デザイン事務所AMIX代表のグラフィックデザイナー・トミナガハルキ氏は8月25日、ウェブサイトに仕掛けられた「だましのUI」について学べる体験型サイト「ダークパターン博物館」を無料公開した。
「ダークパターン」とは、買う気のない商品を買わせる、契約の解約を邪魔するといった手段でユーザーを欺き、望まない行動へ誘導するUIデザインを指すワード。
本サイトでは、ネットを利用している者であれば誰もが目にしたことのあるような悪質な“仕掛け”がパビリオン仕立てで登場。実際に巡って見破ることで「ダークパターン」への対策意識を高められる。

ダークパターンの展示は複数に跨っており、本物の「閉じるボタン」が巧妙に隠されているネット広告や、不要なオプションやメール購読にチェックを入れるかどうかを惑わせる登録フォームなどをラインナップ。
ゲームのように出題される各展示をクリアすると「スタンプラリー帳」にスタンプが押され、最終的には「ダークパターン鑑定士」に認定される。
認定番号付きの認定書まで発行されるが、もちろん展示や資格も含めて作り物のパロディであり、課金・登録・個人情報の送信などは発生しない。安全に騙されまくって、成果を持ち帰ろう。
認定書が保存できるようになったのと、認定番号が発行されるようになりました。 https://t.co/T50XFOB4sg pic.twitter.com/9Ne7vxXNYp
— トミナガハルキ | フリーランス歴10年な人 (@asobodesign) August 25, 2026
なお、本サイトでも触れられているが「ダークパターン」という呼称を巡っては「ディセプティブパターン(欺瞞的パターン)」という呼称が推奨されることも。「ダークパターン」の命名者であるUX専門家ハリー・ブリヌル氏も言い換えを進めている。
また、本サイト公開の前日にあたる8月24日には、消費者庁の有識者会議が「ダークパターン」への規律を盛り込んだ中間取りまとめ案を公表。特定商取引法の改正を視野に入れており、通常国会への関連法案提出を目指すとしている。
タネを見破るとスタンプが押せるよ! pic.twitter.com/wzHQxFyoDJ
— トミナガハルキ | フリーランス歴10年な人 (@asobodesign) August 25, 2026
