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ここにいる人たち、みんなどこかで会った「光の戦士」かもしれない。ズッ友ゼノスから大物演歌歌手まで、『FF14』のファンフェスに初めていってきた

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「ファイナルファンタジーXlV ファンフェスティバル 2024 in 東京」……行ってきたよ!

正直最初は「ええっ、2日間もドーム行くんですか……」とか思ってたんですが、まぁ今回は新生10周年ですから。「10周年のファンフェス」を一度逃してしまったら、もう二度と「10周年のファンフェス」を味わうことはできない! だから行こう、この前異次元フェスで行ったばかりのドームに! L・O・L! L・O・L!!

そしてFF14のリアルイベントに来るたび思う、「一体光の戦士は現代社会のどこにこんなに潜伏していたのだ」と━━━。

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東京ドームには既に大勢の光の戦士が。一体光の戦士は現代社会のどこにこんなに潜伏していたのだ

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ドームにつくと、いきなり株式会社スクウェア・エニックス取締役兼執行役員兼第三開発事業本部 事業本部長兼ファイナルファンタジーXlVプロデューサー兼ディレクター兼ファイナルファンタジーXVlプロデューサー兼プロ野球選手の吉Pが前説を始めていた。

冷静に考えると一番偉い人がなぜか当然のごとく前説に出てくるフェス謎すぎる。東京ドームだよここ。というか、ドームだから野球ユニフォーム売ってたんだ。もしかして開発側の人たちが一番ドームにテンション上がってるのでは……?

ちなみに、今回のファンフェスに合わせて吉田直樹さんへのインタビューも行っています。「黄金のレガシー」に関することをたっぷりお聞きしたインタビューなので、ぜひ読んでくださいね。

文/ジスマロック


吉田のピクトマンサーコスは?

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YouTubeより

なんとなく、ゲームのリアルイベントは「新情報の発表に会場のみんなで一喜一憂できる」ところが一番楽しいと思う。あの「新情報が出た時の盛り上がり」だけは、確実に現地の方が楽しい。現地最高。

そしてファンフェスと言えば、やっぱり「基調講演」
まぁどうせ記事読んでる人全員知ってるだろうからほとんどの説明はカットしますが、もうトレーラーが出たら大盛り上がり! 新たなメインテーマ、新たな大陸、新たなジョブ……新しい冒険の幕開けを現地で感じられるあの瞬間、もう最高!

正直、「黄金のレガシー大丈夫か……?」とか思ってたんですよ。だって、漆黒と暁月が面白すぎたから。一度完結を迎えてからの新章って、どうもな…………とか思ってたのにトレーラー見たらもう「うっわFF14やりたい!」と掌を返した。黄金のレガシーめちゃくちゃ面白そう。光の戦士って本当にちょろい。

コロナ禍の真っ只中にFF14を遊び始めた自分からすると、FF14の新発表はいつも「画面越し」に見るものでした。生配信とかで見て、インターネットで盛り上がる。けれど今回は違う。東京ドームに集まったこんなに多くの光の戦士と一緒に、新たな冒険の幕開けを見届ける。もう、この状況そのものにグッと来ました。現地最高。

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そして発表された新ジョブ、「ピクトマンサー」

え、マジ? FF6のリルムから引っ張ってくるの?
吉田、最近スプラトゥーン遊んだ?

クルルさん、歴代FFの「娘」の因子を一手に引き受けている。実は現地だと、基調講演の前にクルルさんから「新たな冒険のために特訓しているの!(要約)」的なナレーションが挟まっていたのですが……まさかこの数年間、こっそりクリスタの特訓をしていたとは驚きです。

でも、今回のファンフェスって吉Pはプロ野球選手の恰好をしていたんです。いつもは新ジョブの恰好で出てきているけれど、今回は違う。だから私は未だに「実は7.0が開始したらピクトマンサーが“プロ野球士”にすり替わっているんじゃないか」と疑っています。

ちなみに吉P曰く「50歳のおじさんがピクトマンサーのコスプレは厳しいでしょ!」とのこと。そんなことないよ! かわいいよ──!!

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YouTubeより

で、やっぱりみなさん「ソリューション・ナイン」に驚いたのではないでしょうか。俺も。さっきの黄金のレガシーに対する不安に「宇宙行ったり異世界行ったりしたあとに南の島かぁ……」というスケール感の違いもあったりしたんですが、こういうトコしっかりぶっこんでくるのが好きです。

ソリューション・ナインを最初に見た時、「エスタだ!エスタ来た!!」って勝手にテンション上がってたんですが、冷静に考えたら夢のザナルカンドの方がそれっぽいですよね。違う、「いきなりRPGで近代都市が生えてくる」体験としてFF8のエスタが自分の中で圧倒的すぎるんだ……。

以前から「これはFF10オマージュでは?」とか言われていた黄金のレガシーですが、ちょっとずつ「南の島」「近代都市」「いかにも雷避けさせられそうな雷エリア」とスピラ要素が高まってきています。エボンの教えはどうなってんだ教えは。でも「ソリューション・ナイン」はジタンの技名らしい。黄金のレガシー、どうなる!?

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YouTubeより

他にも「魔獣使い」とか、DASH星コスモエクスプローラーとか、いろいろ発表されていた中、なんとなく印象的だったのは「グラフィックアップデート」の発表。たしか欧州ファンフェスの時点でちょっとずつ進められていることは発表されていたけど、今回ようやく完全版がお披露目に。

まぁ、正直かなり細かいしグラウンド席で「ふぅん……」くらいの感じで見ていたのですが、自アバターでもある女性アウラの変更後が出た瞬間に「ありがとうありがとう!!」しか言えなくなったので……光の戦士って本当にちょろい。

あと男性ミコッテで「グラハがもっとイケメンになっちゃう……」の話題が出た時に会場で\パチパチパチ/の拍手が上がってたのも面白かった。

やっぱり、FF14って「最初にアバターを作った時にはそこまで興味がなかった種族」でも、ゲームを進めていくうちにちょっとずつ変えたくなってくるのがすごいところだと思います。自分の場合、始めたころは見向きもしなかった男性エレゼンに「なんかエレゼンかっこいいな……」と思い始めました。

だからもう……幻想薬配布ありがとね!!

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基調講演も終わり、さっそくメッセージボードへ。

なんと今回のメッセージボードは「サーバーごと」にわけられており、Gaiaサーバーの人はGaiaボードに、Manaサーバーの人はManaボードに書き込むような形になっていました。これは面白い。そしてGaiaのTiamatに直行。え、サーバーバレ? いいんだ減るもんじゃないし!!

一応、「だれがフェスに きていいと いった!」「オレだ!」と書いています。最近『魔界塔士Sa・Ga』遊んでるから……FF14もちょいちょいサガぶっこんでるし……。

しかしこのメッセージボード、見ているだけでちょっとうるっと来てしまいます。
なんか率直に、「みんな、こんなにFF14が好きだったんだ」と感じました。こうやってリアルで集まって、みんなで思いの丈を書き込む。「あ、この人会ったことはないけどネットで見たな」という書き込みを見た時の、不思議な“繋がってる感”。ここにいるのは全員、いつかどこかで会ったかもしれない光の戦士。

まさに、「リアルで開催する」ことの強みをひしひしと感じました。現地最高。

最短15分から20分でナーマになれます

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ここは東京ドームなので、客席から裏に回ると直接アトラクションに行けちゃったりします。最初に遊んだのは「モーグリキャッチャー」。2000円で3回分プレイできる、かわいいモーグリのUFOキャッチャーです。

ここでみなさん、全会一致で思っていることがあるでしょう。
「2000円で3回プレイは、いくら何でもぼりすぎてないか」と。

2000円で3回プレイして取れなかったら、もう大敗北どころの騒ぎではない。「アライアンスに行ったのにひとつもロット勝ちできなかった」どころの話ではない。しかしご安心を。このモーグリキャッチャー、尋常ではないくらいアームが強い。前説で吉Pが「最強のアームです」と宣言していたくらいアームが強いらしい。

そして実際にプレイしてみる。狙うはファットキャットがかわいいラバークリップセット。1プレイ目、すさまじいパワーのアームがラバークリップセットを持ち上げる! 超パワーで傾くラバークリップセット! 落ちる! ゲットだぜ! アーム強すぎだろ!!

アーム強すぎて「1プレイで取れたはずなのに3回2000円だから逆に損した気分になる」という前代未聞の体験ができました。なにあれ。重機? あれが古代アラグのキャッチャーってこと?

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YouTubeより

次に始まったのは「開発チームのここが言いたい」。

もうFF14の生放送ではお馴染みもお馴染みの「開発メンバー出演コーナー」ですが、今回は東京ドームのど真ん中で実施。やっぱり印象的だったのは……「文鳥(オーロサパ)」じゃないですかね。

アロアロ島のミニオンとして実装されて、「とうとう文鳥を目当てにFF14を始める人が出た」ことでもお馴染みの文鳥ミニオンですが……なんと開発チーム内の熱烈な文鳥ファンの要望によって登場したらしい。スターウォーズ風に流れていく文鳥ガチ勢のコメント。圧がすごい。せっかくなので、全文コピペしてみましょう。

コロナ禍で在宅作業となった際、非常に寂しく荒んだ心を癒すために文鳥さんをお迎えしました。あまりにもの可愛らしさに、文鳥沼にはまってしまい気が付けば文鳥12羽にまで増えていました……。
※白文鳥/シナモン文鳥/シルバー文鳥/ライトシルバー文鳥/桜文鳥/クリーム文鳥と暮らしています。+サザナミインコ2羽
※文鳥部屋を作るため、一軒家まで買ってしまいました……。

南国モチーフのサベネア実装時に文鳥が実装されず、個人的に苦い思いをしておりました。そんな折にヴァリアントダンジョン第3弾の企画担当が自分に決まりいくつか候補があったものの、吉田さんたちとすり合わせを行い、たまたま今回の舞台が南国モチーフのアロアロ島に決まりました。

まさに文鳥の実装チャンスが巡ってきました。
世界設定班向けにヴァリアントダンジョン第3弾の企画プレゼン中、今回のミニオン報酬はどうしましょうね。というお話になったので、世界設定の織田さんに文鳥を出してよいか確認したところ世界設定的にはOKとなりました。じゃあ、アイテム班の林さんを会議に呼びましょう。という流れになり、林さんに文鳥をおたずねしたところ「いいんじゃない。」みたいなとても軽いノリで決まったことを覚えています。

文鳥の種類は「ノーマル文鳥」です。白文鳥、桜文鳥、シナモン文鳥、シルバー文鳥、クリーム文鳥、頬黒文鳥など様々なバリエーションが存在してるのですが、一目見て文鳥と思える色であること、交雑されていない野生種であることを適切な色を「ノーマル文鳥」と考え進めてもらいました。

モーションについては、文鳥ならではのクセの強い動作を発注するために、お気に入りの動画を共有させていただいた感じです。文鳥同士を近づけたら、口を開きウネウネするなどのクセの強い動きなども要望させていただいたのですが、作れるモーションには限りもあります。

その中でもできる限りクセの強いモーションを作成していただけたのかなと思っています。正直この部分は監修はしていなくて、デザイナーさんの文鳥に対する愛情なのでは……?と思っています。
(デザイナーさんにも、文鳥飼いがいるかもしれません……。)

ちなみに実装当時に“カリカ”が乗っている止まり木+挿餌+水が非常にリアルで話題になっていましたが、あれは私ではなくデザイナーさんの仕事です。自分以外にも文鳥好きが居るのかなと思っています。

文鳥のNPC“カリカ”はもともと存在していなかったのですが、シナリオ担当のKさんから「Nさんの文鳥愛に応えられたらと、文鳥もシナリオに組み込んでみました」という流れで、文鳥がゲーム内で活躍までしてくれる、とてもリッチな存在になってくれました。

圧がすごい。

ちなみにチーム内の文鳥ガチ勢の人は、文鳥を飼うために家を買ったそうです。圧がすごい。しかも、まだまだ文鳥のミニオンを増やせないかと要望を出しているらしい。どんだけだよ。でも、こういう裏話が出てきて面白いから開発者コーナーは続けてほしい。

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YouTubeより

まだまだ続く開発チームコーナー。
特にインパクト大だったのは「ゾディアーク」のデザインについて。

会場のモニターに映し出された、見慣れない人型モンスターのコンセプトアート……実はこちら、根性版の敵として予定されていた「ガイア」という敵なのだとか。これが当初予定されていたアシエンにとっての神様だとかナントカ……。え、これ普通に公開しちゃっていいやつ!?

この「ガイア」のデザインと、新生版に登場した「壁画」と、古代人の「仮面」のデザインが組み合わり、暁月にボスとして登場する現在のゾディアークにの形に近づいていった……みたいなことが、「開発チームのここが言いたい」で語られています。ファンフェスに来なかった人も、見よう!

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白虎などのボツ案も公開。これ見せていいやつ!? YouTubeより

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そしてお楽しみのフォトスポットへ。

アルフィノと撮影できる「蒼天の旅路」とか、エメトセルクと撮影できる「希望の花」とか、まぁいろいろスポット用意されてたのですが……まぁやっぱり「余輩のナーマになれるスポット」でしょう。

マグナイの隣に座ってここぞとばかりに余輩のナーマ面しちゃいましょう。
そもそも名前が面白い。「余輩のナーマになれるスポット」ってなんだよ。ここを案内する人がずっと「最短15分から20分でナーマになれまーす」「ここがナーマになれる場所でーす」と呼び込みしてるのが面白かった。果たして最短15分から20分で見つかるナーマは本当のナーマと言えるのだろうか。

これ以外にも、ARマーカーを読み込むとゼノスが勝手に映りこんでくる「ズッ友ゼノス」も大人気。まぁ、大人気にしかなりようがないですよね。「勝手に映りこんでくる」という部分にウィットが効いてる。お前死んだんじゃなかったのか。俺の親友が不死身すぎるんだが(ラノベタイトル)。

さっそくズッ友に勝手に映りこんでもらいましょう。

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パシャリ。

……これ「勝手に」っていうよりゼノスの自撮りじゃない!?

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アルフィノブルーの会場。

そしてDay1はkeikoさんのスペシャルピアノライブでフィナーレへ……の前に、なんとアルフィノ役の立花慎之介さんのカラオケが始まりました。

今回のファンフェスのサブステージで行われていた、お馴染みの麻雀大会。

なんと優勝者には東京ドームの真ん中でカラオケをする権利がもらえたそうです。そして優勝者は皆川さんだったのですが、いろいろあって立花慎之介さんに権利が譲渡され、めでたく立花慎之介さんは史上初の東京ドームでカラオケをした声優になりました。何の何の何?

しかも立花氏……当然だけど歌がメチャクチャ上手い。Still Love Herの間奏のタイミングで、完璧に「みんなの声を聞かせてくれ~~!!」のコーレスをやりきってしまった。声優ってすげえな。

何気に観客席も、立花さんが歌い始めた瞬間にドーム中のサイリウムが一斉に青に染まっていました。もしかしたらファンフェスいち会場の心がひとつになった瞬間かもしれません。ここでひとつになるのかよ。Snow halationのサビに合わせて一面オレンジにするスノハレオレンジは先月見ましたが、まさか今月も立花慎之介のカラオケに合わせて一面ブルーに染める「アルフィノブルー」が見れるとは。

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YouTubeより

そして今度こそkeikoさんのスペシャルピアノライブが開始。
東京ドームの音響で聞くピアノ、すごかった。化け物。

特に印象的だったのは、セットリストに暁月コンテンツの曲が多かったこと。

「アグライア」「エウプロシュネ」の曲も演奏されたりしました。
演奏中、「おお~……もうエウプロシュネの曲やるんだ」とか思ってたんですが、冷静に考えるとアグライアもエウプロシュネも1年以上前のコンテンツなんですよね。全然「もう」な曲じゃない。え、怖っ。エウプロシュネ出たの全然最近じゃない? 暁月出たのって半年くらい前じゃなかったけ?

なんだか、時の流れの早さを感じるピアノライブでした。
え、今年の夏に黄金のレガシー出るの? 早くない?

ラグナロクを投げ続けるエッジとハピネスチャージプリキュア

冒頭でも書きましたが、この記事と同時に吉Pへのインタビューも掲載されています。黄金のレガシーについていろいろ語っていただいているので、ぜひ。

そしてこのインタビュー……実は「Day1が終わってから」収録されたものだったりします。つまり、全部終わったの大体22時半くらい。吉田さんはステージが終わってから来てくれました。吉田マジお疲れ様すぎる。ファンフェス終わったらゆっくり休んでください……。

……で、私はそこから23時くらいに一旦帰って、翌日の「アスラ討滅戦」試遊のために朝8時には東京ドームにやってきました! 光の戦士、過酷すぎる。いや、別にいいんだオレは……どっちかっていうとスタッフのみなさんにゆっくり休んでほしい……。

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そしてアスラ討滅戦の試遊へ。

別にこれ文句とかではないのですが、席に着いた瞬間すぐに全員が「UIを調整する作業」を始めたのが面白かったです。基本的に試遊台はフラットな設定になっているから、10分くらいの時間で一気にクロスホットバーやらスキル配置やらをいつも通りの形に設定する! みんな急げ急げ!!

ここで具体的なギミックとかアスラの戦い方とかを書いちゃうと興ざめもいいところだと思うので、「黄金のレガシーをお楽しみに」という形にしておきますが……私は勝てませんでした。「違う、ジビトゥとギャロウズの位置がいつもと違ったから!」みたいな言い訳は無限にできるのですが、とりあえず負けました。てへっ!

とにかく、黄金のレガシーをお楽しみに!!!!!

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YouTubeより

Day2ではみんな大好き「直樹の部屋」も。

最初のゲストとして、野田クリスタルさんが登場しました。
個人的に、「マヂラブANN聞いてるから吉田野田対談は俺得すぎる」みたいなこと思ってたんですが……普通に対談として面白かったです。「芸人のスベるリスク」と「ゲームがコケるリスク」という異なる業種同士でありながらも、実のところ核心は結構近い気がするトークテーマは必見。

たしかに、吉Pと野田クリさんって一応「表に出る人」「ゲームを作る人」という共通点があるんですよね。「増殖バグを使ってエッジにラグナロクを投げさせる」みたいな純粋なゲーマー同士のトークもあったり、M-1チャンピオンとゲームクリエイターから迫るクリエイティブ論もあったり……想像以上に面白いコーナーでした。

お時間あれば、アーカイブで見てほしいです。そして光の戦士のみなさん、マヂカルラブリーのオールナイトニッポンもどうかよろしく。リスナーより。

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お次のゲストは潘めぐみさん。

FF16でジル役を演じてから、もうFF14にどっぷりハマっているそうです。ちなみに代表作を読み上げる時に室内さんの口から「ハピネスチャージプリキュア」という単語を聞けたのが嬉しかったです。おい、私は現地でモルボルの「ハピネスチャージプリキュア」を聞いてきたぞ。

グルポで撮影した写真を中心に潘めぐみさんのハマりっぷりが語られていたコーナーで、スーパー戦隊風の写真なんかはもうすごい。

潘さん、知ってはいましたが特撮がお好きだそうで……「ちょうどオープニングで爆発するころに7:35になってる」こだわり、普通にガチじゃん。そうか、十六夜九衛門やってた頃のニチアサってまだ朝7時台だった頃よね。

…………これ何の話だっけ?

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コウジン族のソロバン役中村悠一さんの生アフレコを聞くために東京ドーム来たんですよ

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このローポリぶどうぬい、よくよく考えると面白い気がする。

我々はとっくに見慣れているからなんとも思わないけど、「ポリゴンがカクカクすぎてみんなにネタにされたぶどうが回りまわって10周年のお土産に入っていた」ってどういうことなのだろう。しかも、本体はとっくにアップデートで治っている。ここ数か月で一気に暁月まで駆け抜けた光の戦士からすると謎のアイテムすぎないか。

たしかに嬉しいアイテムだけど、部屋に置いていたこのぶどうを指して「このカクカクのぶどう何?」と聞かれた時にイチから説明して意味が伝わるのだろうか。でも嬉しい。もっとローポリぶどうのグッズを出してほしい。どんどん新規光の戦士が増えていってジェネレーションギャップが生まれても、ローポリぶどうグッズを出し続けてほしい。

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そしてDay2の目玉でもある「声優さんと振り返る名シーン ~新生10周年スペシャル~」が開幕。

まず、その顔ぶれがすごい。中村悠一、茅野愛衣、KENN、立花慎之介、村川梨衣、伊瀬茉莉也、浜田賢二、市ノ瀬加那、内田雄馬、井上喜久子、吉田直樹、室内俊夫。暁ほぼ全員集結ですね。うん? 最後のふたりは違う?

ちなみにこのコーナーで読み上げられたキャラのセリフなどは完全に新規書き下ろしのものらしく……なんか「グラハとリーンが出会う」という美味しいイベントが東京ドームで消化されてしまったり、なんかアルフィノとエスティニアンが麻雀をたしなんでいることが確定したりしていました。「お前、麻雀をするのか?」じゃねえんだわ。

もしかしたら配信では実際にアフレコしている場面しか映っていなかったかもしれないのですが……現地ではご結婚おめでとうございます内田雄馬さん「声優の仕事が見られる」と言っていたように、ステージ上の後ろで打ち合わせしてる声優さんの姿が見られたりしました。これで対応できるんだから声優ってすごいと思う。

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コウジン族のソロバン来た! コウジン族のソロバン役中村悠一さんの生アフレコだ!! コウジン族のソロバン役中村悠一さんの生アフレコを聞くために東京ドームまで来たと言っても過言ではない!!!

……と、普段はあんまり聞けない「兼ね役の生アフレコ」なんかも聞けちゃったりしました。サンクレッド出てないからって紅蓮の中村悠一めっちゃ兼ね役してるよね。ソロバンと白虎ひとりでやってんのどういうことよ。コウジン族のソロバンをこれからもよろしくお願いします。

もう、このコーナーに関しては「やっぱりバルナバスと中村悠一似てるよね」とか「伊瀬茉莉也さんがチラッとFF13-2に言及してくれたの流石に泣く」とかいろいろ言えるんですが……まだ見てない方は、ぜひアーカイブをチェックだ! やっぱりバルナバスと中村悠一は似てると思う。

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そしてDay2もいよいよ終わりに近づき、「THE PRIMALS」のスペシャルライブへ………かと思いきやDay2もやっぱりあったぜカラオケ大会。

2日目は吉Pと齊藤陽介さんのデュエットが披露されました。2ヶ月のうちに東京ドームでアイドルマスターとラブライブとスクウェア・エニックス取締役執行役員の歌を聞くのは人生これっきりだと思います。

……で、カラオケ終わってようやく始まった「THE PRIMALS」のライブでも大物演歌歌手の吉田直樹さんが「天つ風~白虎征魂戦~」と共に登場。あそこから続いて「ロングフォール」でいつもの4人が出てきた時が今年のファンフェス史上最大の盛り上がりだったんじゃないでしょうか。

ていうか、もうここまで来ると吉田が働きすぎてて心配になってくる。
出すぎじゃない? バイタリティどうなってんだこの人? なんか今になって吉田直樹のバイタリティのおそろしさに怯え始めてきた。1日で2回東京ドームの真ん中で熱唱するのはもうスクールアイドルの体力なんよ。みなさん、どうかインタビューの方もよろしくお願いします。

……などと、気がつけば大物演歌歌手の話ばかりしてしまいますが、もちろん「THE PRIMALS」のパフォーマンスも圧巻でした。特に「Endwalker」でゲストが入れ替わる演出はもう……目頭が熱くなりますね。まさに「10周年だから」できた最強のステージ。祖堅最高だ──!!!

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パーンと銀テープが散ってグランドフィナーレしてる時の写真です。

こうして2日間の過酷な楽しいファンフェスを終えたのですが、やっぱり現地に参加できて……良かったです。何よりも感じたのは、このイベントがその名の通り「ファン<光の戦士>のためのフェス」になっているところ。ファンフェスの主役は、この会場にやってきた光の戦士みんなです。

この「いま通りすぎた人は、もしかしたらレベルレで一緒になったことがあるかもしれない」「隣の席の人は、いつか同じアライアンスになったことがあるかもしれない」「メッセージボードで見たあの名前は、どこで一緒になったことがあるかもしれない」と思える感覚、本当に唯一無二です。

エオルゼアという世界で得た縁が、友情が、因果が、ひとつの場所に集まる。
これって、結構すごいことだと思います。なんかソワソワしちゃいませんか? 私はソワソワしました。ファンタジーだったはずのゲームが、2日間のお祭りの間だけは「リアル」になる。この喧騒の間だけ、夢は本当になる。これがファンフェスの役目だったのかと、ちょっと謎の感動を味わいました。

こんな謎の感動を味わえるイベント、これからも続きますように!
そしてFF14が次の20周年まで……無事に続きますように!!

それではみなさま、またエオルゼアでお会いしましょう!

© SQUARE ENIX

ライター
転生したらスポンジだった件
Twitter:@yomooog

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