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謎に包まれた『メタファー:リファンタジオ』を世界初実機プレイしてきたら、なにもかもカッコよすぎて絶頂しちゃう

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「召喚」してるんじゃなくて、「変身」してるんです

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そんな「アーキタイプ」ですが……みなさんの脳内に浮かんでいるのは、「主人公の背中からアーキタイプが発現している」映像ですよね。うん、私もそう思います。
でも、そうじゃない。

実はこのアーキタイプ、「召喚」しているのではなく、「変身」しているんです。
要するに、この浮かんでいる「シーカー」が主人公の変身した姿です。

仮面ライダーよろしく、スーパー戦隊よろしく、ウルトラマンよろしく、「変身」しています。だから戦闘中もアーキタイプを起動すると、そのまま変身して攻撃します。なんで変身なんでしょうね? それは私にもわからない。とにかく『メタファー』は変身する。まさに「俺が行く」って感じですね。

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こんな感じで、もうそのまま変身しちゃってます。

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そして画期的なのが、「アーキタイプは全員で自由に付け替えられる」ということ。

たとえば『ペルソナ3』の場合、岳羽ゆかりは「風属性のヒーラー」というロールが決まっていた。『ペルソナ5』の場合、坂本竜司は「雷属性のアタッカー」というロールが決まっていた。しかし今作は、誰でも自由にアーキタイプを付け替えられる。もちろん、主人公以外も。

だから、一見アタッカーっぽいストロールだって、「マジシャン」を装備させれば魔法アタッカーになれるし、「ヒーラー」を装備させれば回復役を担当できる。

「こんなにカスタマイズ性が高くてどうするんだ!?」困る人の気持ちも、よくわかる。私自身もこのシステムを聞いた時に「こんなにカスタマイズ性が高くてどうするんだ!?」と思ったから。

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主人公のアーキタイプを変更すると、さっきのアクションバトルにも変化が。「シーカー」の場合は短剣で近接攻撃を繰り出すアクションとなっていたところが、「マジシャン」に変更すると魔法で強力な範囲攻撃を繰り出すアクションになっている。普通にアクションRPGみたいなシステムじゃないか。

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このアーキタイプと密接に関わってくるのが、今作の「フォロワー」という要素。
要するにこれは「コミュ」や「コープ」に相当する要素で、プレイアブル以外のキャラクターと友情を深めたりすることで、いろいろ恩恵がある。出てきたのはケモ耳の「キャゼリナ」という女性。いきなり癖がすごいな。

ピンク髪、高タッパ、異種族、CVファイルーズあい……えっ、この子だけキャサリンから出張してきてる? これでタッパがデカいのか。試遊でこんな癖の煮凝りみたいなの出されても困るけど? これでタッパがデカいのか。

ちなみに『メタファー』の大きな目的としては、「選挙魔法によってもたらされた王位争奪戦をどうにかするべく、主人公たちが選挙に参加する」というものになっているそう。要するに、キャゼリナのような「フォロワー」を各地で獲得していくことで、選挙で有利になるとか……ならないとか……この流れでメインストーリーの説明する?

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そしてキャゼリナと仲良くなることで、「新しいアーキタイプ」が解放されます。

そう、ここが「コミュ」や「コープ」と大きく違うところ。
あっちはランクを上げていくことで「合体可能なペルソナ」が増えていくような形だった。しかしこれは、フォロワーの獲得がそのまま「アーキタイプの入手」に繋がっている。しかもフォロワーとのランクを上げていくことで、「上級アーキタイプ」も手に入ったりするらしい。

勘のいい人はここまでの説明で薄々気づいているかもしれないけど、要は「アーキタイプ」とはRPGにおける「ジョブ」のようなシステムなのだ。だから簡単に付け替えられるし、フォロワーを獲得することで入手できる……っていうのは、半分私の考察が混じってるんですけど。

ていうかいちいち画面カッコいいな……フォロワー増えただけで無駄に画面カッコいいんだけど……。

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こうすると身長差がわかりやすいですね。デッカ……………………

シレっと加入している早見沙織のエルフ

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あまりにもシレっと加入していて気がつかなかったけど、多分この「ヒュルケンベルグ」という女性がストロールに続く2人目の仲間だと思われる。CV早見沙織のエルフ耳。なんかもう見た目だけでわかるかもしれないけど、「強いCV早見沙織」である。

しかもデフォルトのアーキタイプは「ナイト」。
うーん、これは強い早見沙織。

しかも「ナイト」がやたらと強い。
攻撃力もあるし、回復もできるし、なんか安定感がすごい。

ナイトを上げたくてあげるんじゃない、上がってしまう者がナイト。ナイトが強いのは当然に決まっている。黄金の鉄の塊で出来ているナイトが皮装備のアーキタイプに遅れをとるはずは無い。確実にナイトはヒュルケンベルグを手に入れたら高確率で一番最強になる。

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そしてもうひとつ、バトルで重要な要素がある。
それが「ジンテーゼ」

端的に説明すると、「人数分のプレスターンアイコンを消費して発動する合体攻撃」です。

これはアーキタイプの組み合わせによって技の内容が変わる仕組みとなっていて、たとえば「ナイト」と「ファイター」の場合は、敵全体に物理攻撃を繰り出す「ラウンドソード」という技が使えたりします。特に「ジンテーゼゲージを溜める」とかそんな条件はなく、アーキタイプが一致していれば、結構気軽に使えます。

しかし強力な分、ふたりで発動したら「ふたり分のプレスターンを使う」ことにもなる。しかもMPも全員で負担する。14MPのジンテーゼを使ったら、7MP×2をふたりで分け合うのではなく、それぞれが14MPを支払うことになる。こう聞くと重い気がするけど、実際技はめちゃくちゃ強い。

もう少し先の話ではあるけど、「ヒートライザ」や「マハタルカジャ」といったバフ系の技もジンテーゼで発動できたりする。だからもう……ジンテーゼを使いこなすしかない!!

加えて、「ジンテーゼで敵の弱点やクリティカルを突くと、プレスターンアイコンは増える」ようになっています。もう無限の駆け引きですね。『メタファー』、想像以上にバトルが面白く仕上がってます。

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一部のジンテーゼには、専用のカットシーンが用意されていたりします。それこそ本当に「必殺技」って感じですね。

シレっと加入している大塚明夫の謎生物

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またしても舞台は変わって、「鎧戦車」という移動拠点的なところへ。

主人公たちはこの国の王子にかけられた呪いをどうにかするために、各地を回って選挙をするらしい。その選挙活動において「選挙カー」的な役割を果たすのが、この「鎧戦車」だと思われる。だと思われる。そして、あちこちを移動している最中にはヒマな「移動時間」が発生する。

この移動中の空き時間に、主人公はいろいろなことができる。
仲間たちと親睦を深めたり、自分磨きをしたり、洗濯したりできる。要するに「学生寮」とか「喫茶店」的なアレである。しかしあの時間をファンタジーに落とし込んだ時、「旅の移動時間になにかできる」システムとしてくるのが面白い。橋野さんっぽい発想。空き時間を駆使して、自分の人間的ステータスを上げよう!

そしてシレっと仲間に加わっているのが、「ハイザメ」というCV大塚明夫の謎生物。なんなんだコイツは。加入経緯も知らぬまま、この謎生物と一緒に釣りをしてみる。本当になんなんだコイツは。ここで釣り上げた魚は、「料理」に使えるらしい。そもそもこのゲームは料理が存在しているのか!? 何もわからない!

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他にも、ストロールと装備の手入れができたりする。

いい感じにストロールと会話することで、彼の好感度が上昇する。まぁ言わずともわかる部分かもしれないのですが、さきほど紹介した「フォロワー」の要素はもちろんプレイアブルの仲間にも用意されているのだとか。仲間との友情を深めて、どんどんアーキタイプを強くしましょう。

そして、自分の人間的なステータスも上がっていく。
「旅の空き時間をどう使うか」、想像以上に重要な要素だと思われます。

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ステータス画面はこんな感じ。オシャレだね。

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このままボス戦が始まるのだけど……またしてもシレっと加入している仲間がひとりいた。その名も「ジュナ」

画像の右端にいる、なんだかものすごくつぶらな瞳の人。
何……? どういう種族の人……?

せっかくなので、「ハイザメ」と「ジュナ」を入れてボス戦に突入してみた。しかし……このパーティー編成画面だけでずいぶんとオシャレですよね。ゲーム内画像を適当にペタペタ貼っているだけで記事もオシャレな感じになっていくのだから、ライターとしては大助かりである。

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ということで、実際にはストーリーの中盤で相対するらしいボスこと「大海獣ホモ・サバラ」とのバトルが開始。ちなみに今作の敵、どうやら「ニンゲン」という種族らしく……基本的には「ホモ・○○」という名前で統一されています。不穏ですね。

やっぱりボスバトルでも「ジンテーゼ」は超重要。
特にジュナが持っていた「マスクドダンサー」が発動できるジンテーゼがやたらと強くて……「1回のみ、敵全体に耐性を無視して『炎属性弱点』を付与する」という技です。プレスターンバトルやったことある人、このヤバさが説明文だけでわかるはず。

しかも「大海獣ホモ・サバラ」のクラーケン的なビジュアル通り、「自分の足」を雑魚モンスターとして使役してきます。だから敵全体に炎属性弱点付与がやたらと刺さる。足も本体も炎属性弱点になったところを、ハイザメの「マジシャン」で一斉攻撃! プレスターン確保!!

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このボス……事前に「結構強いですよ」とは言われてたんです。

だからこう、動画の撮れ高的にもそこそこ苦戦して、最後にいい感じの逆転を演出するようなバトルを見せればよかったんですよね。ごめん、マスクドダンサー刺さりすぎてあっさり倒せちゃった。アカン! サガでRPG筋鍛えられすぎた!! 最近ロマサガ2やってるせいでこんなことになった!!

いや、実のところ敵の行動パターンも相当優しかったそうなので、「そんなに上手くはいかない」らしいです。そんなにヌルくはない。私の運が良かっただけですね。なにこの超必死なフォロー。

……で、そんな時に便利なのが「戦闘をやり直す」という機能。さっきから画面端にはチラッと映り込んでいたけど、実は戦闘中、いつでもバトルそのものをやり直すことができるのだ。

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実は『メタファー』のバトルは少し難しめに作られているところもあるようで、「ちょっと選択を間違えた」「これは1回やり直したい」と思った時は、ボタンひとつで戦闘中にリトライできるようになっている。もう、いちいちセーブとロードをする必要もない。

雑魚戦をスキップできるアクションバトルや付け替え自由なアーキタイプでも感じたけど、なんだかRPGとしては「思い切ったシステム」がいくつも搭載されている。だからこうやって……うっかりラッキーで倒しちゃったボス相手に「いやぁ、もうちょっとアイツの本気が見たいな」と思ったら、すぐにやり直せちゃう!

実際にもう一度やり直してみたら、「大海獣ホモ・サバラ」は奮起して強力な行動をいくつも繰り出してきた。そして全滅! うおお、なんて強大なボスなんだ! これが『メタファー』の難しさか!! みなさん、バトルの歯応えにもご期待ください! さぁお前ら記憶を消せッ!!

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ちなみにジュナのビジュアルはこんな感じ。眼力がすごい。
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鎧戦車の中ではストロールと料理ができるそうです。自分は今のところストロールが一番好きかも……

みなさん、『メタファー』がどんなゲームか……ちょっとは分かったかな?
うーん、多分これ10%くらいしか分かってないですよね。

まぁ、ここまでに貼った画像やシステム紹介で、なんとなく「いい感じの雰囲気」だけでも感じ取ってくれたら嬉しいです。すごく率直な感想ですが、「めちゃくちゃよくできてるゲーム」だと思いました。これがライターの語彙か……? でも、みんな同じ感想になる気がします。

ビジュアルの作り方、画期的だけど実用性のあるシステム、UIなどの手触り……全部「めちゃくちゃよくできてるゲーム」って感じでした。そりゃ何年も待ったんだからこれくらいじゃないと困るんだけど。

このプロジェクトの発表時、みんなが思ったであろう「ペルソナのチームがファンタジー作ったらどうなっちゃうんだよ」という疑問なんだか不安なんだかよくわからない気持ち……最高の形で結実しています。知っているようで、全然知らない世界。「アトラス流のファンタジー」が、そこに仕上がっていた。

なんかもう、「PROJECT Re FANTASY、ちゃんと形になっとるよ!!」って、数年前の自分に言いたいです。あまりにも待ち続けていたから、未だに「これ本当に発売されるんだよね?」みたいな気持ちがあります。

あんなにしっかり完成してたのに、未だに「これ世に出るんだよね?」と疑ってしまう。えっ、もう今年発売しちゃうんだ……マジか……。

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ということで、『メタファー:リファンタジオ』は2024年10月11日に発売予定です。プラットフォームも、いろいろあります。あと4ヶ月とか、もう一瞬ですね。何回言うんだよって感じですが、今回紹介したのは「ほんの一部」です。

どんな世界なのか、どういうキャラクターが出てくるのか、どんなストーリーが展開されるのか……正直自分自身が一番楽しみにしていたので、「ええっ、試遊で先に触ったら楽しみ減っちゃうじゃん」とか思わなくもなかったのですが、試遊でも全然わからなかった。

ていうか、なんなら自分が一番「どういうゲームなのか気になる状態」にさせられて終わってしまった。アトラス、この気持ちどうしてくれる? もう締め方が自分でもよくわからないので強引に終わりましょう。超期待タイトル『メタファー:リファンタジオ』、お楽しみにッ!!

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ライター
転生したらスポンジだった件
Twitter:@yomooog
デスク
電ファミニコゲーマーのデスク。主に企画記事を担当。 ローグライクやシミュレーションなど中毒性のあるゲーム、世界観の濃いゲームが好き。特に『風来のシレン2』と『Civlization IV』には1000時間超を費やしました。最も影響を受けたゲームは『夜明けの口笛吹き』。
Twitter:@ex1stent1a

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