Cygamesが贈る人気スマホRPG『グランブルーファンタジー』(以下グラブル)が2025年3月10日で「11周年」を迎える。
毎年この時期になると、騎空士たちは無料ガチャをはじめ、周年シナリオイベントや周年生放送、新キャラクターや新ボス、ゲーム内アイテムの配布など、気になるトピックで話題が尽きない。かくいう筆者も無料ガチャのことで頭がいっぱいだ。
しかし数ある周年の話題のなかでも、とくに注目を集めるのが「周年シナリオイベント」だろう。今年の周年シナリオイベントは「十二神将演義」ということで、『グラブル』のなかでも人気の高い、干支がモチーフのキャラクター・十二神将たちが一堂に会する。
ん? まだ十二神将は全員出てないけど、このタイミングでイベントあるってことは……まさか来年の午神のチラ見せあるのか!?
なんて思いながら、イベントを読み進めていたら……
午神(仮)が出てきた。
どうやらこちらのバイシュラさん、十二神将の「上司みてぇなヤツ」(ビィ談)らしく、「十三仏」という13名からなる集団の一員とのこと。しかもこの人、めっちゃクセが強かった(後述する)。
本記事では、残すところあと1年で干支が1周するこのタイミングで、十二神将について深掘りされたイベント「十二神将演義」の第一部の様子をお届けする。
もしかしたら1周回った後はこの「十三仏」たちがメインで年末にやってくるのかもしれない。もしそうなら、単純計算で『グラブル』はあと13年は続くかもしれないってコト!?
全員集合まであと1年! 干支にまつわるキャラクター「十二神将」たち
今回の周年シナリオイベントの主役となる「十二神将」は“干支”にちなんだキャラクターの集団のこと。
『グラブル』がリリースされた2014年の次の年の干支である未(ひつじ)キャラの「アニラ」から順に毎年末登場しており、今年の巳(へび)年の「インダラ」まで現在11キャラが登場している。
ゲーム内でも(ガチャからの排出条件が)特殊なポジションに位置するキャラクターで、歳神の1年が終わると、その次の1年はガチャからの登場がお休みになるのだ。登場したタイミングを逃すと1年単位で入手ができなくなるキャラというのは、なかなか珍しいのではないだろうか。

アニラが登場した段階では、干支の全員が揃うなんてまだまだ先の話だと思っていたが、気づけばもう残り1年という段階まできていた。
あらためて振り返ってみると『グラブル』がいかにすごいかよくわかる。11年も続くコンテンツなんてそうそう生み出すことはできないからだ。
プレイヤー目線から見てみても、多くの騎空士が十二神将に助けられたと思う。ゲーム内でもかなりの高性能を誇る彼女たちに強敵を倒すお供となってもらった方も多いのではないだろうか。今でも筆者はよくお世話になっている。

今回のイベントでは、そんな十二神将たちをとりまとめる施設「総空神宮」に召集されるところから始まる。
そこでかつて十二神将を組織した人の子孫である「薬師様」に会うことが目的のようだ。ちなみに当代の十二神将は誰も「総空神宮」には行ったことがないらしい。
神宮に到着するとさっそく、当代の薬師の座「バイシュラ」とご対面。常に無表情でなんとも厳かな雰囲気ただよう彼女から、「境界迷路ダルマ」で行方不明になった男女の「十三仏」を見つけてほしいという依頼を受ける。
本イベントではダルマ内で、十二神将と十三仏にまつわるストーリーが展開されるようだ
元ネタと思われる薬師如来の手の位置とかポーズも細かく再現
めっちゃクセが強いお姉さん・バイシュラ登場! 十二神将の“上司”的な立ち位置の「十三仏」とは?
ビィいわく、バイシュラは「十二神将の上司みてぇなヤツ」らしい。
そして「十三仏」とはバイシュラを含めた13名からなる集団のことのようで、それぞれ空間に干渉できる力をもち、ダルマを管理し続けているとのこと。
十三仏も十二神将と同じように1年周期で担当が代わるようで、その年の「守り本尊」と呼ばれている。

先ほど、バイシュラが「午神(仮)」を名乗っていたが、これは十二神将の午神が100年前から途絶えてしまっているからだという。以降、午神の代役を代々の薬師が務めており、前回はバイシュラが担当していた。そのため、アニラとは面識があったそうだ。
しかし、もし今回の行方不明が煩悩に関する物だった場合、バイシュラには代役を務めていても十二神将がもつ「煩悩を抑える力」はなく、薬師の座では午神として不適格ということになる。そのため、バイシュラはもう歳神の代わりを務めたくないという。
続けて、「自分のせいで十二神将の平均年齢を上げるのも、もう心が持たない」とも言っていた。あれ、急にぶっこんで来たな?
その後、当然ながら年齢を聞かれるのだが、「……サジュダコハ」と超早く言って1回ごまかした後に、30代後半と明かしていた。
やめてあげてほしい
その後もバイシュラはたびたび十二神将たちに無茶ぶりをしたり、嘘か本当かわからないラインの発言をしたり、めんどくさい恋人みたいな発言をしたりともうやりたい放題していた。
そもそも無表情で「午神(仮)です。」なんて言う人が普通なわけなかった。しかもピースしてるし。
ピース見たい
バイシュラが無表情で淡々とぶっこんで来るから、常に身構えてないといつ弾が飛んでくるかわからない。
ビィにも「変なヤツ」認定されてしまうのにも納得できるクセ強キャラだった。
このひとおもしろすぎる
しかもバイシュラは自分の力で飛べる飛翔術を使ったり、自分たちに襲い掛かってくる星晶獣をなんかすごそうな球を取り出して迎撃したりと、ちゃんと強さがわかるシーンも描かれている。
単なる無表情おもしろお姉さんではないのだ。はやくゲーム内でプレイアブルキャラとして登場してほしい。
容赦ない
かわいい女の子だと思ってたキャラが男だった
ストーリーのはじめに、バイシュラから男の人と“女の人”の十三仏の捜索を頼まれたわけだが、最初に見つけたのがバドラちゃん。
女の子だと思っていたのに、なんと“男の子”でした。

バドラもバイシュラと同じ十三仏で、行方不明になっていたふたりのうちのひとり。たびたび“彼女”として紹介されていたので筆者もすっかり女の子だと思っていた。
実際に登場した際も、声がかわいかったので女の子だと思って疑わなかったよ。
しかし筆者はバイシュラの策に見事にハマり、急にカミングアウトされた“男の子”発言に動揺を隠すことができなかった。あの衣装&スカート丈で男!?『グラブル』史上トップクラスに短いような気がするのに!
バドラは今年の「守り本尊」でもあるようで、ダルマ内に異変を感じて調査に向かったところ、出られなくなってしまったという。
彼女(彼?)はトラブルをひきつけやすい体質のようで、救出した際にはバイシュラにめちゃくちゃ詰められていた。
なお、バドラは「サマンタくん」という白いゾウの聖獣を連れており、サマンタくんの鼻を鞭のようにしならせて攻撃するシーンも見られた。
サマンタくんは普段「亜空間ポケット」と呼ばれる、空間に干渉できるポケットの中に収納されているようで、必要に応じて自在に出し入れすることができるという。
しかし、バドラがかわいい事自体には間違いはない。
本エピソード内で見られたバドラの表情豊かな姿をここに残すことにする。
まさか『グラブル』って25年続くかもしれないってコト!?(妄想)
上述のとおり、『グラブル』は今年3月で11周年を迎える。(すごい)
ゲーム内では毎年年末に新しい十二神将を追加していたが、全員(12人)が揃うまであとひとりとなったいま、それ以降がどうなるのか騎空士のみんなも気になっていただろう。筆者も気になっていた。
十二神将の先代などはゲーム内でも語られていたこともあったので、別の世代の十二神将が実装されてもおかしくはないのかなとも筆者は思っていた。

しかし、今回のイベントにて午神がもう途絶えていることが発覚し、「十三仏」も登場した。つまり、今後は十三仏たちが次のキャラとして登場することもあり得る。
もし仮にそうなると、12年+13年で十三仏全員が揃うまでに25年もかかってしまうことになる。もし1年に1回の追加だったら……の場合なのだが、この圧倒的数値にワクワクしてしまう。
もちろん、十三仏がどのように登場していくのかまだ知る由もないので、完全に妄想なのだが。
そして十三仏には、十二神将にはいなかった男性キャラなどの登場も考えられる。本当にプレイアブルキャラとして登場するならば、今回登場したバドラのように『グラブル』の“可能性”がさらに広がるキャラクター集団になり得るかもしれない。
ちなみに、今後登場するかもしれない新キャラの話題となると、“水着”キャラの存在は無視できない。
『グラブル』の3月~4月と言えば水着の季節なのは周知の事実であるが、今回のストーリー内では、十二神将たちが突如水着に着替えて遊ぶシーンも登場していた。
そこで新たに「ハイラ」「マコラ」「インダラ」の眩しい水着姿が公開されていたので、今後プレイアブルキャラとして登場するかどうかも気になるところだ。


ストーリー「十二神将出陣の巻」の後半では、主人公たちがダルマ内で遭難してしまったことがバイシュラより明かされ、脱出すべく各自行動を起こしているシーンが描かれていた。
その後、ダルマ内にて暗躍する謎の4人組がチラリと紹介。今後更新されるシナリオでは、彼らも大きく物語に関わっていきそうだ。
その後の展開が気になる周年シナリオイベントは3月4日(火)19時より「猫神の因縁の巻」が公開されており、3月11日(火)19時より最後の更新が予定されている。11周年を迎えた『グラブル』だが、まだまだ新しい景色を我々に見せてくれる。12年目の『グラブル』からも目が離せない。
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