電ファミをご覧のみなさん、こんにちアバダ・ケダブラ!
3月11日までに全世界で4億時間も遊ばれた「アバダ・ケダブラ」をめっちゃ撃てるゲーム『ホグワーツ・レガシー』遊びましたか?
既にPC/PS5/Xbox Series X|S版を遊ばれている方や積んでいる方、5月5日に発売予定のPS4/Xbox One版や7月25日に発売予定のNintendo Switch版をお待ちの方もいるでしょう。
逆にまだどんなゲームか知らないぜ!という読者は、さきに筆者が発売時に執筆した記事に目を通していただくとなんとな~く『ホグワーツ・レガシー』についてわかるかと思います。
今回の記事では、そんな方たちに焦点を当て、「今からでもはじめられる『ホグワーツ・レガシー』」というテーマを軸に、このゲームを遊ぶうえで知っておくといいポイントなどをご紹介していければと思っています。
というのも、本稿で紹介する『ホグワーツ・レガシー』は、ガチガチのオープンワールド系アクションゲームでありながら、数多くの非ゲーマー層の方々が手に取っているという現状があるからです。
私の周りでも母親の同僚が購入していたり、同棲相手のPS5で遊んでるよなんていう方もいましたが、『ハリー・ポッター』が好きだけどゲームは遊んだことないような人たちがスゴく多かったんです。
じゃあもう大分発売から時間が経っちゃったけども書きましょうよ。ということで、この記事が出来ました。まだまだほかの機種で発売予定もありますしね。
では、いってみアバダ・ケダブラ!(天丼)
文/Squ
難易度の選択
このゲームには合計4つの難易度が存在します。一般的な「簡単」、「普通」、「難しい」に相当するイージー、ノーマル、ハードのほかにストーリーを楽しむことに特化した「ストーリー」と呼ばれる難易度が存在します。
難易度はゲーム開始前に設定することができるので、自分にあった難易度を選びましょう。もちろん、あとから変更することも可能なので、難しいと感じたらすぐに変えてしまってもいいかもしれません。
ゲーム上での説明は「バランスの取れた難易度」といったざっくりとした説明になっているので、もう少し詳しくご説明します。
ストーリー:
普段ゲームを全然遊ばないなど、自信がない人向け
『ハリー・ポッター』の世界観や、ゲームの物語に集中したい場合などにオススメイージー:
普段ゲームを遊ぶ人向け
無理なくクリアしたい場合にオススメな難易度ノーマル:
本作における中間の難易度
“魔法植物”や“魔法薬”などの戦闘に影響する要素をバリバリ使う前提での調整がされているので、それなりに考える必要はアリ。筆者は脳筋プレイヤーなので、いきなりノーマルを選んでだいぶ苦しみました。ハード:
自分の限界を試したい人向け
戦闘やボス戦、謎解きなどで“挑戦”をもたらしてくれる難易度。目指せヴォルデモート
大分説明を端折っていますが、よくわからなければ「ストーリー」を選んでおけば超・安心です。
ほかの難易度とくらべてかなり簡単で、RTA【※】界隈で禁止にするかの議論が行われていたレベルには遊びやすくなる調整がされています。
※「RTA(Real Time Attack)」とは、ゲーム全編や特定の目標のクリアなど達成する速度を競うゲームの遊び方のひとつ。本作にもRTAに挑戦するコミュニティがあるが、難易度「ストーリー」が他の難易度にくらべてあまりにも簡単すぎるので競技性を損なうのでは?と議論になった。
なので、これから今作をプレイする方は「ストーリー」=めっちゃ簡単な難易度と覚えておけばオッケーです。
寮ごとの違い
今作には、原作同様4つの寮が存在しています。『ハリー・ポッター』についてお詳しい方は、ゲームにおける寮の重要性が気になるかもしれません。
……が、ぶっちゃけた話、大して重要ではありません。本作における寮ごとの違いは些細なものだからです。なんなら、組分け帽子の質問に関係なく自由に選べちゃいますからね。
拠点となる談話室と交流が多くなる生徒、制服などの一部衣装の柄のほか、それぞれ専用クエストが存在するなどの違いはあるものの、セーブデータは1つのゲームにつき4つまで作ることができるので、好きな寮を選択してみていいかと思います。
装備アイテムは破棄せず、売ろう
ゲーム中はプレイヤーの攻撃力や体力を上昇させる装備アイテムを手に入れることができます。ただし、初期の状態では所持可能数に上限が設定されているため、わりとすぐいっぱいになってしまいます。
この枠は「マーリンの試練」とよばれるゲーム内コンテンツをプレイすることで拡張することができますが、「マーリンの試練」ではそれなりの種類の呪文を覚えていることが要求されるため、最初のうちに挑戦するのは得策ではないでしょう。
装備メニューからは、装備アイテムの破棄をすることが可能ですが……もったいない!
魔法薬や材料、必要の部屋の装飾品などを購入する際に必要になるお金は、今作ではあまり効率よく稼げません。そのため、「装備を売ること」がストーリーと並行して可能なお手軽な金策方法になっているのです。
ゲーム内で一度でも入手した装備は、売却や破棄をおこなったあとも、装備の外観を変更するシステムを利用して見た目だけ変更することが可能です。性能重視で売却をしても、見た目は好きなように変更できるので気にせず売ってしまいましょう。
チャレンジ報酬を頻繁にチェックしよう
ゲーム内には「チャレンジ」と呼ばれるシステムが存在します。特定の条件を達成すると、特別なアイテムを入手することができます。
メインクエストを進める以外にも、サイドクエストや特定の敵を倒す、装備をアップグレードするなどさまざまなチャレンジが設定されています。
チャレンジを達成したことは視覚的にはわかりづらいので、定期的にメニューから確認してみましょう。物語を進める以外でのゲームを遊ぶための指標になるかもしれません。
わからない用語が結構多い!マグルならAIに聞いちゃおう
本作では、原作や映画に登場した様々な固有名詞が登場します。とくに、収集要素のひとつである「手紙」には見慣れないワードがちらほら…。
「スツージング」に「癒者」、「トヨハシテング」に「聖マンゴ病院」……いや原作に出てこないのもあるじゃないか!!なんなんだこのゲーム!!!(誉め言葉)
……ってくらいには固有名詞のバーゲンセール状態です。でもこのゲーム、辞書とかないんですよね。
ここまで振り切っているとファン的にはうれしいんですが、書籍のみだったり、すでに閉鎖されてる公式サイトだったりでしか言及されていないワードも結構あります。
たとえば、こちらは魔法省の魔法大臣から主人公の師匠である魔法論の教授・フィグ先生宛に送られた手紙の一部。
クディッチはともかくとして「スツージング」ってなんやねん!!となると思います。というか、筆者の説明ですら「魔法論(Magical Theory)」とか「魔法大臣」なんて固有名詞が出てきます。
ちなみに、「スツージング」はチーム内のチェイサー2人が得点エリアに侵入することを禁止するルールです。……なんて?
ゴールエリア内でキーパーをボコボコにしてゴールリングをがら空きにすることを抑制するために作られたとされています。
クィディッチがいかに危険で野蛮なスポーツかはともかくとして、ファンの自分からしても「単語だけバッとだされて理解しろ」は無茶な気がします。そんな時に役立つのがBing AIです。
普通にめちゃくちゃ便利……! 魔法世界でAIを使うのって結構背徳感があっていい感じです。ためしに先ほど話題に出した「聖マンゴ病院」についても聞いてみました。
めっちゃ細かい!!!これくらいのわかりやすさがとても便利……!インターネット上の様々な情報を基に教えてくれるので、情報の信頼性が100%あるとは断言できませんが、それでもゲームを遊ぶうえでの十分な知識は手に入るでしょう。
ちなみに、2個目の質問の詳細情報に「ワーナーブラザース」の公式サイトも含まれているのがわかるかと思います。そうなんです、実は日本語での情報源としてけっこう有用なレベルで情報が載っているのがワーナーブラザースの「魔法ワールド」公式サイトだったりするのです。
情報源が公式なので、こちらは情報の正確性が100%保障!うれしい!
余談ですが、アバダ・ケダブラのページのURL末尾が「killing-curse.html(死の呪い.html)」になっているのがド直球すぎて大好きです。共感してください。
さいごに
『ホグワーツ・レガシー』は本当に、本当に面白いゲームで、『ハリー・ポッター』シリーズを子供のころに慣れ親しんでいた筆者にとってのオールタイムベストに食い込む勢いでした。
このゲームは、歯ごたえのあるゲーマー向けのゲームでもありながら、ゲームを普段遊ばない方にもとっつきやすく作られています。
「目的を同じくし、心を開くならば、習慣や言葉の違いはまったく問題にはならぬ」
ーアルバス・パーシバル・ウルフリック・ブライアン・ダンブルドア
何が言いたいかというと、このゲームで遊びたいという気持ちがあれば、問題ないということです。
ゲームをクリアしたい!とか、「魔法ワールド」の世界に飛び込みたい!とか、アバダをケダブラしたいだけだって構わないのです。
今この記事を読んでいるであろう「普段あんまりゲーム遊ばないからなぁ」と思っている方には、ぜひ物怖じや不安を気にせず挑戦してほしいと思っています。