株式会社コナミデジタルエンタテインメントより9月25日に発売された新作ゲーム『サイレントヒル f』について、作中に登場する主人公・深水雛子が“逞しすぎる”とSNSを中心に話題となっている。
本作は、同社が展開するホラーゲーム『サイレントヒル』シリーズ最新作。ホラーゲームということで、プレイヤーのみならず主人公も恐怖に怯える姿を想像できるが、どうやら今作の主人公は言動やフィジカル、メンタルなど覚悟が決まっているシーンが多く見られるようだ。
『サイレントヒル f』は、竜騎士07氏がストーリーを担当した『サイレントヒル』シリーズ最新作となるサイコロジカルホラーゲーム。今作ではシリーズ初の日本が舞台となっており、岐阜県・下呂市金山町の筋骨エリアをモデルにした「戎ヶ丘(えびすがおか)」で、リアルで没入感溢れるストーリーが展開される。9月29日には全世界累計100万本を突破している。
今回話題となっている主人公・深水雛子はそんな戎ヶ丘に住む元陸上部の女子高生。一見すると普通の高校生だが、ゲームが始まり戎ヶ丘がおぞましく変貌する中で、環境に対する異常なほどの適応力を見せていく。
作中では、町が霧に包まれ至ることろにクリーチャーが出現しても、雛子はひるむことなく立ち向かい、鉄パイプやバット、さらには薙刀なども駆使して対等以上に渡り合う。くわえて「帰りな…今日はもう閉店だよ」、「殿は引き受けた」、「死ね!邪魔するヤツはみんな死ね!」など一般女子高生からはあまり出てこないようなセリフも次々と口にする。頼もしい限りだ。
これら雛子の言動や行動はSNS上でも話題となっており、「雛子さんかっこよすぎる」「なんでこの子はこんなに覚悟が決まっているんだ」「陸上部ってこんなこともできるのか」「雛子が強すぎるおかげで怖さが軽減された」など、さまざまな困難を乗り越えようとする逞しすぎる背中に感銘を受けたプレイヤーも多い。
なおゲームの発売前は本作について、18歳以上が対象のCERO:Z指定と「性差別や児童虐待、いじめ、薬物、幻覚、拷問、暴力」を表現するとの記載もあり、かなり攻めた内容になることが予想されていた。さらにホラーゲームということで、プレイヤーのみならず主人公も恐怖に怯える姿を想像する方もいたかもしれない。
しかし実際は、ゲームの表現は上記の要素が所々に盛り込まれてはいるものの、雛子が過酷な運命に直面しながらもそれを乗り越えようと奮闘する勇敢な姿が描かれている。異形のクリーチャーとの戦闘をはじめ、友人や家族との関係値の変化などを経た雛子の生き様には、参考になる部分もあるだろう。
そんな“逞しすぎる”主人公・深水雛子が活躍する『サイレントヒル f』は、9月25日よりPS5、Xbox Series X|S、Steam、Epic Games、Microsoft Storeで発売中だ。