『バトロワ』をゲームで体験? 早くも2017年ベストの声上がる『PUBG』を語り尽くす。Steam史上最大同接数を記録した、いま世界的人気のゲームで君も「ドン勝」三昧へ!?

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 最新ガジェットから話題のツール・サービスまで、一週間分のテック・ガジェットニュースを配信するポッドキャスト「backspace.fm」。テクノロジー系ブロガードリキン氏@drikin)とITmedia NEWSチーフキュレーターmazzo氏@mazzo)、メンバーの紅一点・結花さん@0oyukao0)らよるトーク、さらに多彩なゲストによる貴重なお話がたっぷりと聞けてしまうという番組だ。

 この放送の中から、特に電ファミ読者に読んでほしいゲームに関する内容をピックアップ。テック系ジャーナリストたちによる深くて濃ゆいトークを、書き起こして皆さんにお届け!

backspace.fm

 今回は、2017年8月21日の放送をお届け。いま話題のMMO FPS/TPSゲーム『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』について、ゲストとしてお迎えしたネットウォッチャーのオチューン氏@otsune)が解説。そのトークを抜粋して紹介しよう。


映画『バトル・ロワイアル』のようなゲーム?

ドリキン氏:
 ここからは、今さら聞けない『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』(以下、『PUBG』)【※】、ということでお送りしていきます。

※PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS……略称はPUBG。2017年3月にSteamで早期配信された、MMO・FPS/TPS。2018年春に正式なリリースが予定されている。韓国に拠点を置くBlueholeによる制作。ひとつのサーバーに100人のプレイヤーが集まると戦闘が開始され、最後の1人になるまで戦い抜くというもの。ストーリーは存在せず、ゲーム開始時はアイテムも所持していないため、各自がフィールドで調達せねばならない。日本映画『バトル・ロワイアル』に着想を得て制作された。
(画像はPLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDSの公式Facebookページより)

オチューン氏:
 タイトルは、“「プレイヤーアンノウン」というハンドルネームの人の、バトルグラウンド”という意味ですね。

ドリキン氏:
 あ、それで『PUBG』なんだね。けっこう新しいゲームなんですよね?

オチューン氏:
 もう、流行ったのは今年の初めからかな? 去年の暮れくらいから出てるんだけど、盛り上がったのは今年に入ってから。【※】

※アーリーアクセス版が2017年3月23日に配信開始。

ドリキン氏:
 このゲーム、すげぇざっくりいうと、100人オンラインでマッチングされた人たちが、1つの無人島みたいなトコロにボンって集められて、バトルロイヤルで最後の1人まで生き残る、みたいな感じですよね。

マッチが始まるまで、他のプレイヤーたちと同じ空間で待つことになる
(画像はPUBG – Meme Island (Lobby Compilation)より)

オチューン氏:
 そうそう。お互いに殺しあって、最後の1人になったら勝利! というだけの、単純なルール。

ドリキン氏:
 まぁホント、映画『バトル・ロワイアル』【※】というか、“オンライン鬼ごっこ”というか。
 ……今はPCプラットフォームメインで、しかもベータ版みたいな扱いなの?

※バトル・ロワイアル……2000年公開の日本映画。深作欣二監督による、高見広春の同名小説を原作としている。中学生たちが殺し合いを強いられるという過激な内容のため、R15+指定とされた。
(画像はAmazonより)

オチューン氏:
 「アーリーアクセス」っていうステータスですね。今はまだ開発中だけど、一応βテストみたいな。で、「みんな、参加してね」っていう。

ドリキン氏:
 有料なんですか?

オチューン氏:
 今Steam【※】で3300円ですね。

※Steam
アメリカのゲームメーカーValveが、2003年にサービス開始した、PCゲーム、PCソフトウェアおよびストリーミングビデオのダウンロード販売とハードウェアの通信販売、デジタル著作権管理、マルチプレイヤーゲームのサポート、ユーザの交流補助を目的としたプラットフォーム。

ドリキン氏:
 早期アクセスでも、ちゃんとお金はとってるんだ。

オチューン氏:
 まぁ、正式になるともっと高くなるけど、早期アクセスで「割安で、今ゲームできますよ」っていう状態。

ドリキン氏:
 なんかあの、YouTubeのゲーム実況とかでもそうだけども、まぁボクも、ちょっと前からは知ってたけど、このグラフィックがリアルで、ほんとに『バトル・ロワイアル』的じゃないですか。リアル『LOST』【※】の島みたいな感じでリアルなんですよ。

※LOST……2004〜2010年まで米ABCで放送されていたテレビドラマシリーズ。怪奇現象の起きる謎の島に墜落した旅客機から生存した48人が、生き延びるため協力し合いながら島の秘密に迫っていく様が描かれた。製作・監督・脚本は、J・J・エイブラムス。
(画像はAmazonより)

ドリキン氏:
 殺し合うゲームだから「ちょっと刺激が強すぎてイヤだな」と思ってたんだけど……なんでプレイしはじめたんでしたっけ? なにかの機会でオチューンさんとかとチャットしてて、「これやろう」って盛り上がったんでしたっけ? Steamで割引してたから、「これだったらやっとくべきか」みたいな話をしてて……。

オチューン氏:
 それで、backspace.fmのDiscord(以下、ディスコード)【※】チャットとかでも、リスナーの人たちが「これ買わないとダメでしょ」みたいな流れになっていたよね。

※Discord
2015年夏に登場したチャットツール。専用クライアントの導入などが必要なく、また多くのゲームに対応していることから、ゲーマーたちの人気をあるめている。

ドリキン氏:
 そうそう。お互いがお互いに──「どうぞどうぞ」じゃなくて──『レミングス』【※】のように、散財のガケに落ちていくっていう(笑)。けっこう買いましたよね、何人かで。
 で、オチューンさん以外で、backspace.fm界隈では、今誰がプロフェッショナルなんですか? ブランクさんとか? オチューンさんとか?

※レミングス
1991年に欧米でAmiga用に発売された、イギリスのDMA Design(当時)が開発したアクションパズルゲーム。ステージを移動するレミング(和名はタビネズミ。集団自殺をすると誤解されていた)たちを誘導してゴールまで運ぶ。誘導に失敗すると、大勢のレミングたちが止めどなく崖に流れ込んでしまう、といった悲しい結末も。

オチューン氏:
 ちょっとディスコード中毒のリスナーの何人かが、けっこういるかな。

ドリキン氏:
 オチューンも今一番ハマってるのはコレ?

オチューン氏:
 そうね。やってるゲームのTOP1だと思うよ、たぶんこれ。

スタート時はみんなパンイチ!?

ドリキン氏:
 『スプラトゥーン』【※】とかだと、レベルがどんどん上がっていくといい武器を手に入れられるけれど、この、『PUBG』に関しては、基本的にはパンイチから始まるんですよね。パンツ1枚で。

※スプラトゥーン
2015年に任天堂が発売した、インクを撃ち合うアクションシューティングゲーム。ゲーム終了時の色のついたフィールドの面積で勝敗が決定するというユニークなルールが話題となり、ゲーム史に刻まれうる大ヒット作となった。2017年7月には、Switch版『スプラトゥーン2』が発売された。

オチューン氏:
 武器とか一切ない、服しか着ていない状態で、島に落とされる。

ドリキン氏:
 飛行機でブーンって行って、降りていくトコロからリアル過ぎて、「うっ」てなるよね。

(画像はPLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS公式Facebookより)

オチューン氏:
 もう帰りたくなる。

mazzo氏:
 しょっちゅう飛行機に乗ってるから「自分がいつか、そうなるんではないか」みたいな。

ドリキン氏:
 しかもボク明日、ああいう感じのプロペラ飛行機に乗りに行くんですけど、ゲーム気分で飛び降りちゃったらどうしよう(笑)。

飛行機から飛び出した瞬間の図
(画像はSERIOUS Player’s BATTLEGROUNDS – “Yolo on the Battlegrounds” #1 (PUBG Squad Gameplay)より)

オチューン氏:
 『PUBG』は、最初はホントに何もない状態からはじまって、無人島にある放棄された都市内の誰もいないトコロに行って、落ちているイロんな武器や弾薬を拾って、いち早くそれを使えるようにして、他の人と戦う、みたいなゲームです。

ドリキン氏:
 しかもコレ、よくできてるんですよね。島がけっこうデカイから、プレイヤーによってはどこかに逃げていれば、まぁある程度まで生き残れそうなものなんだけれど、だんだんマップが狭くなってくるんですよね。

オチューン氏:
 そうそう。ランダムに真円が現れて、その円の外側のエリアにいると体力がどんどん減ってく、みたいな。

この青白い膜の外は「エリア外」とされる。エリアの範囲は画面右下のマップからも確認できる
(画像はBarrier Kill PUBGより)

ドリキン氏:
 見えない壁にどんどん迫られて……。

オチューン氏:
 みんな円内にいなくちゃ死んじゃうから、どんどん円内に集まってくる、みたいなルール。

mazzo氏:
 米ドラマの『UNDER THE DOME』(以下、『アンダー・ザ・ドーム』)【※】みたいな感じ。

※UNDER THE DOME……2013〜2015年まで放送された米ドラマシリーズ。原作はスティーブン・キングの同名小説。突如現れた謎の透明なドームに覆われ、外界から完全に隔離されてしまった田舎町「チェスターズ・ミル」を舞台に、ドーム内に取り残された住人たちが脱出を試みる物語。
(画像はAmazonより)

ドリキン氏:
 そうそう。あの『アンダー・ザ・ドーム』の、まさにあの壁ですよ。

mazzo氏:
 途中からクソドラマになった、あの(笑)。

ドリキン氏:
 あれ、最初はすげぇよかったのにねー。最後がっかりでしたけどね。

オチューン氏:
 映画『バトル・ロワイアル』とかドラマ『アンダー・ザ・ドーム』とか、イロイロ合わせたみたいな感じですね。

元ネタは『Arma 3』のMODだった

mazzo氏:
 やっぱり「閉鎖空間で、人が死んでいく」っていうところに、みんな見所を感じるんですかね。

ドリキン氏:
 なんだろうね、人間の本能なのかなぁ。怖いわぁ。

オチューン氏:
 まぁ『PUBG』は、殺伐としたノリなんだけど、ゲームのルールはよく練られていて。このゲームは、もともと『マインクラフト』【※1】のMODだったり、ミリタリーFPS『Arma 3』【※2】のMODの「100人バトルロイヤルモード」っていうのが元ネタで、『Arma 3』のMODを作ったBrendan Greeneって方が、新しく作り直したのが『PUBG』なんです。

※2 Arma 3……チェコのBohemia Interactive社が開発し、2013年発売したWindows用のミリタリーFPS。コミュニティが作成するミッションやMODが豊富に存在する。
(画像はArma 3より)

 たぶん2017年ベストゲームになるのが確実なんじゃないかっていうくらい、ヒットしてる。

※1 マインクラフト
2009年にスウェーデンのMojang社が開発・リリースしたパソコン向けのサンドボックス型ゲーム。ゲーム世界を構成するブロックを地面や空中に配置し、自由な発想で建造物などを創作することができる。ゲーム好きの大人のみならず、その人気は中高生など世界中の子供にも波及。ゲーム実況やMODとの相性も良く、現代における重要作品とされる。

ドリキン氏:
 やっぱり今はコレがナンバーワンなんですか?

オチューン氏:
 そうですね。オンラインの同時プレイ人数が50万人突破【※】とか、スゴイことになってるね。

※収録当時。9/19日現在ではSteam史上最大となる130万人を突破している。

ドリキン氏:
 最初からやっても基本的に同じ条件でできるのがいいよね。

オチューン氏:
 長くても30分くらいで1ゲーム終わるから、2時間も3時間もつきっきりにならなくてもいい。

ドリキン氏:
 それはいいですよね。だって、あの緊張感で3時間とかプレイしたら、もう集中力の勝負になってきて、精神が衰弱しますよマジで。

残りプレイヤーがラスト3人という状況で、他の2プレイヤーから隠れつつ冷静に戦況を観察している図
(画像はBarrier Kill PUBGより)

実は逃げてる方が強い? 勝つための多様な戦略

ドリキン氏:
 ホントすげぇよくできてて、拾った銃で適当にバンバン撃ってたらその銃声のせいで他のプレイヤーに見つかって殺されたりする。武器を持ってるからって、あんまり使っちゃいけないんですよね。

オチューン氏:
 この手の戦争ゲームってけっこう、銃で片っ端から敵を撃っていくというのが“強い”になりがちなんだけど、逆に『PUBG』は、銃で戦っていると他のヤツがそれを聞きつけて後ろから撃ってくる。まさに漁夫の利なんです。

ドリキン氏:
 音がめっちゃ重要ですよね。

オチューン氏:
 うん。だから、ちょっと遠いトコロをクルマが走っているのを見かけたら、“撃たずにこっそり隠れて逃がす”とかの方が、生き残りやすかったり。

ドリキン氏:
 そうそう。空き家のトイレに隠れているときに突然クルマの音がしたら、メッチャ怖いからね。

mazzo氏:
 そこから一歩も動かずに、じーっと待ってるんですよね。

オチューン氏:
 そうそう。突然ドアがバンって開いて、撃ち殺されたりとかして。

ドリキン氏:
 完全にコレ、ドラマで見る世界だよね。いやーヤバイっす。結花さん、プレイしてみたいですか?

結花氏:
 なんか『The Walking Dead』【※】みたいですね。

※The Walking Dead……2010年から放送されている米ドラマ。ゾンビによる世界の終末を迎えた後の物語で、「ウォーカー」と呼ばれる死人の集団から逃れつつ、安住の地を求めて旅をする少人数グループの奮闘が描かれる。現在はシーズン7まで放映されており、すでに続編の制作も決定している。
(画像はAmazonより)

オチューン氏:
 あーそうそう。“生き残る”的なヤツ。

ドリキン氏:
 こういう殺伐系って、好きじゃなかったっけ?

結花氏:
 好きですね。

オチューン氏:
 確かに、結花さんがやったら、けっこうハマるかもしれない。

結花氏:
 えーでも絶対怖そう。

オチューン氏:
 ギャーギャー言いながら、すごいハマってそう。

結花氏:
 間違いなくギャーギャー言います、きっと。

ドリキン氏:
 このゲーム、戦略がすごく大切なんでしょ?

オチューン氏:
 そう。

結花氏:
 ずっと隠れるだけじゃダメなんですか?

オチューン氏:
 隠れていてもいいんだけど、隠れてるとエリアがランダムに縮まっちゃって、エリア外に必ず出てしまう。だから、どこか人がいないところに隠れていても、エリア外になって体力が減って、自然死する、みたいな。

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