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『スプリット・フィクション』の売り上げが400万本を突破。GOTYを受賞した『It Takes Two』開発元の手がける協力プレイ専用アクションゲーム。ふたりの作家が自ら作り出した世界に閉じ込められ、脱出するために協力する

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5月6日(火)、エレクトロニック・アーツ(以下、EA)は第4四半期および25年度の業績を公式サイトにて発表。アクションアドベンチャーゲーム『Split Fiction(スプリット・フィクション)』が大成功を収め、発売されて以来400万本近くを売り上げていることが報告された。

2025年3月7日に発売された『スプリット・フィクション』は、協力プレイが主体のアクションアドベンチャーゲームだ。データ集積サイトSteamDBによると、PC(Steam)版の同時接続数だけでも最大で「25万人」を突破しており、発売から1日で「圧倒的に好評」ステータスを獲得。記事執筆時点で4万8000人以上のユーザーから口コミが寄せられ、97%のユーザーから高く評価されているタイトルだ。

本作は、2021年に開催されたゲーム表彰イベント「The Game Awards 2021」にて最優秀賞である「ゲーム・オブ・ザ・イヤー」を獲得したゲーム『It Takes Two』を開発したHazelight Studiosの手がける最新作だ。

主人公は作家のミオとゾーイの2名。一人はSF作家で、もう一人はファンタジーの世界設定を得意としている。このふたりは企業のマシンによって自分たちが創り出した物語の世界に閉じ込められてしまい、自ら作り出したアイデアを奪われそうになってしまう。

ふたりは協力しつつ、自分たちの作った世界から脱出するために、SFとファンタジーの世界を冒険する。かわいいドラゴンを手懐けたり、サイバーニンジャとして戦ったり、恐ろしいトロールから逃げ出したりといったさまざまな体験を乗り越える。時には、自分自身がウィンナーとなってバーベキュー台で焼かれることもあるようだ。

また、本作の人気はSteamだけにとどまらず、PS5版は海外のレビュー集積サイトmetacriticにて平均レビュースコア「91/100」と高得点を獲得し、ユーザーレビュースコアの「8.9/10」とこちらも高い評価を獲得している人気作だ。

なお、2025年に発売されたタイトルでメタスコア「90/100」以上を獲得しているのは、『モンスターハンターワイルズ』、『エクスペディション33』、『Blue Prince』など。『スプリット・フィクション』も、これらのタイトルに連なる高評価作品であり、今年の「ゲーム・オブ・ザ・イヤー」争奪戦はより激化することだろう。

『スプリット・フィクション』はPS5、Xbox Series X/S、PC(Steamなど)に向けて発売中。7月10日(木)には、ニンテンドーの新型ゲーム機である「Nintendo Switch 2」に向けても発売される予定だ。

ライター
MOTHER2でひらがなを覚えてゲームと共に育つ。 国内外問わず、キャラメイクしたりシナリオが分岐するTRPGのようなゲームが好き。 Divinity: Original Sin 2の有志翻訳に参加。 ゴーストオブツシマの舞台となった対馬のガイドもしている。 Xアカウント(旧Twitter)@Tsushimahiro23

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