NASAは、2026年に実施予定の有人月周回ミッション「Artemis II」にあわせて、一般参加者の名前を宇宙船に搭載するキャンペーンを実施している。登録した名前はデジタルデータとして保存され、ミッション本番でOrion宇宙船に搭載される予定だ。
この企画では、専用ページから名前と暗証用のPINコードを登録することで参加が可能となっており、登録後にはArtemis IIミッション用の「搭乗券(ボーディングパス)」が発行される仕組みだ。PINコードは後から再発行できないため、NASAでは各自での管理を呼びかけている。
1.5 million names are flying around the Moon on Artemis II. Is yours one of them?
— NASA (@NASA) January 18, 2026
It's not too late to add your name to the mission—and it's absolutely free: https://t.co/tUAM7BTfjt pic.twitter.com/Thp5NSmeva
なお記事執筆時点では、すでに約200万8801件のボーディングパスが発行されており、多くの参加者がこのミッションに“名前で搭乗”している状況となっている。
Artemis IIは、NASAが進める月探査計画「アルテミス計画」における初の有人飛行ミッションで、4人の宇宙飛行士が月を周回して地球へ帰還する。
搭乗クルーは、司令官のReid Wiseman氏、パイロットのVictor Glover氏、ミッションスペシャリストのChristina Koch氏、そしてカナダ宇宙庁(Canadian Space Agency)所属の宇宙飛行士Jeremy Hansen氏の4名が務める。
ミッションでは、Space Launch System(SLS)ロケットで打ち上げられたオリオン宇宙船が地球低軌道を離脱し、月の裏側を通過する軌道を飛行。地球から最遠で月の向こう側約4600マイル地点まで到達し、深宇宙環境下における宇宙船システムや有人運用能力の検証が行われる予定だ。
打ち上げは、米フロリダ州のケネディ宇宙センター発射施設39Aから行われる計画で、NASAは2026年4月までの打ち上げを目標としている。ミッション期間はおよそ10日間を想定しており、月周回後は地球大気圏へ再突入し、太平洋上へ着水する見込みだ。

