サウンドクリエイターの古代祐三氏が率いるエインシャントは、2019年にNintendo Switchでシリーズ初のオンラインマルチプレイに対応する『すすめ!! まもって騎士 姫の突撃セレナーデ』と、同社初の本格RPG『王立 穴ポコ学園』をリリースする。
『すすめ!! まもって騎士 姫の突撃セレナーデ』は、Xbox 360のダウンロード専用タイトルとして発売された初代から続く『まもって騎士』シリーズの新作だ。ニンテンドー3DS用ゲーム『みんなでまもって騎士 姫のトキメキらぷそでぃ』に続く3作目で、4年ぶりのタイトルとなる。
今作では、「まもって騎士」を操作して襲い来る敵から姫を守るというこれまでの基本システムはそのままに、城が線路に沿って移動するという新要素が追加される。線路のチェックポイントに到着すると大量の敵やボスが襲いかかってくる。線路の最後には敵の城が待ち構えており、自分の城で体当りして破壊することでクリアーとなる。
また、オフラインのおすそ分けプレイだけでなく、シリーズとして初めてオンラインマルチプレイにも対応する。
プレイヤーはアーチャーやファイター、アマゾンといった8人の「まもって騎士」から3人を選び、ゲーム中に交代しながら戦う。プレイヤーはダメージを受けて倒れてしまっても復活できるが、姫が敵の攻撃を受けてHPが無くなるとゲームオーバーだ。
姫を守るためにバリケードを設置し、姫が城にいる間は城がダメージをかわりに受ける。ただし、城がダメージを受けすぎた場合、ダウン状態となって一定時間無防備状態になってしまう。敵を倒しながら、バリケードや城を上手に回復する臨機応変な対応がゲームクリアの鍵になる。
完全新作となるRPG『王立 穴ポコ学園』は、JRPGには馴染み深いターンベースの戦闘と、ショートシナリオ制を採用した手軽に楽しめるゲームだ。穴ポコ学園に在学する個性豊かな生徒は100人を超えており、彼らが地下世界の謎に挑む。人類の未来を背負う若者たちの冒険活劇となる。12月1日に行われた新日本BGMフィルハーモニー管弦楽団によるオーケストラ公演「古代祭り」においても、本作が紹介された。
開発はまだ始まったばかりの完全新作ということでまだ情報は少ないものの、スクリーンショットからは4人一組のパーティがモンスターと戦っている姿や、霧に包まれた街らしきマップを見ることができる。
エインシャント単独のタイトルとしては、2014年に発売された『みんなでまもって騎士 姫のトキメキらぷそでぃ』から4年ぶりの新作発表となる。2019年には『すすめ!! まもって騎士 姫の突撃セレナーデ』と『王立 穴ポコ学園』で、古代祭りならぬエインシャント祭りが開かれそうだ。
(C)Ancient corp., 2019
Sound Composed by Yuzo Koshiro
文/古嶋誉幸