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ニューヨーク州がValveを提訴。『カウンターストライク 2』『Team Fortress 2』『Dota 2』の「ルートボックス」が、スロットマシンに類似した違法ギャンブルに該当すると主張

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2月25日、アメリカ・ニューヨーク州のジェームズ司法長官は、ビデオゲーム開発会社のValveを提訴したと発表した。

発表によれば、同社が提供する人気ゲームに組み込まれた「ルートボックス」と呼ばれる仕組みが、違法なギャンブルにあたるとして是正を求めている。記事執筆現在、Valveからのコメントは発表されていない。

ニューヨーク州がValveを提訴。『カウンターストライク 2』などの「ルートボックス」が違法ギャンブルに当たるとして_001
(画像は「Steamコミュニティマーケット」より)

ニューヨーク州が問題視しているのは、同社が提供する『カウンターストライク 2』『Team Fortress 2』『Dota 2』などに実装されている「ルートボックス」と呼ばれる仕組みだ。

これはゲーム内通貨、あるいは現実の通貨を支払うことで「箱」を開封し、ランダムにアイテムを獲得できる機能。発表の中で司法長官事務所は、これがスロットマシンに類似した違法ギャンブルに該当すると主張している。

今回指摘されているこれらのゲームにおいて、ルートボックスから排出されるアイテムは、キャラクターの帽子や武器の外見を変更する装飾品にとどまり、ゲームの進行を有利にするような機能は一切持たない。しかし、司法長官事務所は、Valveがアイテムごとの排出確率を意図的に操作することで、希少なアイテムに極めて高い資産価値を生み出していると指摘している。

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(画像はニューヨーク州司法長官事務所の公式サイトより。2024年6月に100万ドル以上で取引されたとされるAK-47のスキン)

同事務所の調査によれば、希少な仮想アイテムのなかにはオンライン上で100万ドル以上で取引された事例も報告されており、投機的な売買の対象となっている。プレイヤーは獲得したアイテムを「Steamコミュニティマーケット」で売却して、他のゲームやアイテムの購入資金に充てることができるほか、外部サイトを通じて直接現金化することも可能となっている。

訴状では、同社がこうした第三者の取引市場の運営を容認し、実質的に支援することで数十億ドルの収益を上げていると言及した。また、高額なアイテムを狙ったハッキングや詐欺行為も頻発しているという。

ジェームズ司法長官は、こうした仕組みが特に未成年者に対して深刻な悪影響を及ぼすと懸念を表明している。

ニューヨーク州は今回の訴訟を通じて、Valveに対して違法なギャンブル機能の提供停止、ニューヨーク州の消費者が失った資金に対する返金、不当に得た利益の返還と、その3倍に相当する罰金の支払いを求めている。

ライター
物心ついたころからFFとドラクエと共に育ち、The Elder Scrolls IV: オブリビオンで洋ゲーの沼にハマる。 ゲームのやりすぎでセミより長い地下生活を送っていたが、最近社会にリスポーンした。 ローグライクTCG「Slay the Spire」の有志翻訳者。
Twitter:@Gre_zzz

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