Valveは、PCゲームプラットフォーム「Steam」におけるユーザーレビューのスコア表記を改め、一部のゲームで「言語別のスコア」が表示されるようにアップデートしたと発表した。
公開されているレビュー数が2000件を超えていて、少なくともひとつの言語で200件以上のレビューがあるゲームに影響するとしている。

今回のSteamのアップデートは、各ゲームやソフトウェアのストアページにおける「圧倒的に好評」や「非常に好評」、「不評」などと表記されているユーザーレビューの「スコア」の表示が、ユーザーが設定している言語別に変わるというもの。
これまで「圧倒的に好評」などの表示は言語に関係なくグローバルな表記になっていたが、日本語ユーザーは、日本語のユーザーレビューに基づいたスコアに変わる形だ。

ただし今回の変更は、公開されているレビュー数が2000件を超えていて、少なくともひとつの言語で200件以上のレビューがあるゲームのみ該当するとのこと。

Valveによると、「ユーザーがゲームを選び、十分な情報に基づいて購入を決めるプロセスにおいて、(今回の変更は)Steamユーザーレビューが役立つようにするための継続的な取り組みの一環」としており、翻訳の問題、文化的なニュアンスの違い、ネットワーク接続の不良など、こうした体験の差を反映するためだという。

なおレビューの内約をもっと詳しく知りたい場合は、「言語別内訳を表示」のリンクをクリックすることで、言語別の詳細ビューとそれらの言語を選択しているユーザーに表示されるレビュースコアを確認できる。
また「すべてのユーザーレビューに基づく総合レビュースコア」を再び表示したい場合は、ストアの個人設定から変えることが可能だ
「個人設定」⇒レビュースコア設定の「個人設定を編集」をクリックし、「Steamでの購入のすべてのレビューを含める」にチェックマークをいれると、以前の総合レビューの表示に戻るものとなっている。