DON’T NODは現地時間10月28日、Netflixと主要IPをベースとした新作ナラティブゲームの制作に関する開発契約の締結を発表した。
本発表は、公式サイト上で公開されている2025年上半期決算資料の中で明かされている。DON’T NODは本契約を通じて、スタジオの専門性を活かし、新たなナラティブ体験を開発していくと表明している。

DON’T NODは、フランスの独立系パブリッシャーおよびデベロッパー。『Life is Strange』や『Tell Me Why』といったのアドベンチャーゲームをはじめ、RPGである『Vampyr』、アクションゲームの『Remember Me』などさまざまなジャンルで独創的なナラティブゲームを制作してきた。
本発表では、DON’T NODがNetflixと主要IPをベースとした新作ナラティブゲームの制作に関する開発契約を締結したことが明かされている。本プロジェクトは現在、DON’T NODのモントリオールスタジオで開発中となっており、Netflixによって公開予定とのことだ。
また資料によると、この協業はDON’T NODの発展における新たなマイルストーンのようで、主要IP向けのストーリーテリング専門家としての地位と、クラウドゲームをふくむ新しいフォーマットを探求する野心を確固たるものにすると記載されている。
あわせて本資料の中では、DON’T NODの収益が380万ユーロ増加の700万ユーロに急増したことや、2月に発売した『Lost Records: Bloom & Rage』以降、コスト削減のためのリソースの再調整を実施したこと、純損失が約半減したことが発表されている。
なおDON’T NODは、2024年10月に発表した2024年上半期決算にて、業績の悪化に伴い、最大69人の雇用が失われる可能性がある再編プロジェクトを検討せざるを得ないと発表していた。今回実施されたパフォーマンス計画では、2025年6月30日時点の従業員数が2024年6月30日と比較して316人から279人へ減少したことが明かされている。
あわせて、2025年後半の計画として10月23日より『The Lonesome Guild』を発売、2026年発売予定の新作ゲーム『Aphelion』の開発、以前より始動しているP14プロジェクトの共同制作に向けた交渉などが予定されているようだ。全文は公式リリースにて確認することができる。
