4月14日、硬派な宇宙MMORPG『EVE Online』の運営チームは、新規プレイヤー向けの専用リージョン「Exordium(エクソルディウム)」が導入されることを公式サイトにて明らかにした。
本作は広大な宇宙を舞台に、採掘や交易、海賊行為から巨大企業間の戦争まで、プレイヤーが自由なロールプレイを楽しめるゲームだ。全世界のプレイヤーが単一のサーバーで経済と政治を動かしている。

その自由度の高さゆえに、過去には「B-R5RBの大虐殺」と呼ばれるユーザーによる数千人規模の戦争が勃発。破壊された宇宙船の被害総額は現代の日本円にして「約5240万円」に達するなど、容赦のない世界であることが知られている。
そうした過酷な側面は新規プレイヤーにとって高い敷居となっていたが、この度ゲームの基本を安全に学び、仲間を見つけるための場所として、53の星系からなる空間が新設されることとなった。

記事執筆時点では本作の新規プレイヤーはある程度保護されている設定にされているが、「Exordium」には境界内でのPvP(対人戦)が完全に禁止される「スタータースペース」が導入される。
このエリアは新たなセキュリティレベルが特定の数値に設定され、ハイセク(安全圏)における合法的な交戦もおこなわれないという。
これにより、新規プレイヤーは「いつベテランに襲われるか」という不安を抱くことなく、移動操作やシステムの学習に集中できる。なお、既存のセキュリティレベル1.0の星系はすべて0.9へと変更される。

また、採掘や戦闘、ハッキングなどのPvEコンテンツも初心者向けに調整された。特別な税率が適用されるなど報酬も低く設定されており、リスクと見返りのバランスが取れた箱庭となっている。
さらに、新規プレイヤー全員がこの地域でスタートするため、友人との合流が格段に容易になる。ベテランプレイヤーが初心者を指導したり、企業が勧誘を行ったりするコミュニケーションのハブとしても機能する見込みだ。

CCPの手がける『EVE Online』はPC(Windows、Mac)向けに基本プレイ無料で配信中だ。Steamなどからもプレイ可能となっている。
