この世には数多くのアイドルゲームが存在するが、その多くにおいて担当アイドルは大切な存在であれどその想いは“恋愛感情”とは一線を画す……みたいな不文律がなんとなくある気がしている(公式的に。主語がデカすぎたら申し訳ない)。
「担当アイドルと恋愛関係に」
文字面だけ見ても、決して開いてはいけない“禁断の扉”のような印象を感じるわけだが、そんな“禁断の恋”を疑似的に体験できるコンテンツが『IDOLY PRIDE』(『アイプラ』)にて実装されることが発表された。マジで!?!?
その名も「もしも君と恋をしたら」。
『アイプラ』に登場するアイドルが恋愛シミュレーションゲームに登場するキャラクターの声優として出演することになり、マネージャーがテストプレイをするといった内容になっている。
ゲームとしては、ビジュアルノベルのように選択肢を選びながら、登場キャラとの恋愛を楽しみハッピーエンドを目指すというもの。
あくまで疑似的な恋愛シナリオの中でのものであるが、担当アイドルとの恋愛を体験できるというのは非情に背徳的な誘惑である。
ゲームでは同級生という設定らしいので、『アイプラ』本編におけるアイドルとマネージャーという関係では見せてくれない一面が垣間見えそうな期待もしてしまう。正直に言ってしまって、ドキドキが止まらない……!!
5月11日の公式生放送にて発表され、5月14日12時より実装が発表されている新コンテンツ「もしも君と恋をしたら」。
今回、本実装に先駆けて先行プレイの機会を得たので、実際にプレイした模様をレポートでお届けしていきたいと思う。
文/竹中プレジデント
※この記事は『アイドリープライド』の魅力をもっと知ってもらいたいQualiArtsさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。
バイト先から始まる一ノ瀬怜との恋愛シナリオ
俺の名前は「電ファミ太郎」。成績は学年1位の優等生だ。
推薦がほぼ確定した俺はひとり暮らしの資金を貯めるためバイトを始めることに。そこで出会ったのが一ノ瀬怜という美少女だった。
俺の教育係に任命された一ノ瀬さん。手取り足取り教えてもらえるなんて……とウキウキ気分の俺に対して、一ノ瀬さんの反応は著しくよろしくない。
「他人の面倒を見るくらいならまだレジ締めのほうがマシ」とまで言われてしまう始末だ。
ひと通り業務の説明をしてもらった後、最初に任された仕事は「お肉の陳列」だった。
教育係など面倒だと思われているのだろう……仕事内容だけ告げると一ノ瀬さんは別の売り場に行ってしまった。
とはいえ、肉を並べるなんて簡単な作業、学年1位の成績を誇る俺にとっては朝飯前である。
どう並べればいいかわからないが、とりあえず上から並べていけば問題ないだろう。
よし、あっという間に並べ終えた。早速、一ノ瀬さんに報告したのだが……どうやら並べかたがよくなかったらしい。お叱りを受けてしまった。
ここで出てくる選択肢。
「言い訳をする」
「謝る」
いや……だって……何も教えてくれなかったし……質問しにくいオーラ出してたし……。
→「言い訳をする」
「謝る」
素直に謝罪できず、ついつい言い訳をしてしまった。
明らかに怒っている一ノ瀬さん。好感度メーターなるものがもしあるならものすごい勢いで下がってしまっているのが想像に難くない。あちゃー。
お世辞にも良好な関係とは言えないが、そこは恋愛シミュレーションゲーム。一ノ瀬さんとはじつは同じ学校に通っていることが発覚、そして同じクラス、隣の席になる。これは運命を感じずにはいられない!
……のだが、一ノ瀬さんからは「学校ではあまり話しかけないで」と、キンキンに冷えた対応が。きついぜこれは。
はっきり言って好感度はゼロ。
その証拠にホーム画面での反応も惨憺たる心折設計となっている。
そんなこんなで始まった一ノ瀬怜と主人公の関係なのだが、1話にしてトラブルが発生してしまう。本来であればブリ10匹の発注を、一ノ瀬さんが間違えて1000匹発注してしまったのだ。
ブリに限らず魚介類が日持ちのいい食品でないことは周知の事実……割引をしたとしても普段の100倍の量を売るのは困難極まりない。
自分のミスを取り返すべくがんばる一ノ瀬さん。ここで出てくる選択肢。
「一ノ瀬さんを追いかける」
「一ノ瀬さんを追いかけない」
気持ちとしては一ノ瀬さんの力になりたいが、俺はただの新人バイト。なにも力になれるはずがない。
加えて、なんか嫌われているみたいだし、話しかけたらまた怒られるかもしれない。そうだ、ここは通常業務をしっかりこなそう。
「一ノ瀬さんを追いかける」
→「一ノ瀬さんを追いかけない」
恋愛シミュレーションの主人公にあるまじき消極的行動。
さて、どうなるのか……と思って読み進めていったら、このままエンディングに突入してしまった。
どんなエンディングかは実際にゲームをプレイして見ていただきたいが、当然のことながらハッピーなエンディングではない。
ええっ!? マジで? トラップ選択肢じゃないか……。
ドキドキでアマアマなシチュエーションを堪能しよう
そんなわけで、初めての「もし恋」は一ノ瀬さんと恋愛どころか友達にすらなれないままエンディングを迎えてしまった。
どうやらゲーム内で選んだ選択肢によって9種類のエンディングに派生していく作りになっている「もし恋」。なかなかに力が入っているゲームのようだ。
ストーリーが進むごとにふたりの仲も深まっていくわけだが、これがもう……めちゃくちゃ……よい……。
お弁当を作ってもらったり、苗字から名前で呼ぶようになったり、一緒にお出かけ(デート)したり……もうイチャイチャが爆発していくので、脳がトロける覚悟はしておいてほしい。
さらに、究極のハッピーエンドであるTRUEエンドでは、それまでとは比にならないレベルで悶絶しちゃいそうなドキドキでアマアマなシチュエーションが待っている。ぜひハッピーエンドを目指してプレイを進めてみてほしい。
ゲームの流れとしては、
・放置(時間経過)で獲得できる“もし恋Exp”で“もし恋 Lv”を上げることで、ストーリーが解放
・同じく放置(時間経過)で獲得できる“もし恋ストーリー解放Pt”を消費してストーリーをはじめる
と、そこまで複雑ではないので、遊びかたで迷うことはないだろう。
個人的には仲を深めたことで変わるホーム画面の一ノ瀬怜の反応にも注目してほしいところ。
最初のころは塩対応だったのに……
こんな表情を見せてくれるように!(どんなセリフを言っているかはぜひゲーム内で実際に目のあたりにしてほしい)
「もし恋」、コンテンツとしてひじょ────に楽しませていただいたのだが、一点だけ不満がある。怒っている。
もうね、ひとりだけじゃ足りない! 他のアイドルたちとの恋愛シナリオも頼む! できれば全員分!!
……と息巻いていたら、公式生放送でなんと怜ちゃん以外にも何人かに出演のオファーが届いていることが判明しました。仕事が速い!!!
第2弾の追加時期については、詳細が決まり次第告知されるということなのでぜひとも期待したい。
本編でも「かわいい」を満喫できる『アイプラ』
さて最後になるが、この新コンテンツがきっかけで『アイプラ』に興味を持った方に向けて、本作の魅力を紹介しておきたい。
本作のジャンルはいわゆる放置ゲーム。時間経過で得られる素材でアイドルたちを育成していくのがメインのプレイスタイルとなってる。なので日々のゲームプレイにかかる時間は短く、プレイコストは低い。
そんな『アイプラ』の魅力をひと言で表すと……「かわいい」だ。
新コンテンツ「もしも君と恋をしたら」はもちろん、本編でも「かわいい」を満喫できる素晴らしいゲームなのだ。
アイドルたちの2Dイラスト、3Dモデルともにスマホゲーム業界最高レベルの品質であるし、ライブシーンのモーションもすさまじいクオリティで作られている。
百聞は一見に如かず。公式より公開されている動画をいくつか見繕っておくので、とりあえず見てほしい。
そしてさらにそんなかわいいアイドルたちを着せ替えしたり、撮影したりできるのも本作の魅力を語るうえで欠かせない要素。撮影シチュエーションが豊富なのもうれしい。
「かわいい」を満喫したい欲求を叶えてくれるゲーム、それが『IDOLY PRIDE』。インストールしよう!!!!!!!!!!!!!!