「これまでと、何かが違うぞ……?」
『ウマ娘 プリティーダービー』(『ウマ娘』)の新シナリオ「Beyond Dreams 共に前へ、共に光を」(Dreams編)をプレイしてすぐ、そんな予感が走りました。
今回のシナリオは、アメリカの世界最高峰レース「ブリーダーズカップ(BC)」に挑戦する物語。日本競馬からの出走でも、さまざまなドラマが生まれたレースです。
真っ先に目を引いたのは、なんと友人枠での登場となったカジノドライヴ。
「えっ、育成ウマ娘じゃなくて、そっち!?」と、思わず二度見しました。
たしかに、史実でもブリーダーズカップに挑戦した経歴を持ちますが、「実在の競走馬がモチーフと明言されたウマ娘が友人タイプで登場するのは初」なんですよね。
さらに彼女は、トレセン学園のOBではなく現役生。これまでの友人キャラとは明らかに異質な立ち位置です。一体どういうことなんだ……!?
さらにさらに……ブリーダーズカップ由来ということで……フォーエバーヤングとマルシュロレーヌが登場っ!!!
フォーエバーヤング号が、2025年11月にBCクラシックを制した際、『ウマ娘』公式Xでは意味深な投稿がありましたよね。実装を予想していた人も多いと思いますが、いざ実機で目にすると喜びもひとしおでした。
— ウマ娘プロジェクト公式アカウント (@uma_musu) November 1, 2025
そして今回、シナリオ固有の「DREAMSトレーニング」がとにかく圧巻です。
後々で詳しく説明しますが、サポートウマ娘たちがすべてのトレーニングに集結するうえ、パラメータ獲得量の上限も増加。「これ許されるの? 大丈夫?」と思わず笑ってしまったほどでした。従来のシナリオと比べ、圧倒的に強い育成ができる土壌となっています。
そんな本シナリオですが、基本情報は以下の通り。
・育成開始時、最終目標とするブリーダーズカップの9レースを選択
・全距離&バ場向け
・11月前半のブリーダーズカップで育成終了。URAファイナルズはなし
・個別の育成シナリオはなし
・育成上限:スピード2100、スタミナ1700、パワー1700、根性1700、賢さ1800
特筆すべきは、「最初に目標レースを選ぶ」ことですね。以下9レースから選択し、シナリオ中の目標レースと、エンディングで獲得できる金スキルが変化します。
◆芝レース
BCターフスプリント(1000m):電迅速攻
BCマイル(1600m):豪風円刃
BCフィリー&メアターフ(2000m or 2200m):光芒一閃
BCターフ(2400m):時中の妙◆ダートレース
BCスプリント(1200m):紫電円刃
BCフィリー&メアスプリント(1400m):紫電一閃
BCダートマイル(1600m):風翔
BCディスタフ(1800m):豪風一閃
BCクラシック(2000m):閃光
そして、今回のシナリオではスピード上限が2100となりました。具体的な効果量は不明ですが、2000以上でプラス要素があるとか……?
また、賢さ上限は「アオハル杯」以来となる1800に。従来は1200以上の賢さによる恩恵が少なかったものの、これにも見直しが入ったとのことです。
周回時間は育成期間が短いこともあり、おまかせ育成で25分以内と、テンポ感は良好でした。
そんなこんなで、今回はメディア向け先行体験会にて確認できた、新シナリオ「Dreams編」のレポートをお届けしていきます。
カジノドライヴと共に、日本悲願のブリーダーズカップ制覇に挑む、激アツなストーリー
新シナリオが目指す先は、アメリカの祭典ブリーダーズカップ(BC)。かつての挑戦者であるウマ娘、カジノドライヴが発起人となり、遠征プロジェクト「DREAMS」が始まります。
カジノドライヴ号はアメリカの名血統の競走馬。日本にてデビュー直後に渡米して重賞を制覇するも、その後のBCクラシックでは悔しい結果に……。
そんな競走馬がモチーフになっている彼女は、「日本からアメリカの大レースを制する」という夢を胸に、トレーナーと共にチームを導いていきます。
……しかし冷静に考えると、とんでもないことを計画していますよね。「日本が長年跳ね返されてきた世界最高の壁に、チーム一丸で賞を狙いに行く」のは、同じく凱旋門賞を狙いにいった「プロジェクトL’Arc」と並んで、ビッグドリームな展開です。
今回のシナリオリンクキャラには、フォーエバーヤング、マルシュロレーヌ、ラヴズオンリーユー、レッドディザイア、エスポワールシチーといったBCゆかりの面々がズラリ。
とくに近年、BCで目覚ましい活躍を見せ、日本競馬の悲願を達成したマルシュロレーヌ、フォーエバーヤングまでもが新たにウマ娘になったことは、記憶に新しいファンにとってはたまらないでしょう。
脳汁必至の「DREAMSトレーニング」。サポートウマ娘たちがすべてのトレーニングに集結。こ、こんなの許されていいのか……!?
育成において、本シナリオ最大の目玉と言えるのが「DREAMSトレーニング」。
『ウマ娘』を長くプレイしている人ほど、こう思わずにはいられないでしょう。「こ、こんなの許されていいのか……!?」と。
「DREAMSトレーニング」が発動すると、なんと編成しているサポートカードから最大5名【※】に加え、チームメンバー(シナリオリンクキャラ等から選出された3名)全員が、すべてのトレーニングに集合してしまうのだ。
※なお、友人とグループタイプのサポートカードはこの効果の対象外。
スピードのトレーニングを見ても、スタミナのトレーニングを見ても、どこを見渡してもズラリと並ぶウマ娘たち。どのトレーニングを選んでもおいしい状況に目移りしてしまいます。前代未聞にもほどがある。
さらに強烈なのが、パラメータ獲得量の上限増加。後述する作戦会議で強化すると、これまでの「上限100」が緩和され、友情トレーニングが重なれば見たことのない数字を叩き出しだします。
ウマ娘たちがかつてない速度で強くなっていく。これがもう……めっちゃくちゃ気持ちいい!!
仕様としてサブパラメータの伸びはやや抑えられているものの、トレーニング効果が強すぎるため、プレイしていてそこまで気になりませんでした。むしろ、メインパラメータが一気に伸びていく爆発力に目を奪われ、細かい数字などどうでもよくなってしまう。
ただし、「DREAMSトレーニング」は無制限に使えるわけではありません。発動回数は各期間で原則2回まで(シニア夏合宿後のみ4回)。
・デビュー前:2回(開始3ターン目から)
・ジュニア級7月前半〜12月後半:2回
・クラシック級1月前半〜6月後半:2回
・クラシック級7月前半〜12月後半:2回
・シニア級1月前半〜6月後半:2回
・シニア級7月前半〜10月後半:4回
回数は期間ごとに補充されますが、持ち越しはできないため、「ここぞ!」というタイミングを見計らって発動する戦略性が求められます。
なお、最初の補充はジュニア級の3ターン目(作戦会議後)に行われるため、序盤から絆を上げやすかったですね。
「振り返り」と「作戦会議」をくり返し、チーム一丸でBC勝利を目指す
育成の基本サイクルは、「作戦会議」で方針を決め、「トレーニング」に励み、「振り返り」で評価を受ける……という流れで進行します。
このなかで重要になるのが、「チームメンバー」と「チームランク」です。
それでは、順を追って解説しましょう。トレーニングには、シナリオリンクキャラから選出された3名のチームメンバーが選出。配置されたトレーニングを選択すると、「ドリームゲージ」がアップし、ゲージMAXで踏むと、「メンバーランク」が上がります。
そして「振り返り」にて、期間毎に要求される「メンバーランク」を達成することで最高評価を受けられる、という寸法です。
ここで注意したいのが、「チームランク」は「チームメンバーの中でもっとも低いランク」にあわせて決定されるという仕様です。
つまり、ランクに偏りがあると、十分なトレーニング効果を得られず、伸び悩む原因に。ランクの偏りをなくすよう、満遍なく踏んでいくことが大切です。
なお、編成サポカにシナリオリンクキャラが含まれていると、チームメンバーとして優先加入するうえ、トレーニングをサボらなくなるという恩恵があります。
ちなみに、試遊ではフォーエバーヤングの賢さサポカを使用できました。「トレーニングに必ず現れる」チームメンバーとしての属性もあるため、本シナリオでは非常に強力と思われます。
そして、育成のカギを握るのが、半年に1度やってくる「作戦会議」です。
ここでは、育成中に集めた「DP(DREAMS Point)」を消費して、チームパラメータ(フィジカル、テクニック、メンタル)のレベルを上げることができます。
これにより、「DREAMSトレーニング」の効果をさらに強化できる仕組みです。
DPはメンバーのランクアップや、振り返りの評価に応じて獲得。このリソースをどう割り振っていくかが、腕の見せどころとなりそうです。
また、個人的に推したいのが「振り返り」の演出。ウマ娘たちが結果発表を固唾を飲んで見守った後、高評価に安堵して喜ぶリアクションが、ものすごくかわいかったです。
プレイフィールは直感的だが、リソース管理は奥深い良シナリオ
実際に遊んでみた感触としては、育成フローは直感的でわかりやすく、1プレイのサイクルも短いためサクサク進められる印象でした。
なにより「DREAMSトレーニング」で一気にパラメータを盛れる爽快感は格別。一方で、DPをどのチームパラメータに振るかというリソース管理には、まだまだ研究の余地がありそうでした。
そしてなにより、ストーリーが熱い。 題材が題材だけに、ド直球のスポ根仕立て。
筆者が最初に育成したエスポワールシチーは、史実ではBCクラシックに挑み、敗れた過去があります。その彼女が「Dreams編」で歴史を覆し、世界の頂点に立った瞬間……胸に熱いものがこみ上げました。これぞ『ウマ娘』の醍醐味!! という体験でした。
そして攻略の鍵を握るのが、カジノドライヴの友人サポカ。編成すると獲得できるDPが増えるため、本シナリオでは必須級の働きをしてくれます。


ただ、凸段階によらず一定のDP増加量が見込めるため、無凸でもしっかりと仕事をしてくれる。シナリオへの参入ハードルが低めなのはうれしいですね。
試遊会では、恒例のメディア対抗ルームマッチも開催。舞台はデルマーレース場(芝2200m)。さすがにエスポワールシチーだと適性が噛み合わなかったため、今回はオルフェーヴル(史実ではマルシュロレーヌの父)にて参戦しました。
おまかせ育成でもスピードはカンスト。他パラメータにも自信ありと、しっかり育てられたのですが……残念ながら結果は4着。サポカイベントが完走せず、有効スキルを固めきれなかったことが痛かったです。
メディア対抗レースでは、なぜか後方脚質で固まる傾向にあるので、次の機会があればこの環境を前提にスキル構成をより盤石にして、ぜひ勝ちにいきたいです……!
以上、実装からひと足早く「Dreams編」を体験したプレイレポートでした。日本チームが世界最難関のレースに挑み、数々の栄誉を勝ち取っていく展開は激アツでした。まさかの登場となったカジノドライヴを巡るストーリーも見逃せません。
ぜひ、みなさんも推しウマ娘を世界最強の座に就かせるべく、「Dreams編」をプレイしてみてください!
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