アメリカの映画製作および配給会社であるパラマウントは9月2日、FPS『コール オブ デューティ』(Call of Duty)シリーズを手がけるアクティビジョンとの映画契約を締結した。
本契約のもと、パラマウントは『コール オブ デューティ』をもとにした実写長編映画を開発・製作・配給する。象徴的な同作の世界を大スクリーンで上映し世界中のファンに忘れられない劇場体験を届けることを目的としている。

『コール オブ デューティ』は、第1作『コール オブ デューティ』が2003年に発売されて以降、現在まで毎年新作を出し続けているFPSシリーズ。アメリカでは16年連続でベストセラーのビデオゲームシリーズであり、全世界累計で5億本以上も販売。長年にわたってポップカルチャーの話題をけん引している。
今回の発表では、そんな人気FPSシリーズの実写映画化が決定した。パラマウントは本シリーズを原作とした長編実写映画を製作し、世界中のファン層を魅了する象徴的なシリーズの魅力を継承しつつ、ブランドを全く新しい視聴者層へと拡大していく。
海外メディアVarietyによると、本契約の詳細な評価額などは明らかにされていないものの、契約内容には映画化のほかにもテレビ向け作品を製作する可能性も含まれているという。

本契約に際してパラマウントの会長兼CEOであるDavid Ellison氏は、「『コール オブ デューティ』の生涯のファンとして、これはまさに夢がかなった瞬間です。『コール オブ デューティ』の長年のファンを熱狂させ、全く新しい世代を魅了するような劇場体験を届けるという我々の使命を断固として遂行することをお約束します。」とコメントしている。
また、アクティビジョンの社長であるRob Kostich氏は。「私たちの共通の目標は非常にシンプルです。それは、コミュニティの皆様に愛され、同時にこのシリーズの新しいファンにも興奮とインスピレーションを与える、忘れられない超大作映画体験を創造することです。」と語っていた。