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『バトロワ』をゲームで体験? 早くも2017年ベストの声上がる『PUBG』を語り尽くす。Steam史上最大同接数を記録した、いま世界的人気のゲームで君も「ドン勝」三昧へ!?

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チーム戦で実現する「真の姫プレイ」!?

ドリキン氏:
 このゲームの“最後の救い”だな、と思ったのが、チームを組めるトコロ。2人とか4人でチームが組めて、最後は“そのチームの誰かが生き残ればいい”んですよね。

オチューン氏:
 そう。最後の1人が所属チームだったら、自分も1位になれる。

ドリキン氏:
 これが、もし“4人チームで4人が残ったら4人で殺し合いモードになる”ってなったら、ちょとやりきれない、真の『バトル・ロワイアル』すぎると思ったけれど(笑)。まぁ4人のうち誰かが残ればいいってことで。チーム戦はすごい。

mazzo氏:
 でも死んだらおしまいじゃん。普通は。

ドリキン氏:
 まぁね。でもね、今ボクがチーム4人でやると、みんながボクをお姫様のように、「ドリキンさん、こっちに、防弾ジャケットがあります」とか、守られる(笑)。これ、「姫プレイ」っていうそうだけど、武器を見つけたら、1回取って着なきゃいけないんだけど、みんな自分を裸にしてでもボクのトコロまで来て脱いで、「これどうぞ」ってやってくれるの。

オチューン氏:
 「このヘルメット付けてください」って?

ドリキン氏:
 そうそう。ホントにね、みんなに守られて生きてる。で、敵がいそうだったら「ちょっとボク、先の方見てきますから」って突入してくれて、殺されちゃったりするんですよ。で、ボクは「やべぇ、あっち行っちゃいけない」とか分かるわけ。
 だからけっこうボク、チームの中では最後の方まで生き残るんだけど、結局みんなが死んじゃうと、自分は何もできなくて最後は自滅するっていう(笑)。
 結花さんだったら、真の「姫プレイ」ですよホントに。おっさんのボクでさえ、この状態だからね。

オチューン氏:
 なんか、ジェダイが周りにいないレイアみたいな感じですね。

ドリキン氏:
 そうそう。みんな意外と頼りにならないっていう(笑)。武器を持っているワケじゃないからね。ランダムで拾ったモノだし。
 あと、バイクとかクルマの運転も楽しいですよね。ボクは運転したくないけど、「姫プレイ」だから、サイドカー付きだったらそっちに乗る。

結花氏:
 サイドカー、危なそうじゃない?

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(画像はPUBG – The Motorcycle + Sidecar is an AMPHIBIOUS LAND VEHICLE!より)

ドリキン氏:
 まぁね。だけど、サイドカーでとりあえず敵がいるかどうかだけグルグル見回したりする。横で運転してもらって。

実況を逆手に取った「ストリームスナイプ」とは?

ドリキン氏:
 ゲーム実況も流行ってるんですか?

オチューン氏:
 もう「Twitch」【※】では、イチバン実況時間が多いゲームかな。

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※Twitch……2011年に設立された、主にゲーム実況のためのライブストリーミング配信プラットフォーム。「ツイッチ」と読む。Amazon.comが運営。世界最大級のプラットフォームに育ち、2015年には、一月あたり150万人以上の配信者数と1億人以上の視聴者数を記録したとの発表があった。
(画像はTwitch公式サイトより)

結花氏:
 実況は面白そう。だって今の話を聞いてるだけでも面白いし。

オチューン氏:
 実況向きなんだよね。30分で終わるっていうのもあって。

mazzo氏:
 実況を手掛かりに、プレイしたりもするのかな。

オチューン氏:
 あー、リアルに見ながらってこと?

mazzo氏:
 そう。

ドリキン氏:
 配信中のプロゲーマーを斬る?

オチューン氏:
 『PUBG』の世界では、「ストリームスナイプ」とか「ストリームキル」と呼んでいるんだけど。
 アメリカ人とか外国の人で、ゲーム実況で有名な人っているじゃないですか。で、『PUBG』も流行ってるから配信してるんだけど、自分が隠れている場所とかが、配信で見られればわかるじゃないですか、世界中の人が誰でも。ってなると、今一緒にプレイしている100人のうちの誰かが見ている可能性があるんだよね。

 で、有名なヤツと一緒にゲームしていることがわかったプレイヤーが、その配信を見に行って、「あいつココに隠れてるんだ」って位置を特定して、そこに向かってスナイパーで、狙撃銃でバシバシ撃ちまくるっていう。
 そういうプレイのコトを「ストリームスナイプ」とか「ストリームキル」っていう。このプレイは明確に、ゲームのルールで禁止されてるのよ。それをやると、“アカウント停止しますよ”みたいな、そういう強いニュアンスで禁止されてる。

ドリキン氏:
 でも技術的に、ディテクトはできないですよね?

オチューン氏:
 だから人間が見て、「これ、ストリームスナイプじゃないの?」って判断して、あとからBANされるっていう感じで。
 で最近、BANされたプレイヤーが「いやオレ、配信とかみてないし」って異議申し立てをして、けっこう炎上したっていう出来事があったんですよ。

ドリキン氏:
 真実は? まぁ、やってんのかな。

オチューン氏:
 個人的には「やってんじゃないかな」って思うんだけど、この件に関しては。

ドリキン氏:
 へぇーすごいね。もう完全にその世界ができあがってるんだね。どんだけ真剣なんだ!?

オチューン氏:
 「ゲーム実況」の流行の裏をかくみたいな。どんどん新しい勝ち方を人間は考え出していくんだなって思った。

ドリキン氏:
 配信サービスの進化もスゴイじゃないですか。Mixer【※】は、4人でチーム組めたら画面を4分割にして、4人のプレイを1画面で配信したり。

※Mixer
マイクロソフト社のゲーム実況配信サービス。

オチューン氏:
 「Co-Streaming」(共同ストリーミング)といって、あの、ブラウザの1つの画面の中に同時に4人分見れたりする。

今後盛り上がる『PUBG』公式大会

ドリキン氏:
 それにしてもすごいね、賞金総額3900万の大会とかも『PUBG』で行われてるんだ。

オチューン氏:
 「これからどんどん公式大会を盛り上げます」って言ってる。

ドリキン氏:
 へぇー。すごいなぁ。プロゲーマーもやっぱり、「ストリームスナイプ」されちゃうと手の出しようがないのね。

オチューン氏:
 まぁ本来であればね。5分くらいディレイをかけるとか、やりようがあると思うんだけどね。配信側に。

ドリキン氏:
 確かにね。そういう巧妙な、配信側がわかんないように動く人とか絶対出てくるだろうからね。なんかしないと。

オチューン氏:
 見てないフリして「偶然、自力で発見しました」風で、実は、配信でヒントを手に入れて戦っている人とか、今でもたぶんいると思うんだけど。

ドリキン氏:
 そうですよね。だからやっぱりプレイヤー側もある程度は、いくら守られてるとはいえ、うまくそれに対応するプレイスタイルを確立しないといけないですね。

この冬、XBOX ONEとPS4でプレイ可能!?

オチューン氏:
 この前のE3で、XBOX ONE版とPS4版が、年末から来年にかけて発売される、っていう話になってるね。

ドリキン氏:
 じゃあPS4版が出れば、結花さんはプレイできるね。

結花氏:
 そうですね。

ドリキン氏:
 おー、じゃあそれまでにみんなで腕を磨いて、姫を守れるようにしておけばいいんですね(笑)。
 オチューンはクリアというか“最後の一人”になったことはあるんですか?

オチューン氏:
 いやこれがね、惜しいトコロまではいくんだけどね……。1対1になって、5メートルくらいのちっちゃい円になって、お互いに敵が1人しかいない状態で、スモークグレネードとかポイポイ投げられまくって、敵がどこにいるかわかんない。

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戦闘エリアが狭まるなか、最後の敵をグレネードで倒した瞬間の図
(画像はSolo 16 Kill PUBG Win (Squad)より)

 で、最後「あ、いた!」と思ったら、向こうも気付いて撃たれて負ける──っていう、そういう惜しいトコロまで。

ドリキン氏:
 へぇー、そんなんなるのか、すげぇー。

mazzo氏:
 その世界に行かないとわからないことだよね、それって。

結花氏:
 5メートルくらいになっちゃうんですね、最後。

オチューン氏:
 最後、本当の最後には、円がなくなっちゃって、あとは全員体力がどんどん減っていって“体力勝負”になるとか、“先に見つけたほうが勝利”、とかになるんだけど。

ドリキン氏:
 じゃあもうそれさぁ、精神力的に手が震えちゃうでしょ。

オチューン氏:
 そう。だから、残り人数がすでに表示されてて、「残り3人」なんて表示されていたら、自分を含めて敵は2人いるわけじゃない? そうすると、敵Aと敵Bが戦ってほしいよね、こっちとしては。
 だから、岩の後ろとかに隠れて気配を隠しているんだけど、他の2人も同じことを考えてるから、にらみ合いになってるわけよ。

ドリキン氏:
 もう、想像しただけで心が折れそうだわ。ヤバイわ。これホントによくできてるのが“あんまり戦闘力じゃない”ってことですよね。スナイプして撃つのがうまければ、勝てる確率としては上がる……。

オチューン氏:
 まぁ、有利ではあるけどね。FPSが慣れてる人は、もちろん有利だけど。

ドリキン氏:
 むしろ“ポジション取り”とか“逃げがうまい”とか。

オチューン氏:
 バシバシ撃ってたら銃声で位置がばれて、どんどん人が寄ってきちゃうから。

「ドン勝」はタイポから生まれた?

ドリキン氏:
 だってさ、家探ししてるときにトラックの音が聞こえただけで戦慄モンですよね。汗タラーってくるもんね。すげぇやりたくなってきた。コレやりながら酒飲もうかな(笑)。どうですかmazzoさん。

mazzo氏:
 面白そうなんだけど、ボクはそれよりも1位の「ドン勝」っていう通称について聞きたい。なんでドン勝って言われてるのかなぁと思ってて。

 ドンケツって言葉があるじゃないですか。ビリというか、最後尾というか。だから、このドン勝は“最後の人が勝つ”っていうことで、ドン勝という通称になったのかな、と思ったら、全然違うんですね。

ドリキン氏:
 え、違うんだ!?

オチューン氏:
 元々は英語で「WINNER WINNER CHIKEN DINNER!」っていうカジノで勝ったときの定型のセリフみたいなのがあるんだけど、その日本語翻訳が「勝った勝った、夕飯はドン勝だ」っていう、なんか謎な翻訳になってて。

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勝者の画面には「WINNER WINNER CHIKEN DINNER!」の文字が
(画像は27 Kill Solo Game! + WIN! (PUBG)より)

 「ドン勝」ってなんだよって思っていたら、開発元がBluehole Studio【※】っていう韓国の会社で、そこが英語から日本語に翻訳したときに、「チキンディナー=トンカツ」って訳したらしいんですよね。「チキンディナーだからトンカツだろ」って訳したんだけど、濁点を間違えて「ドン勝」になっちゃった。しょぼい(笑)。

※Bluehole Studio
『PUBG』の開発・運営を手がける韓国のオンラインゲーム会社のこと。2007年に設立。MMORPG『TERA The Exiled Realm of Arborea』を開発したことでも有名。

結花氏:
 しかもトンカツは豚ですよね。

オチューン氏:
 確かにそうだね。「チキンディナー」というカジノのセリフも、ちょっとダジャレというか韻を踏んでる。だから日本語でも韻を踏んでるダジャレっぽいことをやりたかったらしいんだけど……。mazzoさんの解説の“ドンケツ”と、うまくつじつまが合ってるという。

mazzo氏:
 ボクはそう思っていたんだけど、単なる誤訳だったという。てかタイポだよね。

ドリキン氏:
 というか、もうタイポが正当化される世の中なんですよね、今は(笑)。
 ドン勝になると、何が起きるんです? 得るものはあるんですか?

オチューン氏:
 このゲームはシビアで、2位と10位は成績上一緒なの。一応「トップ10に入りましたよレート」みたいなのは出るんだけど。

 だから正確に言うと、「11〜100位」は全部一緒で、「2〜10位」までは「TOP10」レートの成績になって、あとは「ドン勝、1位」になったかどうかが成績に残る。

ドリキン氏:
 「0か1」みたいな感じなんだ。へぇー。じゃあやっぱりドン勝した数が多いのは名誉なんですね。

オチューン氏:
 そう。1位=ドン勝率も、ある種、成績として争ってるわけ。

ドリキン氏:
 いやホント、コレは手が震えてゲームにならなそうだわ。リスナーさんでも是非ね、PCでSteamがあれば……。どうなんだろスペック的には、そんなに重くないかなって思ったんだけど。

オチューン氏:
 オレがやり始めたころはね、けっこう重いゲームだったんだけど。最近ちょっと最適化が進んで、普通の──まぁゲーミングノートくらいだったら──、どのWindowsでも遊べるくらいには軽くなってます。

ドリキン氏:
 それはアプリケーションというかゲーム自身がすごく進化してるんですね。いいですね。やるかー。すっげぇやりたくなったわ。この放送が終わったらみんなでやりますか!?

オチューン氏:
 これはもう、今年のベストゲームに絶対になるから、おさえておいて損はない。

ドリキン氏:
 今回の話がすごく腑に落ちたのは、「全然ゲームが違うんだけど、『マインクラフト』と類似点を感じるな、ゲーム実況の盛り上がりも含めて……」と思ったら、『マイクラ』とかのMODから生まれてきたという……。

オチューン氏:
 そう。ゲームを改造して遊ぶ、カスタムルールで遊ぶっていうMODが発祥なので。

ドリキン氏:
 『マインクラフト』はホントにスゴイですね、そういう意味ではね。なんか、創造物を生み出せるプラットフォームって、やっぱスゴイですよね。恐るべしだな。

※ここからは「中国製ネットワークカメラが勝手に動き出して中国語が聞こえてきた怖い話」の話題へとシフトしていった。続きを知りたい方は、ぜひ番組をチェックしてほしい。

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 『PUBG』では、マッチが始まる前の待ち時間に起きたユーザー同士の交流がネタ化して話題になることがありますが……こちらの記事では、自らネタを振りまきつつオンラインで一般ユーザーとの交流を楽しむ、GLAYのTERUさんにお話を伺いました!

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