3月20日(木)にNintendo Switchに向けて発売を控えている『ゼノブレイドクロス ディフィニティブエディション』が、海外のレビュー集積サイトmetacriticにて平均レビュースコア「88/100」と高得点を獲得した。
記事執筆時点で、52のメディアのうち29件が90点以上をつけており、80点以下をつけているメディアは現時点でゼロと、全体的に高い評価でまとまっている。

100点満点をつけたTechRadar Gamingは、「ゼノブレイド4部作がスイッチで遊べるようになった」と語り、息を呑むようなオープン ワールドや奥深い戦闘システム、全体的にクリアになった画質を高く評価した。Inverseは本作をシステムを理解するのは大変で万人向けじゃないとしつつも100点満点をつけており、時間を費やす価値があると賞賛した。
また、過去1カ月で合計170時間をプレイしたというWashington Postは、本作を「Switchの完璧な白鳥の歌【※】」と称し、「私は野ネズミと激しく戦う新米兵士から、1秒も経たないうちに神を倒すまでになった」と熱中してプレイした様子をコメントしている。
※白鳥の歌(スワン・ソング):人が亡くなる直前に、人生で最高の作品を残すことを表現する言葉。語源はギリシャ神話など。
高得点をつけているメディアは、もともと完成度や満足度の高かった作品がさらに充実した体験を提供してくれたことに満足している様子だ。
一方で、80点をつけたCheckpoint Gamingは、本作がJRPGの歓迎すべき復帰であることを語ったうえで、メニュー画面やしつこめのポップなど、ゲームシステムの複雑さやUI関連の不満点をいくつか述べている。
モノリスソフトが手がける『ゼノブレイドクロス』は、2015年4月29日にWiiUに向けて発売されたオープンワールドRPGだ。プレイヤーは400㎢に及ぶ広大なフィールドを舞台に、制限なく自由に行動できるタイトルになっており、タイトルを新たに発売されるのは約10年ぶりとなる。
プレイヤーは自ら主人公の見た目や性別を変更し、地球人が不時着した惑星ミラを開拓する者の一人として、巨大ロボ“ドール”を駆りパイロットとなり異星人「グロウス」と戦い、活躍する。
また、本作は近未来の世界を描いた作品でもある。
西暦2054年の7月、地球は謎の異星文明同士の戦闘に巻き込まれ、焦土と化した。人々は恒星間移民船に乗り、地球を脱出。無事に宇宙へと脱出できたのは、主人公を含めたごくわずかである。
主人公の搭乗していた宇宙船“白鯨”は異星文明の追撃部隊に見つかり、大破。
未知の惑星の重力につかまり、墜落する。その2か月後、生き延びた人類は惑星ミラを第2の故郷とするため、「NLA(ニューロサンゼルス)」を建設。民間軍事組織「ブレイド」を発足し、調査、開拓を目指す。

なお、主人公の操る人型兵器「ドール」は、背中、肩、手などに兵器を搭載することが可能で、色や名前も自在にカスタマイズできる。さらに、それぞれのドールが車両携帯に変形して走行することも可能だ。
『ゼノブレイドクロス ディフィニティブエディション』はオンラインで遊ぶこともできますも。オンラインに接続したプレイヤーは最大32人の部隊「スコード」に編成されて、共通のミッションが与えられますも。#ゼノブレイドクロス pic.twitter.com/uiM4mctGZD
— ゼノブレイド総合 (@XenobladeJP) March 11, 2025
さまざまな要素が刷新され、『ゼノブレイドクロス ディフィニティブエディション』は3月20日(木)にNintendo Switchに向けて発売される予定だ。オンラインに接続することで、最大で32人の部隊「スコード」に編成されて共通のミッションにも挑める。