作中で絡みのあるアイドルを集めていくと自然とデッキになる
手毬と美鈴、清夏とリーリヤだけでなく、咲季と佑芽、ことねと星南などゲーム内で関わりが強いアイドルたちはカード能力でもそのシナジーが再現されている。
それは『ヴァイスシュヴァルツ』のカード能力が、作品内での描写や関係性を落とし込むように作られているゆえでもある。安心と信頼の『ヴァイスシュヴァルツ』クオリティだ。
そのため、好きなアイドルを中心にデッキを組もうとした際、作中で絡みのあるアイドルを集めていくと、自然とシナジーのあるデッキになっていく。
たとえば、初星コミュで主役として描かれている咲季、手毬、ことねの3人によるユニット「Re;IRIS」を中心に集めてみるとする。そうすると、『記憶』という“思い出置場に指定された枚数、もしくはカードがあると発動する”能力を軸に戦うデッキとなる。
さらに、ちょっとおもしろいと思ったのが、1年2組所属の、いわゆる「補習組」と呼ばれている千奈、広、佑芽の3人を中心としたデッキだ。
家柄以外はダメダメな千奈、テストは1位だが体力面が壊滅的な広、ポテンシャルはとんでもないが補欠入学の佑芽。この3人を軸にした補習組デッキを組もうとすると、デッキ50枚のほとんどがレベル0のカードで構成されるのだ。
『ヴァイスシュヴァルツ』の基本ルールとして、カードにはレベル0からレベル3までのレベルという概念がある。
ダメージが蓄積していくことにレベルが上がり、よりレベルの高いカードを使えるようになっていく。しかし、レベル4になると敗北。強いカードを使える状況は、敗北が迫るピンチな状況でもある。
そして、一般的には、レベル0のカードはデッキに18枚程度。ほかはレベル1、2、3やクライマックスカードで構成されるのが定番だ。しかし、補修組を中心にデッキを組んでみると、レベル0のカードが40枚近くになる。
0が並ぶ……決して優等生ではない彼女たちのイメージ通りで、ニヤリとしてしまう。
あさり先生はいつだって初心者の味方。ゲームのサポカみたいにどのデッキにも組み込まれる
ここまで、アイドル同士の関係性を中心とした原作再現をピックアップしてきたが、カード単体でも“解釈一致”な表現が仕込まれている。
たとえば、みんな大好きあさり先生。彼女は、プロデューサー科の教師で、ゲームシステムの説明をはじめアイドルプロデュースについて教えてくれるナビゲーター的な存在だ。
ゲームリリース時から実装されたサポートカード「きみは、自慢の生徒です」にお世話になったプロデューサーは少なくないだろう。評価値もコンテストも意識していない超ライト勢の筆者にとっては、いまだに毎プロデュースお世話になっている。あさり先生には足を向けて寝られない。
そんなあさり先生は、今回の『学園アイドルマスター』収録カード唯一の緑色のカードとして同時発売の「トライアルデッキ」に登場する。
通常、レベル1以上のカードは特定の色条件を満たさないと使用できないのだが、あさり先生は色条件を無視してどのデッキにも入れることが可能となっている。どのアイドルのプロデュースの際にも編成に入れられるサポカみたいだ。

性能としては、相手からアタックされた際に使えるカードとなっている。
『ヴァイスシュヴァルツ』では、カードに設定されたソウル値を参照して相手にダメージを与える。ソウルが1なら1ダメージ、ソウルが2なら2ダメージといった具合だ。相手からアタックされた際、たとえば1ダメージを受けるシーンにあさり先生を使えば、ダメージが4点追加されて5点ダメージになるわけだ。
「ダメージを増やすの?」と不思議に思うかもしれないが、『ヴァイスシュヴァルツ』ではダメージを受けた際に山札をめくり、そこでクライマックスカードがめくれるとそのダメージをキャンセルできる。そのため、受けるダメージが増えることは一概にデメリットではないのだ。
もちろん、クライマックスカードがめくれずにそのままダメージが通ってしまうこともある。そのため、これさえ持っていれば絶対安心というわけではないが、カウンターの使用方法を学べる先生らしいカードとなっている。
ほかにも、前列の中央にいると相手はこのカードをアタックしなくてはならなくなる『大活躍』という能力を有している「Fluorite 有村麻央」は、まるで「小さな王子様」のようなかっこいいカードにデザインされていたり……。
ゲーム内で「集中」効果を持つ、「clumsy trick姫崎莉波」や「Luna say maybe月村手毬」などには、『ヴァイスシュヴァルツ』でも同様に「集中」(効果じたいは違うが)がついていたり……。
プロデューサーであれば、カードテキストを見たり、ゲームをプレイする中で『学園アイドルマスター』のエッセンスを感じられるカードも。
そんな細かい部分まで、ゲームの再現がされているのは作品ファンとしてうれしい限りだ。
オリジナルイラストも収録。言葉を失うかわいさ
ゲーム内に登場するイラストはもちろん、今回は『ヴァイスシュヴァルツ』をイメージした登場アイドル12人全員分のオリジナル衣装が登場する。
その衣装、公式Xアカウントで発表された際には「格闘ゲームの衣装みたい」と話題になっていた。

もう……最高にかわいい。言葉が失われるかわいさである。
王の立ち振る舞いで、主人公と言われてもラスボスと言われても納得感がある咲季だったり……。
ポニテ姿が万病にききそうな星南会長だったり……。
きっとこの撮影前日にとんかつやラーメンを食べたのだろう。お腹を見せていない手毬(ドヤ顔がかわいい)だったり……。
どのアイドルも最高オブ最高にかわいい。
さて、そんな『学園アイドルマスター』の『ヴァイスシュヴァルツ』への参戦は2025年5月23日より。トライアルデッキ&ブースターパックともに現在発売中だ。
トライアルデッキの価格は1個1650円(税込)。構築済みデッキに加えて、プレイマット、マニュアルも同梱されている。ブースターパックは1パック8枚入りで価格は440円(税込)。12パック入りのボックスは5280円(税込)となっている。
また、『学園アイドルマスター』に続いて、6月20日には『ヴァイスシュヴァルツ』の姉妹ブランド『ヴァイスシュヴァルツブラウ』から『アイドルマスター SideM』のブースターパック第2弾が発売。そして、7月26日には『アイドルマスター 765PRO ALLSTARS』、秋(予定)には『アイドルマスター シャイニーカラーズ』のプレミアムブースターの発売が発表される。
加えて、2026年には、『アイドルマスター シンデレラガールズ』と『アイドルマスター ミリオンライブ!』の発売も予定となっている。さすが『アイマス』シリーズ20周年の年だ。怒涛の供給を楽しみにしたい。
📢速報‼
— ヴァイスシュヴァルツ公式 (@wstcg) January 13, 2025
🎍ブシロード新春大発表会2025🎍
☆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈☆
トライアルデッキ&ブースターパック
『学園アイドルマスター』
☆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈☆
2025年5月23日(金)発売決定‼
さらに‼アイドルマスター4ブランドのプレミアムブースターが発売決定✨
⭐️第1弾… pic.twitter.com/ztVK57bSpv
THE IDOLM@STER™& ©Bandai Namco Entertainment Inc.