実際、メインストーリー第2部の幕が上がると、第1部を通してたくましく成長した主人公はまたもや記憶喪失に。完全に赤ちゃん化してしまっていた。そしてそこには、そんな主人公をうれしそうにお世話するコッコロの姿が……。
なお、伊藤美来さんは、この「公式ママ化事件」を受けて「もうママになっていいんだ! 」と思ったそうだ。そして、メインストーリー第2部以降では「より母性や包容力みたいなのを足してお芝居をしている」と明かしてくれた。
ママの萌芽、そして開花。
コッコロ自身が「ママ」を自認することで、コッコロママがコッコロママとして歩み始める。「はい、主さま、ママですよ」というセリフは、そんなターニングポイントだったのかもしれない。
「大人の姿」になったコッコロさんを前に、我々は尊厳を保てるのか
ときは現代。我々の全細胞が待ち望んでいた発表があった。記事冒頭でも触れたコッコロさんのガチャ登場だ。
正直、めちゃくちゃうれしい。うれしいのだが……同時にちょっと怖い。大人になったコッコロさんに我々はどのようなお世話をされてしまうのだろうか。

成長した見た目に対して「もどして」と願う声も聞く。紳士として抱く自然な気持ちだろう。しかし、ここでは大人の姿になったコッコロさんだからこその魅力に目を向けたい。
というのも、身体が成長を遂げたということは、それに引っ張られて精神に変化を及ぼす可能性が高い。
「主さまのお世話をしたい」「管理したい」と、ただでさえママ欲求が高かったコッコロだ。これまで「私は従者だから」と自制していた部分もあったかもしれない。いや、きっとあったに違いない。
それが、身体の変化により心の制御できなくなる……。そんな事態は十分にあり得る。というか、あってほしい。


「この姿のコッコロがそばにいるとき、シェフィは無条件で“赤ちゃん化”してしまうという設定があります」
これはシナリオ担当へのメールインタビューにて発覚した情報だ。シェフィが、抗えずに赤ちゃん化してしまう。それほどまでにコッコロさんの包容力がすさまじいことなのだろう。
ならば、もともと「赤ちゃん」としての素質十分の騎士くんが、大人としての尊厳を保ったまま彼女と接することができるだろうか。いや、到底無理な話だ。
大人のコッコロに「よしよし」された瞬間、脳はバグり散らかし「バブー」以外の言葉を失ってしまうことになる。我々になすすべはない。
なにより恐ろしいのが、ガチャでお迎えに成功すると、マイページに設定できるようになることだ。
ログインのたびにコッコロさんに会える。つまり、日常生活の中にコッコロさんが寄り添ってくれることになる。朝起きたら「おはよう」と言われ、お昼休みには「お仕事がんばって」と応援され、夜にはやさしく「お休み」と言ってくれる(すべて妄想)。
人間としての尊厳を保てる気がしない。スマホの前で産声を上げるだけの存在になり果ててしまうかもしれない……。
かつての騎士くんたちへ。最近の『プリコネR』はブレーキが壊れてる
今回のコッコロ大人化事件に際して、SNS上では現役ユーザー以外にも反応している方をちらほら見かけた。もしかしたら、コッコロさんに会うために復帰を考えている方もいるかもしれない。
そんなかつての騎士くんたちへ伝えたい。コッコロの大人化だけではない。最近の『プリコネR』はブレーキが壊れていると。
8周年を目前にして、安定を目指して守りに入るどころか、ニトロエンジンを搭載してフルスロットルで加速している。それが最近の『プリコネR』だ。





最後に、筆者自身も長期(3年くらい?)にわたって『プリコネR』をお休みしていた期間がある。
復帰してみて、「プリンセスナイト強化」というシステムや「属性」の概念が追加されていた際には驚いた。正直、復帰直後は「面倒くさそう……」と思ったものだ。しかし、お休み期間を経たことで「強さ」を追及する想いは薄れていたのもあり、とくに気になるものでもなかった。
逆に、性能を気にせず推しキャラのガチャのみを回せるようになったのは、いい意味での変化だったかもしれない。ライトに遊ぶ分には復帰ハードルが低い環境であったのも、継続プレイに繋がった要因だ。なお、最近はカムバックミッションなども追加され、さらに復帰しやすい環境となっている。

ちなみに、12月31日からコッコロさんが登場するガチャは、「プリンセスフェス」と呼ばれる、最高レアリティの排出率が2倍(3%→6%)になるガチャのお祭りだ。
登場するキャラの性能も強力なものに調整される傾向にあるため「ガチャの回し時」とも言われている。
加えて、最大140連のガチャ無料キャンペーンも開催中なので、復帰タイミングとしてはかなりよさげ。
12/21(日) 05:00から「1日1回10連ガチャ無料キャンペーン」を開催します!
— プリンセスコネクト!Re:Dive公式 (@priconne_redive) December 20, 2025
キャンペーン期間中、開催中のガチャの[10回引く]を1日1回無料で引けます!
※ガチャ更新時、無料で引ける回数は更新されません。
詳細はお知らせをご確認ください。https://t.co/BLv9x163Qx#プリコネR pic.twitter.com/07LhHwIXWd
……というわけで、コッコロさんがガチャにくる。
ジュエルは足りているだろうか。赤ちゃんになる準備はできているだろうか。溶かすための理性は残っているだろうか。
イエス! イエス!! イエス!!!
我々はもう進むしかない。大人の姿になったコッコロさんにお世話してもらえる(?)までもう少し。震えながらガチャの更新を待ちたいと思う。
『プリコネR』新グッズが続々登場





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