色とりどりの楽曲が続々と! ドリフェス!の魅力を全方位から味わう怒涛の6曲
石原壮馬さん、溝口琢矢さん、富田健太郎さんは2次元のキャラクターがアニメで『グローリーストーリー』を初披露した衣装を完全に再現して登場。スクリーンにはTRAFFIC SIGNALの3人(天宮奏、及川慎、佐々木純哉)が映し出されました。
この曲で特に印象的な、膝を地面に付けて、腕をセクシーに身体に沿わせる振り付けをステージ場で溝口琢矢さんと石原壮馬さんが披露すると……客席からは割れんばかりの黄色い声が! 3人から放たれたハートは、ファンにとってとどめの一撃となったことでしょう。
盛り上がった余韻を残したまま『MAY BE, LADY!』へ。ミラーボールが作り出した星があたりを美しく煌めかせ、その輝きが笑顔で舞台を見つめる客席へと降り注がれてきました。その光景は、爽やかなラブソング『MAY BE, LADY!』の世界観そのもの。
スクリーンに映し出されるキャラクターと、目の前のステージで踊るキャストの完璧なまでのシンクロ率! これこそが『ドリフェス!』であり、5次元の醍醐味! 日本武道館は、2次元も3次元も越えた5次元空間になっていたのです。
そんな夢うつつのファンの目を覚ましたのは、青一色に染まった舞台と鳴り響く鼓動の音。ステージは一気に幻想的な雰囲気へと様変わりします。すると舞台中央の階段が左右に分かれ、中からKUROFUNEのふたりが……。
アルゼンチンタンゴを匂わせるリズムで刻まれたダンスホップ曲『君はミ・アモール』です。情熱的でどこか大人な恋愛模様を連想させるこの曲……。KUROFUNEのふたりのダンスからも、色香のオーラが放たれ、懇願するような切ない表情、深みを感じる大人の歌声は、ファンを魅惑の世界へ誘っていきました。
そして、溝口琢矢さんと正木郁さんによる『Magnetic Emotion』、溝口琢矢さんと富田健太郎さんが歌う『Symmetric love』とステージが続き、客席もヒートアップ。
DearDreamやKUROFUNEのステージでは、アニメと同じ振り付けで披露されるフォーメーションダンス。刻々と変わるフォーメーションは全員が真正面を向いていても完璧なまでに、一糸乱れぬステップを見せつけてくれます。
そこに感じるのはキャスト同士の確かな絆。『ドリフェス!』として歩んできた約3年間で培われたサイコーの絆という結びつきがたしかに刻み込まれていました。
もちろん、ダンスだけではなくパフォーマンス力もパワーアップ。その力は『ドリフェス!』が日本武道館という最高峰のライブ会場を支配するまでに成長。5次元アイドルという他に類をみないプロジェクトの確かな軌跡がこの日、日本武道館に刻まれたことでしょう。
ソロ曲では客席がワンカラーに染まり上がる
ライブの中盤に差し掛かり、客席の熱量は最高潮に近づいていきます。曲は、太田将熙さんと正木郁さんからなるユニット“W-MaSKat”(ダブルマスカット)による『STARTING TOGETHER』と『You are my RIVAL』。
パワー溢れ弾むようで軽やかな2曲。互いを奮い立たせるような曲中には、ふたりが密着する場面も多く、何度もファンの「きゃ〜」という悲鳴がこだましました。
KUROFUNEのふたりが白ジャケット姿で登場し『BEST☆★PARTNER』。そして、ソロ曲のターンへ! 正木郁さん『ハピハピハッピー♪スマイリング☆』、太田将熙さん『Wherever I am』、富田健太郎さん『Dream Painter』とそれぞれが熱唱。客席のペンライトをキャスト自身のカラーで染め上げました。
つづく石原壮馬さん、富田健太郎さん、太田将熙さんが歌う『Lifetime=Partytime!』では、TVアニメ『ドリフェス!R』1話の「感謝のマジ投げ剛速球!」のようにボールを投げる場面が! 思い切り振りかぶる3人の笑顔はボールに託され、客席へ剛速球で届けられました。
溝口琢矢さん、正木郁さんがステージに登場しDearDream5人勢ぞろいすると『真夏色ダイアリー』。キャストも客席もタオルを振り回し、武道館には一瞬にして旋風が。なんと、5人のタオルは客席へと投げ込まれました。
その後、DearDreamの5人のMCではペンライトを使った「ベストオブウェーブ」を客席全体でおこない、石原壮馬さんの「ベストオブウェーブを見たので、こっからベストオブライブにしましょう!」という言葉で、ライブへと繋がっていきました。
戸谷公人さんの『RING』、株元英彰さんの『SINGIN’ IS ALIVE』では、KUROFUNEで見せる表情とは、一味ちがう魅力が放出されました。そしてKUROFUNEのふたりで『Whole New World』。この曲ではステージ前方で炎が上がり、会場をあっと驚かせました。お馴染みの「開!国!」コールでも、合わせるように高く上がる炎。アツい愛の証明、そして襲来を肌にも感じられました。
アツい炎が消えた後、ピアノの音色が鳴り響くと、ステージは穏やかに凪ぐ海のように青く染まります。溝口琢矢さんが歌うソロ曲『リフレイン』は、優しいながらも、そこに込められた想いの力強さを感じる歌声を響かせました。曲の終盤にはひとつの美しいガラス玉が、幻想的な雰囲気をより深めていきました。
ソロ曲を締めくくったのは石原壮馬さんの『Run After Blowin’ Wind!』です。迷いのないまっすぐな歌声とそれに応える客席のエールは会場全体を赤一色に包みこみました。
このライブを記録に残したい……だから5次元の記念撮影!?
客席をそれぞれのメンバーカラーに染め上げたソロ曲のパートが終わると、DearDreamとKUROFUNEが、ミリオンエールの新衣装でステージに集合!
ファイナルステージのリハーサル小話や、ソロ曲では客席一面が自分色に染まった瞬間を「天の川みたい」「宇宙にいる気持ちになる」と述べました。すると「この景色を記憶もいいけど記録にも残したい」と話した瞬間、ステージ中央から石原壮馬さんが、カメラマンを連れて突然のポップアップで登場!
石原壮馬さんが「この会場で5次元写真を撮ろう!」と提案すると、今回のファイナルステージのために描き下ろされたキービジュアルと同じシチュエーションで客席と一緒に撮影することに。スクリーンにはキャラクターも映し出され、14人とファンで合言葉「ドリフェス最高」にあわせて“5次元写真”が完成しました。
記念写真の撮影を終えると、いよいよファイナルステージもラストスパート。
客席のボルテージが急速に上がっていきます。DearDreamの『ユメノコドウ』からKUROFUNEの『Future Voyager』『OVER THE SEVEN SEAS』。そして再びバトンがDearDreamに渡り『GO TOMORROW!!!!!』と瞬きする間もないほどの怒涛の展開が続きました。
そして、ファイナルライブのラストを飾ったのは 、TVアニメ『ドリフェス!』エンディングテーマでもあった『シンアイなる夢へ』。石原壮馬さんの「『ドリフェス!』のラストと言えば、やっぱりこの曲!」という掛け声のもとDearDreamが熱唱。途中からKUROFUNEが加わり、さらに歌声は深みと迫力を増していきます。
ラスト曲が終わると、石原壮馬さんの「今日は本当にありがとうございました!」の声を合図にキャスト全員が「ありがとうございました」とサイコーの笑顔で挨拶。キャストたちは今日という感動を噛み締めた様子でステージを後にしました。