8月6日、英国のゲームジャーナリストAndy Robertson氏が開発するサービス「Ludocene」が海外向けに正式リリースされた。「ゲームとのマッチングアプリ」を謳う本サービスは、ユーザーが好みのゲームを発見することを手助けすることを目指したものだ。
本プロジェクトは2025年にKickstarterにて開発資金が募られており、1540人の支援者から合計3万5220ポンド(本記事執筆時のレートで約693万円)の資金が集められていた。

ユーザーはゲームタイトルが表示されたカードを「デッキ構築」の要領で集めていく。表示されたカードのうち、プレイ済みで気に入っているものは「LOVED」の欄に、未プレイでプレイしたいと思っているものは「PINNED」の欄に、そして興味のないものは上方向に「スワイプ」して「DISLIKE」であると示すというのが基本の操作だ。
一枚ずつ表示されていくカードのほかに画面下部には「RECOMMENDED(おすすめ)」欄があり、上記のような選択を参考にしたと思われるゲームが表示されていく。また、左上の検索窓からゲームタイトルを検索して表示することも可能だ。さらに、各セッションは保存して後から見返すこともできる。

ゲームを表示したカードは裏返すことができ、簡単な説明やジャンル、対応プラットフォームなどが確認できるようになっている。ただ、リリース直後であるためかここの表記は少し甘いところがあり、例えば『十三機兵防衛圏』が「Fighting(格闘)」ゲームと表記されていたり『ペルソナ』がシリーズ全体で1タイトル扱いになっていたりという具合。
このような不安定さについては製作者のAndy Robertson氏もリリースを告知するXでの投稿にて「まだ完璧ではない」と認めており、今後も開発を続けていく方針であるという。
🎉LUDOCENE LAUNCHED 🎉
— Andy Robertson (@GeekDadGamer) August 6, 2025
So excited to send our game-finder into the world. https://t.co/jdivbauHoJ
If you want a better way to find amazing games that rewards experts & is in the hands of players, this is our shot.
Thank you to the 1000's backers.This is just the beginning. pic.twitter.com/dZNL6XEyr1
また、Ludoceneではゲームのほかに「エキスパート」として、自分の好みに合ったライターやジャーナリスト、ストリーマーなどを同じ要領で探せる機能も用意されている。そのほか、開発を支援するための月3.99ポンドのサブスクリプションも受け付けられている。サブスクに登録すれば追加のエキスパートカードやおすすめゲームを紹介するメール、Discordコミュニティへの参加などが解放されるという。
ゲームとのマッチングサービス「Ludocene」は海外向けに8月6日リリース。なお、現時点で日本語など他言語への対応は不明となっている。