ポケモンを題材にした睡眠ゲームアプリ『Pokémon Sleep』は8月11日、ショート動画シリーズ「ポケ起き」第4弾を公式Xで公開した。
「月曜日、ポケモンたちと過ごす朝」をテーマにしており、今回は『ポケットモンスター サン・ムーン』で初登場したポケモン「キテルグマ」が題材となっている。
爽やかな朝 pic.twitter.com/fho7l9ODSx
— 『Pokémon Sleep(ポケモンスリープ)』公式 @2周年! (@PokemonSleepApp) August 10, 2025
威圧感のある巨体と足音、倒れる丸太や家具を気にせず、起きたばかりの人に駆け寄っていく様子が話題だ。
それもそのはず、キテルグマは「ごうわんポケモン」という分類が示す通り、怪力が特徴のポケモン。仲間と認めた相手を愛情表現として抱きしめようとするが、背骨を砕かれて死に至るトレーナーも多いと図鑑で説明されている。
アローラ地方では最も危険なポケモンと呼ばれることも多いらしく、ゲーム内でもゲーム外でも関連エピソードは枚挙にいとまがない。
【『ポケモン ウルトラサン・ウルトラムーン』発売まで、あと14日!】ショッピングモールで開催しているキテルグマショーに、ハプニング発生! 3匹目のキテルグマの着ぐるみ、中にはいったい誰が!? https://t.co/kSt8vZnWCs #ポケモンウルトラサン・ウルトラムーン pic.twitter.com/K0XjIWLfa0
— ポケモン公式 (@Pokemon_cojp) November 3, 2017
X上ではショート動画に対して「ホラー映像」「初めて“かわいい”より“恐怖”が勝った」「爽やかな朝というより最期の朝」といった声が集まっている。先述のキテルグマの図鑑説明や、各媒体での描かれ方を踏まえれば話題になるのも当然だ。
一方でショート動画をよく観察してみると、このキテルグマに関しては違う見方ができるという考察も多く挙がっている。
代表的なのは、このキテルグマが手ではなく鼻を使って扉を開けているという点。前提として、一般的なキテルグマがどういった方法で扉を開けるのかはわからない。
しかし、進化前のヌイコグマが四足歩行のポケモンであるため、強い力で壊さないように鼻で扉を開ける習慣があり、それは進化後も変わっていないのではないか、との見方がX上で話題だ。
家具などを薙ぎ倒してしまうのも、このキテルグマが進化前の幅感覚で動いているのではないかという微笑ましい考察が見られる。
『名探偵ピカチュウ』に登場するポケモンたちを紹介するよ! ヌイコグマはぬいぐるみみたいだけど……じっとしているのは苦手なのかな? https://t.co/yWt84N7Sn0 #ポケモン #名探偵ピカチュウ pic.twitter.com/iGOhDGX4H1
— ポケモン公式 (@Pokemon_cojp) March 27, 2018
また、動画最後のキテルグマに抱きつかれていた人から「フフフ…」と声が漏れているため、キテルグマとの信頼関係や愛情が動画から読み取れる。ホラーチックな絵面ではあるものの、このキテルグマは人間に対する力の加減に慣れている個体なのかもしれない。
『ポケットモンスター ソード・シールド』のオリジナルアニメ「薄明の翼」では、病院で荷物運びに勤しむキテルグマも登場しており、元から人間と共存する描写が存在するポケモンだ。その上で観察してみると「ポケモンとの生活」という夢のような世界を広げるショート動画であると言えるだろう。
