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98Demake氏の新作ホラーゲーム『September 1999』リリース。まるで実写のようなVHS風グラフィックで描かれる5分半の恐怖

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 初代プレイステーション風のホラーゲーム『OK/NORMAL』を開発し、これまでさまざまな作品の“ディメイク”ゲームをYoutubeで公開してきた98Demake氏が、新作ホラーゲーム『September 1999』をリリースした。本作は一人称視点の探索ホラーゲームとなっており、トレイラーを見ていただければわかるように、まるで家庭用ビデオのVHSのようなビジュアルが特徴となっている。

 『September 1999』はゲームはたった5分30秒で終了するなど、実験的な短編作品だ。プレイヤーはゲームが終了するまでの間に、誰もいないアパートの一室を歩く。作者はこのゲームを「ビデオテープを見るスタイルの実験的なゲームプレイ」だと説明している。

 特筆すべきは、まるで実写と見紛うようなグラフィック。さらに恐怖感を煽るのが音で、誰かがドアを叩く音、雷、あるいはビンや缶の転がる音。歩いている間に自分が立てた物音にすら驚いてしまう。まさにその場にいるような臨場感あふれる空気感が視覚と聴覚を刺激してくる。何も起きていないはずなのに、そこにいるだけで恐怖が湧き起こる。

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(画像は『September 1999』公式サイトより)

 本作は必ず5分半で終わる非常に小さなゲーム。 『September 1999』はitch.ioから無料でダウンロードできるので、実際に動けるVHS映像の中の恐怖をぜひ体験してみてほしい。なお、開発者の98Demake氏は自身の新たなプロジェクトのための支援者をPATREONにて募集している。また、『September 1999』のitch.ioサイトでも作品に余分にお金を支払う形でのサポートも可能だ。 本作が気に入った人は、新しい作品のために支援をしてみてはいかがだろうか。

文/古嶋誉幸

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ライター
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一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。

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