Discord社は2月25日、同社が展開するプラットフォーム「Discord」において、3月に導入を予定していた「グローバル年齢確認」を2026年後半に延期すると発表した。本発表は、CTOのスタニスラフ・ヴィシュネフスキー氏による公式声明文で明かされたもの。
ヴィシュネフスキー氏は、2月9日に発表した「グローバル年齢確認」において、説明不足によって「全員に顔スキャンや身分証のアップロードを強制する」という誤解を招いてしまったことについて謝罪。また、ユーザーからの不安や反発を受け、その計画の修正と透明性の向上を約束している。
Discord will soon be expanding teen safety protections worldwide including teen-by-default settings and age assurance designed to create safer experiences for teens.
— Discord Support (@discord_support) February 9, 2026
We’re also launching recruitment for Discord's first Teen Council, creating a space for teen voices to help shape… pic.twitter.com/CW7G4sO38R
2月9日に発表された「未成年者の安全を保護する取り組み」は、全ユーザーの初期設定が年齢にかかわらず最も安全な「デフォルト」状態となり、年齢認証をした成人のみが成人向けコンテンツにアクセスできるようになるというもの。すでにイギリスやオーストラリアでは同様の仕組みが導入されており、そのシステムが世界中に拡大する形となる。
今回のヴィシュネフスキー氏による発表では、実際の年齢確認の仕組みに関する説明不足により、ユーザーに不安や不信感を抱かせてしまったとコメントしている。本来、90%以上のユーザーはDiscord内部のシステムがアカウントの使用状況を判断し自動的に「大人」と判断されるという。
なお、この判定ではメッセージの内容や投稿内容の解析は行われず、内部システムで大人と判断できなかった場合かつ「年齢制限コンテンツ」にアクセスしようとするユーザーにのみ年齢確認が実施されるとのこと。
また、年齢確認については、本人の特定をせずに「年齢層」のみを判定するパートナー企業を利用すると約束。さらに新基準として、生体データがデバイス外に出ない「オンデバイス処理が可能であること」が設定されている。この新基準テストの結果、Persona社との採用を見送ったことも明かしている。

そしてヴィシュネフスキー氏は今後の変更点として、当初3月上旬を予定していた「グローバル年齢確認」を2026年の後半に延期することを発表。さらに、政治やネタバレといった、「18禁ではないが注意が必要な話題」のために年齢制限を使わなくて済むような専用のチャンネルを新設するとコメントしている。
さらに、クレジットカードでの認証を含む代替案が開発中であるほか、使用するすべてのベンダー名とデータ処理方法をウェブサイトで公開するという透明性の確保も約束している。全文は公式ブログにて確認可能だ。
