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【ロマサガ2 リメイク】『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』を世界最速でプレイしてみたら、ちゃんと原作への愛を感じた。それはそれとしてみんな美男美女すぎる

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クジンシーの癖にカッコよくて腹立つ

【ロマサガ2 リメイク】『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』世界最速プレイレポートでクジンシーがダサい_009

で、ゴブリンの穴も早々に終わらせて、クジンシーの館でお馴染みのソーモンにやってきました。すげえ、ソーモンが無駄に壮大になってる……。

肝心の「クジンシーの館」なんですけど、これはオリジナル版から少し展開が変わっています。

いざ館に入ってみると、アバロンの兵士とモンスターが戦いを繰り広げています。ここで「加勢する」という選択肢を選び、モンスターを撃破すると……なんとクジンシーのところまでの「近道」を教えてもらえます。これはラッキー。2024年、クジンシーの館に近道開通しました。

たしかに、冷静に考えてみるとオリジナル版の『ロマサガ2』って、「自分以外の兵士が戦ってるところ」を全然見かけなかったんですよね。常に皇帝が最前線で突撃。

まぁ、あれはあれで結構味があったと思うんですけど……リメイク版は街中も含めて「アバロンの兵士が戦ってるとこ」をしっかり見せてくれます。アバロン、ようやく国っぽくなったじゃないか!?

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で、嫌われ者のクジンシーとのバトルがスタート。
七英雄と戦う時は、どうやらこんな感じの特別演出があるようです。
クジンシーの癖にカッコよくてちょっと腹立つ。

さっき言及していた「ロマサガ2のキャラが等身大のグラフィックで出てくるとなんだか感慨深い」という現象、人間に限らず七英雄にも当てはまっている気がします。それこそフィギュアまで登場するらしいロックブーケなんかが「お前……リメイクされるとこんなことになるのかよ……」の筆頭格だとは思いつつ、クジンシーも結構面白い。

だって、クジンシーってドットの段階だと「こいつどうやって立ってるの……?」みたいなビジュアルだったじゃないですか。いざリメイクされて出てきても、やっぱり「こいつどうやって立ってるの……?」みたいな見た目だった。クジンシー、ブレないね。この「外せないところは外さない」感じに『ロマサガ2』への愛を感じます。

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なんとクジンシーの「剣」を攻撃できる新ギミックもあったりします。

で、私がリメイク版で「おっ、わかってるじゃない!」と思ったところがあって……それが、このクジンシー戦で、「クジンシーが再確認ソウルスティールをちゃんと撃ってくるところ」です。

ジェラールの父であるレオンは、クジンシーの「ソウルスティール」という技に倒れてしまう。が、レオンはそのソウルスティールを命がけで「見切る」ことに成功していた。そして、息子のジェラールが「ソウルスティール見切り」を継承し、クジンシーに立ち向かっていく……ところまでは、有名なのでもはや説明不要。

その先の、個人的に面白いと思っているところが……「1回ソウルスティールを見切りでかわされたのにも関わらず、うん?間違えたかな?みたいなノリでもう一発再確認でジェラールにソウルスティールを撃ってくるクジンシー」なんです。ここ、めちゃくちゃ良い。そういうところだぞクジンシー!!

この再確認ソウルスティールは、まさに「クジンシーのキャラクター性」を最も物語っている行動だと思っていて……「ここはリメイクでも絶対に外さないでほしい」と考えていました。そして、ちゃんと再確認ソウルスティールを撃ってきた。ありがとう。よくここを残してくれた。

その上で、オリジナル版には存在していなかった新ギミックもいくつか用意されている。クジンシーのキャラクター性は全く損なわずに、上手く「新しさ」も入れてきている。これは……結構な良リメイクなんじゃないかという気がしています。

特に、「クジンシーのキャラクター性を間違えてない」ところ。ここが素晴らしいと思う。そうなんだよ、クジンシーは2024年になっても再確認ソウルスティールを撃ってくるダサいヤツなんだよ。クジンシーの情けなさをちゃんと描いてくれるならこれ以上の信頼はない。

あ、ちなみに今回の記事に合わせて、10分間のプレイ動画も出ていたりします。詳細なクジンシー戦の模様が気になる方は、ぜひこちらもチェックを。というか、こんなクジンシーのキャラがどうこう言ってるしょうもない記事読むより動画見た方が手っ取り早いんじゃないですかね。

お前らこんなに美男美女だったのかPART2

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お前らこんなに美男美女だったのか!!

クジンシーとの戦いを終え、今度はちょっと舞台が変わって「沈没船」へ。ここでは七英雄のスービエと戦う前に……お前らこんなに美男美女だったのか! まぁ、左側のシティシーフ(女)とホーリーオーダー(女)はまだ理解できる。オリジナル版の時点で美少女イメージあったからね。

真ん中、誰だか分かります?
これ、インペリアルガード(女)らしいです。
インペリアルガードってこんなにイケ美女だったの………………。

逆にエンリケとコウメイの安心感がすごい。軍師のX-MENみたいなビジュアルだけ全くイジってないの面白すぎるだろ。そこインペリアルガードとかホーリーオーダーより舗装していい部分だろ。わかってる、よくわかってるじゃないかこのリメイク。そのグラサンないと軍師じゃないんだ。

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「CV石見舞菜香」の存在感。ゲオルグもいいけど、ソフィアもリメイクで魅力的になってます。
(画像は『ロマサガ2ROTS』公式サイト「ソフィア」キャラクターページより)

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スービエとの戦いに直行……する前に、紹介しきれていなかったリメイク版での新要素をザーッと書きます。

まず、「アビリティ」
これはキャラクターにセットすることのできるパッシブスキルのようなもので、「毎ターンBP回復」や「毎ターンHP回復」といった能力をつけることができます。シンプルですが、結構嬉しい。まぁ、サガなので何かしら悪用するコンボが出てくるんでしょうけど。とにかく、結構便利です。

もうひとつが、「帝国国力」
これはメインメニュー画面から開くことのでき、現在のアバロンの武器開発状況や収入を確認することができます。マジかよ便利すぎんだろこれ。えっ、もういちいち城に戻って大臣に収入確認する必要ないの? 戦闘回数とかいちいち脳内で数える必要ないの!? 便利すぎて怖くなってきた!!

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術のレベルもしっかり確認できます。便利すぎる。

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で、実はもうひとつバトルに新要素(?)があります。

それは「列と範囲」の概念

今作のバトル、どうやら敵側に「前列」と「後列」の概念が存在しているらしく、その前列と後列によって範囲の指定が変わってきたりします。

たとえば、画像のコウメイが発動しようとしている「ファイアーボール Lv.2」では、対象の周りの敵にダメージを与えることができます。要するに、同じ列に敵が3体並んでいれば、真ん中の1体を中心として範囲攻撃を繰り出せます。

ですが、逆に前列にグレートシザーが2体、後列にグレートシザーが1体の場合は、ファイアーボールで3体を攻撃することはできません。そんな時は、「でたらめ矢」のような全体攻撃や、「くし刺し」のような前列と後列を貫く形で攻撃する技が刺さる……という感じですね。

まぁ正直文章で説明されてもなんのこっちゃだと思うので、とにかく「前列と後列のシステムが意外に重要」くらいは覚えておいていただければ。それか動画見てください。もう全部動画でええやん。

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そしてスービエとの戦いがスタート。

これは私がつい最近プレイしたオリジナル版の思い出なのですが……初めて『ロマサガ2』をプレイした時、うっかりスービエと一言も会話を交わさないままクリアしてしまったんです。沈没船のイベントを進めなかったせいで、最後の最後にぬるっとスービエが出てきて終わりました。

だから、今回のリメイク版で初めてスービエと会話しました。
スービエってこんな感じのキャラだったんだ。

で、もちろんお馴染みの「メイルシュトローム」も撃ってくる……のですが、こちらもリメイク版の新機能が絡んできたりします。さっき紹介した敵味方の行動順が表示される「タイムライン」では、なんと敵の危険行動もしっかり表示してくれているのです。

要するに「いきなりメイルシュトロームをぶっぱされて阿鼻叫喚」が、多少起こりにくい……というか、「身構えられる」という感じでしょうか。メイルシュトロームが飛んでくる前に回復するなり、防御しておくなり……サガあるあるの「前振りのない敵の超火力」に、タイムラインのおかげで多少立ち向かいやすくなっていると思います。

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スカイドライブ+太陽光線+チャージの3連携が決まっているところ。ボス戦でも連携の火力は大切。

そんなこんなで、『ロマサガ2 ROTS』の先行プレイはここまでです。

正直、『ロマサガ2』ってプレビュー向きのゲームじゃないと思うんですよ。
なんていうのかな……『ロマサガ2』って10~20時間くらい遊んで、ようやく全貌が見えてくるゲームじゃないですか。七英雄を倒す以前に、武器を開発したりアバロンを増強するターンまで含めないと成立しないというか……このゲームを簡潔に説明するのってすごく難しいというか……。

そもそも、プレビュー版を作るのがすごい難しかったんじゃないかと思います。
プレビュー版を作った人、本当にお疲れさまです。

……と、作った人の苦労を労いつつ、『ロマサガ2 ROTS』はしっかり「原作愛」を感じる良いリメイクだと思いました。まぁ最初のPVの時点で「あ、多分気合入ってるヤツだ」感が漂ってましたけど、期待通りの完成度だと思います。『ロマサガ2』って現代風グラになるとこんな面白いんですね。

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その上で、「いや、でもオリジナル版の難易度じゃないと楽しめないね」と感じている人もいるはず。タイムライン? 連携? ヌルいこと言ってんじゃないよ!! ……そんな方のために、実は「カジュアル」「ノーマル」「オリジナル」の3段階の難易度が用意されています。

「カジュアル」は、そもそもRPGに慣れていない方向けの難易度。
「ノーマル」は通常のRPGに慣れている方におすすめの難易度。
「オリジナル」は、オリジナル版のような歯応えを求めている方向けの難易度。

これ、暗にオリジナルが「通常のRPG」の難易度じゃないって言ってないか?

……そんな冗談は置いといて、あの『ロマサガ2』の熾烈な戦いをもう一度経験したい方の期待にも、しっかり応えているタイトルなんじゃないかと思います。

『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』は、10月24日に発売予定です。Nintendo Switch、PS4/PS5、Steam……いろいろプラットフォーム対応してます。あの日七英雄との戦いを繰り広げた人も、まだ帝位を継いだことがない人も、この壮大な戦いをぜひ体験してみてください。

では、先帝の無念を晴らす!

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ライター
転生したらスポンジだった件
Twitter:@yomooog
デスク
電ファミニコゲーマーのデスク。主に企画記事を担当。 ローグライクやシミュレーションなど中毒性のあるゲーム、世界観の濃いゲームが好き。特に『風来のシレン2』と『Civlization IV』には1000時間超を費やしました。最も影響を受けたゲームは『夜明けの口笛吹き』。
Twitter:@ex1stent1a

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