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「ホラーと推理ゲームが両方楽しめてお得!」『流行り神 警視庁怪異事件ファイル』【ホラゲレビュー百物語】

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※画像はPSP版『流行り神PORTABLE 警視庁怪異事件ファイル』のもの。(卍【流行り神】怪異・怪談・都市伝説【実況】_01より)
※画像はPSP版『流行り神PORTABLE 警視庁怪異事件ファイル』のもの。
卍【流行り神】怪異・怪談・都市伝説【実況】_01より)

【ゲーム概要】
 「都市伝説」を題材としたアドベンチャーゲーム。プレイヤーは刑事として「コックリさん」や「赤マント」、「さとるくん」などの都市伝説が関わる奇妙な怪異事件を捜査し、真相を究明するのが目的。各シナリオはゲーム中の選択肢によって「オカルトルート」と「科学ルート」の2つに分岐し、その両方のルートを読み進めることで真相に迫っていく。

編集部ひとことレビュー

 F.O.A.F.という言葉をご存じだろうか?

 Friend of a Friend……友達の友達という意味の言葉だが、この『流行り神』のシリーズを通して象徴的に使われている言葉だ。
 いわゆる噂の伝達のしかたのことであり、この友達の友達という曖昧な伝わりかたで、都市伝説は広まっていくという……

 物語は、警視庁内の左遷部署であると噂される部署「警察史編纂室」に舞い込んでくる、不思議な事件を追う刑事たちの活躍を中心に描かれていく。
 彼らが担当する事件とは、こっくりさんや赤マントなど、オカルトめいた都市伝説の影がチラホラと見え隠れするものばかり。

 主人公の、エリートから転落してしまった若き警部補・風海純也を始め、武術に長けるが怪奇現象が苦手な年上の部下・小暮宗一郎、ギャンブルばかりしている謎の多い上司・犬童蘭子など、個性的なキャラクターたちが賑やかに話を紡いでいく。

 本作の大きな特徴はひとつひとつのシナリオが、大きくふたつに分岐すること。科学的捜査をメインにするか、オカルト理論で謎に迫るかでガラリとシナリオが変化していくのだ。
 各話にはカリッジ・ポイントと呼ばれる数値が用意されており、勇気を必要とする場面ではこれを消費して、特殊な選択肢を選ぶことができる。

 また、自身の推理を整理するセルフ・クエスチョン、最後の回答を導き出す推理ロジックなど、テキストアドベンチャーでありながら高いゲーム性自由度の高いシナリオ展開を楽しむことができるのが人気の秘密だ。

 夏は都市伝説を題材とした、ホラーと推理ゲームを両方楽しめる『流行り神』がオススメ……友達の友達が言っていたんですけどね……

※動画はPSP版『流行り神PORTABLE 警視庁怪異事件ファイル』のもの。 (動画投稿:古テラゾーさん)

流行り神 警視庁怪異事件ファイル

発売年月日開発元/発売元プラットフォーム
2004年8月5日日本一ソフトウェアPlayStation 2
特記事項
廉価版(2005年※『流行り神Revenge 警視庁怪異事件ファイル』)、PlayStation Portable版(2005年※『流行り神PORTABLE 警視庁怪異事件ファイル』2007年※『流行り神 ポータブル 警視庁怪異事件ファイル The Best Price』)、携帯電話版(2007年※『流行り神 MOBILE 警視庁怪異事件ファイル』)、ニンテンドーDS版(2009年※『流行り神DS 都市伝説怪異事件』)あり。

(C)2004.2005 NIHONICHI SOFTWARE INC.

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