『CoD』ゾンビモードを毎週遊ぶおじいちゃん、マリファナ吸ってゲームする若者…“ぶっ飛びすぎ”な海外ゲーマーたちに迫る【E3 2017:来場者インタビュー】

 世界最大級のゲームショウ「E3」がデートスポットと化した2017年。来場者数は前年比約36%増の68400人となり、会場は今までにないほど大混雑していた。
 一般公開に伴う変化やカップルたちの惚気話については以下の記事でお伝えしているが、本稿ではE3の大転換の成否を巡る要素や、海外のゲーマー達の肌感覚に迫るべく実施した、カップル以外の来場者インタビューをお届けする。

『オーバーウォッチ』好きの彼女とE3デートだと!? 初の一般公開で会場に押し寄せた“ゲーマーカップル”達が爆発する前に突撃取材してみた【E3 2017:来場者インタビュー】

 ……のだが、インタビューを行った全員が超笑顔で「エキサイティング!!」と言っていたので、「ユーザー目線からすれば成功だ」と、先に結論を言っておこう。むしろ筆者がこの記事で伝えたいのは、“海外ゲーマーはヤバい”ということだ。
 ランダムで来場者にインタビューしたにも関わらず、謎のゲーミングヘアーカットグループが現れたり、『Call of Duty』のゾンビモードを毎週プレイする65歳のおじいちゃんと出会ったり、海外ゲーマーは誰も彼もが個性的だった。
 そんな彼らはどのようなゲーマーライフを歩んでいるのか――詳しく見ていこう。

取材、文/クリモトコウダイ


E3ゲーマー図鑑1:僕たちは“夢の中”に住んでいるのさ!ベイビー!

ヘアーカット「Cut N Play」の皆さん。ゲームに対する愛が強すぎて収拾がつかなくなったため、共同オーナーのSKYLERさん(画像一番左)に代表して答えていただいた

わぁわぁわぁ! みんな一斉に話さないで(笑)。皆さんは何のグループなんですか?

オー、ごめんね! みんなインタビューされると聞いて興奮しているんだ(笑)。僕たちは「Cut N Play」ってお店のグループさ。ヘアーカットとビデオゲームがセットになってるんだ。

そんなお店が……じゃあ、相当ゲームがお好きなんですね。

僕らは皆、人生の全てをゲームに捧げているのさ。特に、『ドラゴンボール FINAL BOUT』ってゲームがお気に入りでね……日本のゲームについて語り合ったら1日じゃ足りないよ(笑)。カプコンのゲームは全て好きだし、後は『ファイナルファンタジー』とか……『Teenage Mutant Ninja Turtles IV』もいいよね。

『ファイナルファンタジー XV』(スクウェア・エニックス・2016)
(画像はAmazonより)

最近のゲームもプレイされているんですか?

もちろん。なんたって1ヶ月に5~6個は買っているからね! だから毎日ゲームをしているよ。長い時は24時間。短くても12時間さ……そう! 僕たちは夢の中に住んでいるのさ! ベイビー!

では、E3で注目している作品は何ですか?

僕らはPlayStationの大ファンなんだけど、今年のE3は『God of War』や『スパイダーマン』が目当てで『Uncharted: The Lost Legacy』にも注目しているよ。……(通訳の現地スタッフを見ながら)おや! それはマリファナかい?

え、通訳さんそれ紅葉じゃないんですか……?(通訳スタッフは植物の葉の柄をしたシャツを着用していたのだが、なんとその柄はマリファナの葉だった)

マリファナは最高に良いよ! ゲームにベストマッチだね! というか、マリファナなしでゲームする人なんているの!?

えっと……日本では禁止されてます(笑)。

マジ? ダァム! OG(Original Gangster) Kush! Edibles! Brownies! Godzilla! ……どれもいいんだ! 南カリフォルニアの人はだいたいKushで、北カリフォルニアの人たちはHazeが多いんじゃないかな。でも僕たちはOG Kush! Original Gamer Kushだー! ヤー!

な、なるほど(笑)。

※編集部注
アメリカの一部の州ではマリファナが合法化されている。もちろん日本でのマリファナの単純所持などは法律で禁止されており、本稿はマリファナを勧めるものではない。

E3ゲーマー図鑑2:VRがあれば、ばぁさんが寝落ちしなくなるんだ

家族三世代でE3を満喫。今回はおじいさんとお孫さんにお話を伺いました

おじいさんもゲームをするんですか?

私はもう65歳なんだけど、ばぁさんと『Call of Duty』のゾンビモードをプレイするよ。毎週金曜日の夜、仕事が終わった後5時間ぐらいかな。でもばぁさんはすぐに寝ちまうんだ……だからその度に「ゾンビ来てるよ!」って言うんだよ(笑)。

『コール オブ デューティ ブラックオプスIII』( Activision、Treyarch・2015)ゾンビモードのゲーム画面
(画像は『コール オブ デューティ ブラックオプスIII』 ゾンビモード紹介トレーラーより)

65歳の方が奥様と『CoD』のゾンビモードって……日本ではなかなか考えられないですね(笑)。ご家族で来られていますが、誰がE3に行こうと言ったんですか?

ここには孫の高校卒業記念で来たんだよ。彼に「どこでも好きなところに連れて行ってあげるよ」って言ったら、「僕はE3に行きたい!」って言ったんだ。

『Star Wars Battlefront II』はとても興奮したよ。あれはもっとプレイしたいね!

ちなみに、お孫さんはどれぐらいゲームをするんですか?

1週間で数時間かな。でも週末は可能な限りゲームをしているよ。好きなゲームは『Madden NFL』と『Battlefield』さ。

私はいつでもできるけどね(笑)。でも、私達は孫とするのが好きなんだ。この子は私達とは比べものにならないぐらい上手でね……。

今後ゲームにはどんなトレンドが来ると思いますか?

VRだけど、もしかしたら弾けてしまうんじゃないかな。

そうかもしれないね。でもVRは欲しいなぁ……すごくカッコイイし、何よりVRがあれば、ばぁさんが寝落ちしなくなるからね(笑)。

E3ゲーマー図鑑3:E3に来るのが夢だったんだ

左がGLENNさんで、右がHUNTERさん。共に24歳の従兄弟でE3を楽しんでいる。

二人ともすごく仲がよさそうですね。

僕たちはゲームを一緒に遊びながら育ったんだ。だからすごく仲がいいんだよ!

そうだね! お祖母さんが『バイオハザード』を家でやってたんだけど、その影響もあると思うよ。日本のゲームだと特に『ファイナルファンタジー7』が好き……というかJRPGは全部好きだよ。けっこう時間がかかるけど、『ペルソナ5』もよかったよね。

『ペルソナ5』(アトラス・2016)
(画像はAmazonより)

ずっとゲームと共に暮らしてきたんですね。

まぁそんな感じだから、ゲームをプレイするというのはもはや日常的で、自然にやることなんだ。たとえ現実や仕事に疲れても、家に帰ったら「ゲームしよ」って思うんだ。人によっては「ゲーム“なんて”……」って言うかもしれないけどね。でも、君たちも“こっち側“だろう?

そうですね……ほぼ毎日ゲームしています(笑)。

だろ? でも、それはすごくいいことで、とてもカッコイイことだと僕は思うんだ。だってゲームはとても社交的で、有意義なものだと思うからね。僕らは離れて暮らしているんだけど、ゲームで繋がることでいつも一緒にいるようなもんなんだ。

僕たちは大人になって、色んな責任を持つようになって……そんな生活はある意味僕たちを落ち着かせてしまったかもしれない。けれども、僕はゲームが大好きで毎晩プレイしている。その情熱は、失われることはないと思うよ。

その言葉、すごくジーンと来ますね……。ちなみに好きなゲームはなんですか?

二人とも『メタルギア』シリーズが大好き。小島監督はとても素晴らしいクリエイターだと思うよ。でも最近は『The Last of Us』がお気に入りのゲームさ。昨日プロデューサーに会ったんだけど……もう信じられなかったよ! ファンタスティック!! 僕は彼と一緒に写真を撮るときでさえ、その出来事が信じられなくて、彼に「僕は今、緊張しています」って言ってしまったんだ(笑)。本当にクールな出来事だったよ……E3さまさまだね。

『The Last of Us』(SIE、Naughty Dog・2013)
(画像はAmazonより)

それは羨ましい……!

E3に来ることは小さいころからの夢だったんだ。ある日、従兄弟が仕事場から僕に電話してきてこう言ったんだ。「Hunter! 大変だ! 今すぐチケット買うんだ!」ってね。もうそれからずっとパニック状態さ。もちろん今もだけどね(笑)。色んなものを見ることができて、多くの体験ができて、もう本当に最高だよ!

僕らは小さいころからE3をTVやネットで見て、「E3に行ければなぁ……」ってずっと思ってたんだ。だから、一般公開されることを知って「やっと行ける! ヤッター! 今すぐチケットを買わなきゃ!」と思って、彼に連絡したんだ。

初めてE3を体験されてどうでしたか?

すごく特別な感じがするね。それにここにいる人全員、すごく幸せそうで、誰も悪いムードを出していない。だから僕らも今すごく幸せなんだ。特に『スパイダーマン』には興奮したよ。

僕は『Star Wars Battlefront 2』と『Beyond Good & Evil 2』に感動さ。特に僕らは小さいころに『Beyond Good & Evil』を遊んでいたから、『2』は僕たちの記憶を呼び起こしてくれたんだ……ただただ驚嘆だったよ。

最後に一言、今の気持ちを聞かせてください。

ここにはゲーム業界の全てが詰まっている。今何がきているのか、次は何がくるのか、クリエイターたちはこの数年間何に取り組んできたのか……E3はそれら全てが明らかになる場所なんだ。本当に素晴らしいイベントだと思うし、今そこに立ち会えていることにただただ興奮しているよ!

E3ゲーマー図鑑4:E3には “行かなければいけない”と思ったよ

32歳のJOSHUAさん。E3に来た理由は“使命感”だった……。

まずはゲーム歴から教えて頂けますか?

最初にゲームをプレイしたのは2歳のときだったかな。僕の父が『スーパーマリオブラザーズ』を買ってくれてね、僕はずっとプレイし続けたんだ。いやー本当に楽しかったなあ……あのころにまた戻りたいし、あの記憶の中に住みたいとも思うよ。僕にとっては、ゲームの古いとか新しいとかは、決して重要ではいなんだ。

最近のお気に入りタイトルはなんですか?

『Battlefield 1』がお気に入りなんだけど、僕は全部のトロフィーを持っているんだ。仕事が変わってから大体3時間、週末は7時間ぐらいゲームをするんだけど、もうこのゲームを手から離すことはできないよ。

『Battlefield 1』(エレクトロニック・アーツ・2016)
(画像はAmazonより)

すごいですね……。

ちなみに月に2~3個は新しいゲームを買うんだけど、本当に好きなゲームばっかりを優先しちゃうから、どんどん積み重なっているよ(笑)。

日本ではそれを「積みゲー」って言います(笑)。それにしても、それだけゲームが好きなら、E3は相当楽しみにされていたんじゃないですか?

E3のことは子供のころから知っていたし、僕達はTVや雑誌でE3の情報を見て、いつも来たいと思っていたんだ。でも、一般には公開されていなかったから出来なかった。そんな中、今回ついに一般公開されたから、僕はここに来ることを決めたんだ……いや、正確には、僕はここに”来なければならなかった”んだ。

実際に見て回られてどうでしたか?

今日は朝からずっと会場を周っていたけど、2017年後半と2018年のゲームを実際に体験することができて、とても興奮しているよ! 特に『Star Wars Battlefront 2』はすごくよかったよ。

今後、ゲームに期待することはなんですか?

僕は新ハードが出てくるのを楽しみにしているよ。去年 PS4 Proが発売されたから、あとどれぐらいなんだろう……2~3年以上かな……ってね。でも、来年か再来年にはPS5が欲しい!

E3ゲーマー図鑑5:『テイルズ オブ シンフォニア』が僕をゲームの世界に引き込んだ

薬のマーケティングをしているSAMさんとウェルダーのJOELさん。年齢は24歳と23歳で、ワシントンのシアトル在住。

まずはお二人のゲーム歴から教えてくれますか?

生まれた直後、親指が動いたときにはもうコントローラーを握っていたかな(笑)。大体どんなゲームも好きだけど、しいてあげるなら『Overwatch』。最近は『Battlefield 1』もよくプレイしているよ。

僕もやってるぜ! 後は『ゼルダ』も大好きなんだ。

『ゼルダ』もだけど、日本のゲームは大好きさ!

特に僕は『DARK SOULS』がとにかく好きだね。後は『ファイナルファンタジー』だろ……もう日本のゲームは全部好きだよ! 最近遊んだやつだと、『テイルズ オブ ゼスティリア』もよかったよ。

おっ、テイルズと言えば僕は『シンフォニア』が大好きなんだよね!! このゲームをプレイするまでは普通にゲームを遊んでいたんだけど、『シンフォニア』と出会ってからは、僕はゲームの世界に引き込まれるようになったんだ。

『テイルズ オブ シンフォニア』(バンダイナムコエンターテインメント・2013)
(画像はAmazonより)

おお! 日本のゲームを愛してくれてありがとうございます。ちなみに日本のゲーマーたちに勧めたいゲームはありますか?

日本の方が進んでいるから僕たちがオススメできるのはないなぁ……(笑)。あえて挙げるなら『Overwatch』かな。たぶん日本の皆も好きだと思うよ!

僕からは『Grand Theft Auto V』をオススメするよ! ……あっ、でも日本でもシューターやオープンワールドはポピュラーなのかな(笑)。今回のE3には『Destiny2』を目当てに来たんだけど、これもオススメだよ。

読者の皆さんに伝えておきますね。

(通訳の現地スタッフを見ながら)そういえば彼のシャツ、マリファナじゃないか! 僕はBlue Dreamを吸ってゲームするのが最高に好きなんだ! ま、でもマルチプレイゲームを遊ぶ時は絶対に吸わないよ。シングルプレイの時だけさ。

そうなんですね(笑)。では、ゲーム好きのお二人にぜひ聞きたいんですが、ゲームの次のトレンドはなんだと思いますか?

VRだよ!!

でも今じゃない。まだまだ機材が高いし、普及してないからね。

実はVRは僕の子供のころからの夢で、大きな可能性があると思ってるんだ! SF映画の出来事だったことがどんどん実現していく。でも彼が言う通り、まだ高いね。もっと安くなるのを待ってるよ。トレンドと言えば、AIも気になっているよ。

AIにはもっと賢くなってほしいね。

そうだね! でも賢くなりすぎてスカイネットになったら嫌だな……。

それは嫌だな……。

まあ、僕より頭が悪ければOK!!!

お話、ありがとうございました(笑)。

E3ゲーマー図鑑6:私達は本当の意味で、何が行われて、何が見れるのか、全く分かっていなかった

左からRAQUELさん、CARAさん、RACHELさん。友達3人でE3に来たという

友達とE3……いいですね!

私達は小さいころからE3のストリーミングを見ていたから、ついに夢が叶ったという感じね! 一般用のチケットがあるって聞いたときは、私達はここに来なければならないと思ったわ。ドアが開いて、そこを歩き出した瞬間、とても圧倒されたわね。

でも、こんなに大きなディスプレイなんて想像もしてなかったわ! ストリーミングとは大違い。私達は本当の意味で、何が行われて何が見れるのか、全く分かっていなかったのよ!

皆さんの好きなゲームはなんですか?

一番好きなゲームは『キングダムハーツ』よ。小さいころだと『デジモン』のゲームが好きだったわね。……でも、すごく沢山のゲームをプレイしてるからか、やっぱり一番は選べないわ。

私もどんなゲームでも遊ぶわ。今だと『ペルソナ5』にハマっているわ。

うーん、今特に気になっているのは『Assassin’s Creed』の新作と『仁王』ね。あと、JRPGは他のどんなゲームよりもずっとプレイしていたいわ。

『仁王』(コーエーテクモ、SIE・2017)
(画像はAmazonより)

皆さん日本のゲームが好きなんですね。

日本のゲームはすごくすごく好きよ。トータルのデザインがとても面白いから、全く違う世界の中で遊んでる感じになるのよ。

日本のゲームは私たちのマーケットのゲームとは違うけど、そこがすごく良いところなのよ。

実を言うと、今回のE3は『二ノ国 II』が目当てなの。ほんと、大ファンなのよ……。

私は『スーパーマリオ オデッセイ』がすごく気になってるわ。だって、とても面白そうじゃない!? でもまあ、列が長すぎて遊べなさそうだけどね(笑)。

今後、ゲームに期待することはなんですか?

そうね……やっぱりVRかしら。E3会場にはドーム型スクリーンやMX4Dのブースもあったけど、そういった、今までにはない変わったテクノロジーを使ったゲームにも期待してるわね。ゲームの中の出来事を、ぜひ実際に体験してみたいわ!

E3ゲーマー図鑑7:全てのエネルギーと全ての刺激的なものはE3にある

Wiiをプレイするのが日課なJENNAさん。

おっ、それは『League of Legends』のコスプレですね。

そうよ!『League of Legends』はお気に入りなの! ゲームは10歳の時からずっとやってて、今でも1日3時間はするわ。皆が毎朝走るように、私はWiiをするの。

なるほど……ちなみに日本のゲームはお好きですか?

I love Capcom! 『バイオハザード7』はとっても美しかったわ。後は小島監督のゲームも大好きよ! 彼って総合的に天才ね。

『バイオハザード7』(カプコン・2017)
(画像はAmazonより)

既にかなり堪能されているようですが、E3はどうでしたか?

私はミネソタ州から来たんだけど、そこで私達は世界的なゲーム会社を見ることはできないでしょう? ここだけが、ゲームの世界を感じられる、エネルギッシュで刺激的な場所なの。あ、でも日本だけは別ね! だから私が次に行くのは日本よ。

今後、ゲームに期待する事はなんですか?

ゲームはまだまだサブカルチャーだと思うから、もっとメジャーになってほしいわ。そういう意味では、本当に人気になってきているe-Sportsには期待しているわ。それにゲーマーたちの居場所をつくっていると思うの。ま、プロゲーマーになるには才能が必要だけどね。

E3ゲーマー図鑑9:本当の意味で面白いゲームを遊びたい

26歳のMARTEZさん。日本一ソフトウェアの大ファンで、『食戟のソーマ』二期のTシャツを着用していた。

まずはゲーム歴から教えてください。

もう20年以上だね。もっとも好きなゲームは『ファンタシースターオンライン』で、最近面白かったのは『モンスターハンター』。毎日プレイしていて、1週間で30時間はしているかな。だから僕は、ゲーム業界に入りたくてね……実はE3にはネットワークを作りに来たんだ。

『ファンタシースターオンライン2 』(セガゲームス・2016)
(画像はAmazonより)

『PSO』に『モンスターハンター』ってすごく日本人らしい好みですね!

僕は日本のゲームが好きなんだけど、特に日本一ソフトウェアの大ファンで、あそこのゲームはほぼ全てプレイしているよ。リスクを背負ってまで他のメーカーとは違うことにチャレンジしている彼らのことが大好きなんだ。

今後、ゲームに期待することはなんですか?

今に始まったことじゃないけど、どうしても最近のゲームはマシーンスペックやグラフィックばかり押し出しているように見えちゃうんだ。もちろんそれは素晴らしいことだけど、僕は別に綺麗なゲームを遊びたいわけじゃなくて、「本当の意味で面白いゲーム」を遊びたいんだ。別にゲームが面白いなら、僕はグラフィックなんて気にしないね。もっともっと遊びの部分に期待したいし、そういうゲームが早く見たいよ。

その意見には同感です。

そういう意味だと、Nintendo Switchはすごく興味深いマシーンだね。なんたって持ち運べるのが素晴らしい。ほら、今日だって持ってきているよ。僕はSwitchで出るタイトルはほとんどプレイするつもりだよ!(了)

 なんという熱量! なんというゲーム愛! 今回も長さの都合で取り上げることができなかった方が何名かいるのだが、冒頭でも触れた通り、出会う誰も彼もが濃いゲーマーで、小さいころからゲームが身近な存在で、共に育ってきた――そんな共通点があった。

 インタビューでも語られていたが、彼らにとってE3とは「行きたい」を超越して「行かなければならない」という使命感を抱かせるほどのイベントなのだ。だからこそ、今年のE3はすさまじい熱気だったのだろう。

 それ故に、今回のE3の変化に対して「ユーザー目線からすれば成功だ」という答えを出したのだが、これがずっと続くかは現段階では何とも言い難い。「東京ゲームショウ」の様に、一般公開が何年も続けばマンネリ化してしまう可能性もある。とはいえ一般公開が来年以降も続くならば、あと数年は今回のような“熱気“が続きそうだ。

 また、今回のインタビューで印象的だったのが、ゲームという存在が彼らの人生において非常に重要な役割を担っていることだ。別にカップルでなくても、ゲームが人と人との絆を明らかに強固にしており、彼らはそんなゲームのある生活を最高に楽しんでいた。

 特に筆者は、Hunterさんの「僕たちは大人になって、色んな責任を持つようになって……そんな生活はある意味僕たちを落ち着かせてしまったかもしれない。けれども、僕はゲームが大好きで毎晩プレイしている。その情熱は、失われることはないと思うよ」という言葉に心を打たれ、純粋にゲームを楽しんでいた子供のころを思い出した。そして満面の笑みでそのことを語る彼のことを、羨ましいと思ってしまった。

 まさに彼の言うとおり、社会というものは私たちを落ち着かせてしまう。そして筆者は、少しだが情熱を失っていたのだ。この取材は、そんな自分のゲーマーライフに向き合う機会を与えてくれるものになった。もし読者の皆さんにとってもそういう機会になったのなら幸いだ。

 なお、カップル、一般来場者と続き、電ファミでは現地メディアインタビューの記事も控えている。そちらはよりゲーム業界にフォーカスした内容になっているので、どうぞお楽しみに。

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インタビュアー・著者
新聞配達中にトラックに跳ね飛ばされたことがきっかけで編集者になる。過去に「ロックマンエグゼ 15周年特別スタッフ座談会」「マフィア梶田がフリーライターになるまでの軌跡」などを担当し、2017年4月より電ファミニコゲーマー編集部のメンバーに。ゲームと同じぐらいアニメや漫画も好き。
Twitter:@ed_koudai
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