中国・中華圏における旧正月「春節」が2月17日に始まる。そんな中、中国のSNSなどでは『ハリー・ポッター』シリーズ(以下、ハリポタ)に登場するドラコ・マルフォイが春節にふさわしい“縁起物”として流行しており、ハリポタファンや複数の海外メディアから注目を集めている。
例として赤い紙に縁起の良い対句を記し、装飾として家の玄関などに貼り付ける風習の一つ「春聯」においては、文字の代わりにマルフォイの顔が貼られるなど、にわかには信じがたい光景が繰り広げられているようだ。

ドラコ・マルフォイは、純血の魔法使いとして自身らの血統の優位性を強く信じているスリザリン生。プライドが高い上に何かと高慢であり、主人公のハリー・ポッターらとは衝突を繰り返す、いわゆるライバルキャラだ。
『ハリポタ』作中では基本的には“嫌な奴”として描かれている一方、情けない悲鳴をあげて逃げ出す場面なども多く、小物感が強い憎めないキャラクターとして高い人気を誇る。また、“悪”に徹しきれない人間らしさ、両親への強い愛などを時折見せることもあるため、マルフォイというキャラクターの内面を評価する声も多い。
「ワーナー・ブラザース」公式サイトでは「ドラコ・マルフォイが典型的な悪役ではない理由」と題した記事が公開されており、元から世界中で愛されているキャラクターであることに疑いの余地はないだろう。
~今夜のマルフォイ~
— ワーナー ブラザース ジャパン (@warnerjp) November 6, 2020
バックビークさんにシバかれる
↓
ハリーに雪玉を投げられる
↓
ハーマイオニーにシバかれる←NEW!
ロンさん「良いどころか最高だよ!」
ウッ…マルフォイ…がんばれマルフォイ…ッ!#みんなでハリポタ#ファンタスティックハリポタ20周年 pic.twitter.com/My2VkUHnyM
そんなマルフォイが中国各地で魔法のような存在感を放っている背景には、彼の中国名「马尔福」という表記があるようだ。
日本で使用されている漢字で表記すると「馬爾福」となるが、この中には今年の干支となる「馬」、そして縁起の良い「福」の文字が含まれており、マルフォイの名前が“馬が福を持ってくる”ように聞こえてしまうこともあるという。

とある中国のショッピングモールでは春節に向けて、マルフォイが“魔法”でお金や福を招く巨大バナーに起用されるという、これまた目を疑う光景が繰り広げられている。
なお、映画『ハリー・ポッター』シリーズでドラコ・マルフォイを演じたトム・フェルトン氏も、春節における同現象を認知しているようで、海外メディアが報じた巨大バナー掲示の様子を自身の公式インスタグラムのストーリーズ機能で拡散していたようだ。
