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突如現れたインディーゲームの新星『Blue Prince』が海外レビューでメタスコア「92/100」の超高評価を記録。映画スタジオが8年かけて開発したデビュー作。構造が変わる邸宅を相続するため謎解きに挑む内容で、リプレイ性の高さやゲームシステム面が特に高く評価

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4月10日(木)に発売を控えているパズルアドベンチャーゲーム『Blue Prince』が、海外のレビュー集積サイトmetacriticにて平均レビュースコア「92/100」を獲得した。

記事執筆時点で、PC版に22件のメディアからレビューが集まり7件は100点満点、12件が90点以上をしめ平均「92/100」に。Xbox版は5件集まり平均「88/100」と、いずれも高く評価されている。

『Blue Prince』海外メタスコアで平均「92/100」と高評価。構造が変わる謎の邸宅を相続するため謎解きに挑むゲーム_001
(画像はmetacriticより)

本作は、絶えず変化し続ける回廊や部屋を探索するミステリーパズルアドベンチャーゲームだ。プレイヤーはホリィ山近くに位置するハーバート・S・シンクレア邸宅の相続者として、邸宅の中にあるという「ルーム46」の発見を託される。45部屋のうち、46部屋目の発見が相続の条件だ。

Steamストアページによると、本作は邸宅に侵入する前に間取りなどを記す設計図を作ってから侵入することになるという。一度、扉をくぐればさまざまな謎や隠し要素が用意されており、日を跨ぐと図面は白紙に戻る。また、先日見た部屋は翌日には変化している可能性もある。

一日ごとにゲームは進行し、設計する時に選んだ部屋と、部屋の中で見つけたツール選びが重要になる。屋敷の中には、周辺を詳細に調査するためのアイテムが用意されているようだ。

100点満点をつけた「Eurogamer」は、「自分の生活空間からもっと奇妙な可能性を探りたいと思っていたが、Blue Princeでそれがわかった。本当に素晴らしいゲーム」とコメント。同じく、100点満点をつけた「Checkpoint Gaming」は、本作について「記憶を消し去ってもう一度プレイしたくなる」と表現し、本作の謎解き要素について中毒性の高さを熱弁した。

「92/100」をつけた「PC Gamer」は、「できるだけ本作について語らないことにする。情報がない状態で遊ぶのが一番です。映像も見ないでください」とコメントし、本作のパズル要素を絶賛。記事執筆時点で、最低得点である「80/100」をつけている「GamesRadar+」も、「何度遊んでも常に新しい発見があり、パズルに夢中になった」と語った。

一方で、記事執筆時点で得点が「未定」になっているCNETは、本作が「万人向けではない」とした上で、「一般のプレイヤーには理解できない複雑な解決法も存在する」と指摘し、ゲームシステム面については「運が悪ければ、ゲームが止まってしまうこともある」とコメントした。

なお、本作の開発元のDogubombは、約8年間に渡り本作を開発していたことを公式SNSにて明かしている。パブリッシャーである「Raw Fury」は、中年男性が電車に閉じ込められた場面からスタートするホラーゲーム『Post Trauma』や、横スクロール画面で国を管理するゲーム『Kingdom』シリーズのパブリッシングを務めている。

『Blue Prince』は4月10日(木)にPS5、Xbox Series X/S、PC(Steam、Windows)に向けて発売される予定だ。

ライター
MOTHER2でひらがなを覚えてゲームと共に育つ。 国内外問わず、キャラメイクしたりシナリオが分岐するTRPGのようなゲームが好き。 Divinity: Original Sin 2の有志翻訳に参加。 ゴーストオブツシマの舞台となった対馬のガイドもしている。 Xアカウント(旧Twitter)@Tsushimahiro23

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