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「スイッチ2」購入者の“9割”が『マリカ ワールド』を遊んでいると任天堂が報告。スイッチ2ユーザーのうち“84%”が初代スイッチからの移行とも判明。ニンテンドーアカウント数は4億、年間プレイユーザーは1億2800万となっている

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任天堂株式会社は11月5日、決算説明会の内容をまとめた「2026年3月期 第2四半期決算説明会/ 経営方針説明会(オンライン)プレゼンテーション資料」公開した。

本資料では、任天堂より6月に発売された新ハード「Nintendo Switch 2」の好調な滑り出しと、それに伴う業績の向上、そして今後の中長期的な重点事項などがまとめられている。

決算資料ではまず、11月4日に公開された資料でも明らかとなっているように、「ニンテンドースイッチ2」のハードウェアの販売台数が1036万台、ソフトウェアの販売本数が2062万本となったことが報告。これは任天堂のゲーム専用機の発売後約4カ月間の世界累計販売台数として過去最高となったようだ。

なお、ニンテンドースイッチ2に関しては想定を超える需要に応えるため、生産体制を拡充し、引き続きハードウェアの供給に努めるという。また初代ニンテンドースイッチはニンテンドースイッチ2発売後も一定の販売ペースを維持しており、今後も事業環境を踏まえつつ、可能な限り継続していくとのことだ。

さらに、ニンテンドースイッチ2の発売と同時に登場した『マリオカート ワールド』は、ニンテンドースイッチ2購入者の“約9割”がプレイしているというデータも公開。初代ニンテンドースイッチで最も多くの方が遊んだタイトルである『マリオカート8 デラックス』と同様、本作も定番タイトルとして長く遊んでもらいたいと考えているようだ。

くわえて、現在ニンテンドースイッチ2を遊んでいるユーザーの84%が、初代ニンテンドースイッチから移行したユーザーであることも明かされている。移行したユーザーが特定の期間に偏っておらず、まんべんなく移行しており、プラットフォームの世代を超えて関係が続いていることがわかる。

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(画像は「2026年3月期 第2四半期決算説明会/ 経営方針説明会(オンライン)プレゼンテーション資料」より)
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(画像は「2026年3月期 第2四半期決算説明会/ 経営方針説明会(オンライン)プレゼンテーション資料」より)

続けて、任天堂の経営方針および今後の中⻑期的な重点事項では、ニンテンドースイッチ2の発売を契機に、ビジネスの目的をあらためて議論したことが報告。任天堂は「娯楽を通じて人々を笑顔にすること」を存在意義としており、これは常に変わらないと断言している。

そのための指針として、「任天堂IPのファン拡大」 と「長期間にわたるお客様との関係づくり」のふたつの項目を掲げている。それぞれの取り組みにおいて、任天堂が提供する娯楽をユーザーに十分満足してもらえるようなクオリティで届けることを目指しているという。

特に、「⻑期間にわたるお客様との関係づくり」のための基盤として、全世界4億を超える方が作成する「ニンテンドーアカウント」を活用しているようだ。さらに資料では、2025年9月時点での年間プレイユーザーが1億2800万人、Nintendo Switch Onlineの有料加入者数が3400万人であることが指標として示された。

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(画像は「2026年3月期 第2四半期決算説明会/ 経営方針説明会(オンライン)プレゼンテーション資料」より)

 

さらに、ゲーム専用機の枠を超えた取り組みとして。「映像コンテンツ」「キャラクターグッズ」「モバイルアプリ」「ロケーション」の4つの項目が紹介されている。

「映像コンテンツ」では、2023年に公開し大ヒットを記録した『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の振り返りをしつつ、映像制作を担当するニンテンドーピクチャーズ、映画の二次利用事業を進めるニンテンドースターズをそれぞれ子会社として始動していることを報告。ニンテンドーピクチャーズは10月7日にピクミンをテーマにした『Close to you』を公開していた。

この先の展開として、2026年に『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』、2027年に『ゼルダの伝説』の実写映画の公開を予定。今後も継続的に映画を公開できるように準備を進めていくという。

続けて、任天堂が展開するスマートデバイス向けのゲームアプリの累計DL数が全世界9億5000万を突破したこと、ユーザーと直接的なつながりを作る手段として『Nintendo Today!』をリリースしたことが報告されている。

そのほか、キャラクターごとの個性を尊重したグッズやオフィシャルストアの展開、テーマパーク「スーパー・ニンテンドー・ワールド」のグローバルオープンや、博物館「ニンテンドーミュージアム」の実施、イベント「Nintendo Live」の開催など多岐にわたって事業を手掛けていることが紹介されている。

決算資料「2026年3月期 第2四半期決算説明会/ 経営方針説明会(オンライン)プレゼンテーション資料」は現在公式サイトにて全文が掲載中だ。資料の中ではほかにも、任天堂の資産の役割や事業基盤を強化するための資産活用、ESGへの取り組みについても報告されている。

 

ライター
気になったゲームは古今問わず遊ばずにはいられない性格。シリーズ物も大好き。 中学生の時に東方Projectに触れてからゲーム音楽へ目覚め、アトリエシリーズと出会い覚醒。普段聴く音楽が9割ゲーム関連となってしまった。 幅広いジャンルのゲームを遊びながら、まだ見ぬゲーム音楽との出会いを求めて日夜探求し続けている。

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