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俺の月収より高いゲーミングモニターを使ってみたら、もう戻れなくなってしまった。26万円の力で男も女もえっちに映しましょう

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そもそも、人生で「モニター」を意識したことがなかった。

なんとなく「映ればいい」としか思っていなかったし、大きさや綺麗さなんて、気にしたことがない。そのせいで、未だにテレビを床に直置きしている。こんなんだから、あんまりガジェットにも詳しくない。というか、あんまり「機材」全般にかける情熱がない。

しかし、今回お話が回ってきたゲーミングモニターは……流石にレベルが違った。

その額、なんと「265,000円」

26万? 俺の月収より高いじゃないか?

えっ、これもらえるんですか? 26万を? タダで?
やりまァす!!!!!!!!!

26万円のゲーミングモニター「MOBIUZ EX321UX」を使ってみたら、もう戻れなくなってしまった。_001
(画像はBenQ「MOBIUZ」シリーズ「EX321UX」公式サイトより)

今回紹介するモニターは、BenQから発売されている「MOBIUZ」というシリーズ。
その中の「EX321UX」というもの。

4K!UHD!144Hz!ミニLED!量子ドット!AI!
……と、なんだかいろいろ機能がある。

でも、実際26万円のモニターを前にすると、そんな細かい機能どころじゃなかった。

文/ジスマロック
編集/実存

※この記事は『MOBIUZ EX321UX』の魅力をもっと知ってもらいたいBenQさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。


人は、26万円のモニターを手にすると「戻れなく」なる

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デカァァァァァいッ説明不要!!

その大きさ、31.5インチ。

それは モニターと言うには あまりにも大きすぎた
大きく ぶ厚く 重く そして 4Kすぎた
それは 正に 26万円だった

実際に届いて感じたのは、「画面の大きさ」でした。もう、とにかくデカい。4Kとか、LEDとか、それより先に「圧倒的な大きさ」が飛び込んできた。起動する。パソコンと接続する。あまりに巨大な画面に、映像を出力してみる。
デッカ……………………………。

そして真っ先に感じたこと、それは「戻れない」。

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大きさの比較用に鍾離先生のアクスタを置いてみたのですが……伝わってますかね?

私は最近、携帯をiPhone SEから、iPhone15 Proに変えた。
やっぱり画面の大きさに驚いた。

そしてiPhone15を何日も使い続け、ふと機種変前のSEを起動してみた。
そこで、思った。「こんなに画面小さかったっけ?」と。

俺は、こんなに小さな画面でスマホをいじっていたのか?
こんなに狭いディスプレイでゲームを遊んでいたのか?
こんなにちっぽけな液晶でメールを打っていたのか?

突然、怖くなった。

どこかの偉い人が、「生活のランクを上げることは簡単だけど、上がってしまったところから再び下げるのは難しい」と言っていた。まさに、その状態である。何の疑いもなく受け入れていた……どころか、むしろ使いやすいと思っていたiPhone SEのことを、いつの間にか「画面の小さい携帯」と認識するようになっていた。

それと全く同じことが、今度は「モニター」で起ころうとしている。
こんなに巨大かつ高級なモニターを味わってしまったら、もう戻れない。よしんば以前のモニターに戻したところで、「こんなに小さい画面で仕事をしていたのか?」と思ってしまう。そうに違いない。

「欲しい」とか「すごい出来栄え」とか、そんな前向きな理由じゃない。
直感的に、「もう他のモニターに戻れない」と思ってしまった。モニターのランクを上げることは簡単だけど、上がってしまったところから他のモニターに変えることは難しい。生活における「モニターのランク」が、一気にカンストしてしまったような気持ちになった。

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そもそも、「モニターが大きい」ということが、いかに生活の向上に寄与するのか考えたこともなかった。私のような内職が多い人間にとって、「モニターが巨大化する」ということは、ある意味「毎日書き記していたノートが突然巨大化する」ようなものなのである。

これまで、記事を書くにしても事務的なメールを打つにしても、なんだかチマっとしたモニターでカタカタとキーボードを打っていた。ある日突然、それが巨大化した。

これは「モニターが大きくなった」という経験をした人間にしか分からない心境かもしれない。なんか、モニターが大きくなると「心のゆとり」が生まれるのだ。モニターは、大きいと結構嬉しいのだ。画面がデカいと、心に安らぎがある。大体おっぱいと同じかもしれない。急に何言ってんだ?

極端な話をすると、左半分でTwitterを見て、右半分でYouTubeを見て、間に挟んだ月村手毬に激怒されることもできるのだ。これが月村サイクロンジョーカーエクストリームか。要するに巨大モニターは、「なんか適当に置いておけるスペースが増える」ということなのだ。

もうモニターを複数枚設置する小技なんて要らない。男は黙って26万クソデカモニター1本勝負。なんか、「家が広くなる」に近い感覚かも。人体にとって、「自由スペースが大きい=心のゆとり」なのだ。

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月村サイクロンジョーカーエクストリーム手毬は極端な例でしたが、こんな風に「原稿を書きつつ、参考画像とDiscordと調べ物を同時に置いておく」なんてことも、モニターが大きいとゆとりがあります。

26万円の力:バニーガーデン編

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さっそく、26万円の性能を実地検証してみましょう。

遊ぶゲームは『バニーガーデン』
流行ってるから。
流行ってるから。

この「MOBIUZ EX321UX」……お値段がするだけあって、とにかく「全部盛り」という感じの性能をしています。モニター界のジェネシックガオガイガーだと思われます。

まず、フルHDの約4倍ほど広い「4K(3840×2160)」に対応。そしてリフレッシュレートも「最大144Hz」となっております。要するに、「すごい解像度ですごいぬるぬる動く」ってことですね。そんなすごい解像度とすごいぬるぬる感をこのゲームで起動すると………

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おお、おおおおおおおおお!!!!!!!!!!!

いや……解像度に驚いてるだけだし?
こんなんでいちいち興奮するとか、バカじゃん?

スーパー高解像度+圧倒的リフレッシュレートで、女の子の美しさも精密に、かつ正確に捉えてくれます。しかも、デカい。これだけ大きいと、やっぱり迫力がすごい。あ、モニターのサイズの話ね?

さまざまな細かい機能も搭載されているのですが、やっぱり個人的には「とにかく大きく、とにかく高解像度で、とにかくぬるぬる動く」という地力の高さが一番刺さりました。これだけ値段が張ると、やっぱり一番強いのは「ステゴロ」になってくる。モニターとして一番大切な部分が、一番強い。

もちろん、PCだけでなくPS5やNintendo Switchなどを繋ぐこともできます。
だから、『ステラーブレイド』とかも結構いいんじゃないでしょうか。
流行ってるし……………………

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26万円の力:アベンチュリン編

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次は『崩壊:スターレイル』を遊んでみました。

ほら、26万で映すとアベンチュリンもこんなに精密に、くっきりと……26万あると男も女もえっちに映せるというわけですね。

特にアベンチュリンの服装だとよく映える部分なのですが、このモニターには「量子ドットIPSパネル」なるものが搭載されています。正直なんのことか分からない方も多いと思うのですが……要するに「平均的なモニターを遥かに上回る色域を表示できる」機能となっております。

このすさまじい色域により、アベンチュリンの特徴的な服装やゲーム内のフィールドなども、とにかく鮮やかな色合いで表示できるということです。その上で、1152分割されたMini LEDバックライトも搭載しているそう。1152分割って何? アルクェイドの約67倍じゃん。

とにかく、「鮮やかに、コントラスト高めに映せる」ということです。

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フォンテーヌの街並みも、いい感じの色合いで映せます。

ここからはさらにマニアックになってくる。なんとこの「MOBIUZ EX321UX」というモニター……計6つの「カラープロファイル」が存在している。

「Sci-fi」「リアリスティック」「ファンタジー」「シネマ」「Display P3」「sRGB」の6つのカラープロファイルを切り替えることで、それぞれ全く違った色合いになるのだ。ごめん、こんなのどうやって使いこなせばいいんだ!? ゲーミングモニターガチ勢はこれを使いこなせるのか!?

個人的には、「ファンタジー」モードがすごく鮮やかでいい感じでした。暗所の多いゲームで切り替えたり、鮮やかさを抑えたい時に切り替えるのがいいようです。でも6モードは使いこなせる気がしない。

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ファンタジーモードで起動してみたFF14。エルピスの鮮やかさが際立っている……気がする。

モニターは26万円になると、もう訳がわからない

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(画像はBenQ「MOBIUZ」シリーズ「EX321UX」公式サイトより)

ここからは、「MOBIUZ EX321UX」のわけのわからな……いっぱい搭載された機能をガーっと紹介してみよう。まず最初が、AI自動コントラスト調整機能の「Shadow Phage」。機械に疎いから、そもそも「モニターにAIが搭載されている」という事実にひっくり返りそうになる。

端的に説明すると、「AIが勝手に画面上の暗い部分を認識して、自動的に暗所補正をかける」というもの。たとえばゲームを遊んでいて、「雰囲気たっぷりなのはいいけど、流石に暗すぎて見えにくい」と思った時……「MOBIUZ EX321UX」は勝手にいい具合に補正をかけてくれるのだ。

なんか……なんかすごくない!?
モニターの進化はここまで来ていたのか!?

この「AIが勝手になんとかする」部分が、個人的にすごいと思う。だって、勝手にかかっているのだからモニターの前の人間は全然気づかない。もっと「いま暗所補正かかってるからね!感謝しなさいよね!」とか音声で主張してもよさそうのに……なんて謙虚なやつなんだ!

だから、さっき載せていた『バニーガーデン』も、『原神』も……いつの間にかこの謙虚AIこと「Shadow Phage」が勝手に補正をかけていたと思われる。もう訳が分からない。機械音痴には話が飛躍しすぎている。

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(画像はBenQ「MOBIUZ」シリーズ「EX321UX」公式サイトより)

他にも、19段階で色の鮮やかさを強調できる「Color Vibrance」機能とか、モニター下部に取り付けられた照度センサーにより周囲の明るさを自動で認識して画面の明るさと色を調整する「B.I.+ Gen 2」機能とか……もうダメだ! わけがわからない!! すごすぎる!!

「照度センサーで周囲の明るさを自動で認識して、画面の明るさを調整する」って何!? 26万円になると、もう私のようなガジェットに疎い人間には「訳がわからない」状態に突入してくる! 私は26万円の10万円分くらいしか使いこなせていないのではないか!?

ただ、これらの機能は全部「リモコン」ひとつで操作することができます。

だから、私みたいな機械音痴でも「なんか適当に色合いイジってみようかな」とか思ったら、わざわざモニターの裏に回り込む必要もなく、リモコンをポチポチ操作するだけで変えたり戻したりできる。個人的には、ここが結構いいところだと思う。

機械音痴からすると、「なんだかよくわからない機能がたくさんあるのはわかるけど、そのなんだかよくわからない機能にアクセスする方法すらわからない」ということが頻発したりする。それがリモコン1個で操作できちゃうのだから、やっぱり26万円はすごい。結局全部26万円か~?

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(画像はBenQ「MOBIUZ」シリーズ「EX321UX」公式サイトより)

普段この手のガジェットを触らないせいで、「これで伝わっているのか」がものすごく不安になってきた。とにかく、「26万円もするので、ゲーミングモニターに欲しいものは大抵全部最高水準で揃っています!」という感じのモニターです。

だから感想が最初に戻ってしまうけど、「もう戻れない」のである。

もっとこう……通販番組みたいに前向きに紹介した方がいいのかもしれないけど、私の中には「一度知ってしまった26万円の味、もう普通のモニターに耐えられない」という後ろ向きな思いがずっとある。

きっとモニターを買い替える時が来ても、同じくらいの価格帯のモニターを買ってしまうと思う。だってここからランクが下がったら、きっと耐えられない。

きっ「前のやつはあんなにすごかったのに、新しいのはこの程度なんだ?」と思ってしまう。庶民が手を出してはいけないものを手中に収めてしまった罪悪感が、ずっとまとわりついている。

この罪悪感、いろんな人に味わってほしい。この「あぁ、もう自分の中の水準が上がりきっちゃったんだ……」という、ささやかな絶望感。みんなに味わってほしい。こんなに後ろ向きな紹介記事があるのか。でも、そう思ってしまうくらいの製品でした。

「MOBIUZ EX321UX」は、定価265,000円で発売中です。
みんなも………………「戻れなく」なれ!!

ライター
転生したらスポンジだった件
Twitter:@yomooog
デスク
電ファミニコゲーマーのデスク。主に企画記事を担当。 ローグライクやシミュレーションなど中毒性のあるゲーム、世界観の濃いゲームが好き。特に『風来のシレン2』と『Civlization IV』には1000時間超を費やしました。最も影響を受けたゲームは『夜明けの口笛吹き』。
Twitter:@ex1stent1a

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