5月16日は『ファイナルファンタジーXI』(以下、『FF11』)が発売された日だ。
『FF11』は、2002年5月16日にスクウェア(現:スクウェア・エニックス)から発売されたプレイステーション2用ソフトで、『FF』シリーズでは初のMMORPGだ。

本作はプレイステーション2のみではプレイできず、ネットワークに接続するための専用アダプタ「PlayStation BB Unit」が必須であったことも大きな特徴だ。人気作『FF』シリーズがオンライン専用となったという話題性もあり、多くのプレイヤーが本作のためにネットワーク回線を用意して、プレイするにいたった。
サービス開始当初は20個のサーバーが用意された。家庭用ゲーム機で、さらに『FF』シリーズの世界を友だちとプレイできるという体験は画期的かつエキサイティングで、多くのプレイヤーがいままでのゲームでは感じられない高揚感を感じていたはずだ。

寝る間も惜しんでログインし、6人のパーティを作ってレベル上げをしたり、ミッションを進めてストーリーを進めるという体験は、まさにMMORPGならではのもの。
ゲーム中には、レアアイテムをドロップすることがあるノートリアスモンスター(通称:NM)という特別なモンスターも存在している。
出現場所や時間などをメモってほかのプレイヤーと取り合いしたり、仲間と協力して見張ったりという要素も。また、そういったレアアイテムを競売所に出品することで大量のゲーム内マネーを得ることもできた。

バトルのみならず、装備やアクセサリー、食料の合成などといった要素もあるので、生産職として財産を築くことも可能だ。
やれることはいくらでもある作品だけに、寝食を忘れてプレイに没頭する人も多数。この中毒性によって、仕事や学業に影響を及ぼしたプレイヤーも数知れず存在するだろう。

『FF11』は、20年以上が経過した今でもサービス継続中だ。ひとりでも快適に楽しめるように、コンテンツの追加、改修が多数行われている。時代を作り上げた名作が気になる人は、プレイしてみるのもオススメだ。
