仏教の言葉に「四苦八苦」というものがある。
耳にしたことがある方も多いのではないだろうか?「老いていくことへの苦しみ」や「病を患う苦しみ」、「愛する者と別離する苦しみ」など、人が生きていく上で決して避けては通れない″根源的な苦しみ″を8種類に分けて表した言葉だ。
『ぎるぐる』では、そんな「四苦八苦」を登場人物たちがそれぞれ抱えている。
本作を既存の言葉を借りて簡単に表現するのならば、いわゆる鬱ゲーの部類に入るのかもしれない。
しかし、『ぎるぐる』という作品が「鬱ゲー」かと聞かれると、筆者としてはなんか違う……!と思ってしまう。
それは、本作が登場人物たちの苦しみのその先にフォーカスした作品だからだろう。物語の舞台設定上、登場人物たちはみな現実の世界でいじめや虐待など、強烈な苦しみに晒され、死を強く願っているというシビアな前提がある。
しかし、ゲーム中で描かれるのはその苦しみとどう向き合うか、もがく姿だ。「苦しみと向き合う」という更なる苦しみを経て、彼女たちが生と死についてどのような決断を下すのか。その意思決定をひとつの到達点として描くからこそ、少なくとも筆者は「鬱ゲーか」という問いに「NO」と答えたくなるのだろう。
繰り返しになってしまうが、本作では「四苦八苦」という人間の持つ根源的な苦しみをテーマとして掲げている。つまり、(読者のみなさんも含む)我々が人としての生を受けて現世に存在している以上、必ずひとつは突き刺さるであろうシナリオと苦しみが本作の作中には存在している。現に、筆者は本作の2章があまりにもブッ刺さりすぎた結果、感情移入のあまり具合が悪くなってしまった。
そして同時に、本作の持つ″魔力″は強烈だ。シナリオを読み進めるほど苦しい。涙は出るし、具合も悪くなってきた……それでもプレイする手を止められない。
我々にも感覚的に理解できる苦しみを抱える登場人物の顛末が気になる「怖いもの見たさ」と、自分のかつての苦しみを登場人物に委託したことによる、自分の苦しみもろとも「救われてくれ!」という祈り──そんなふたつの気持ちがない混ぜになって、本作の魔力は構成されているように思う。
さらに、本作はシナリオの魔力を、
・アドベンチャーパートで使用されているテキスト量は文庫本2冊半(約27万字)ほどの大ボリューム
・全編フルボイス
・分岐あり
・マルチエンディング
という豪華な仕様でブーストしまくっている。ハイクオリティな感情表現がさらに具体的に、プレイヤーの心を突き刺す。
本稿では、そんな『ぎるぐる』の“魔力”についてお伝えしていこうと思う。
※本稿にて使用されている画像および動画は、すべて開発中のものです。
※この記事は『ぎるぐる』の魅力をもっと知ってもらいたいプロダクションイグザビリティーズさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。
舞台は生と死の間に存在する間世(はざまよ)。案内役いわく、ここにやってくる人間は「どうしようもないクズ」
本作の話を始めるにあたってまず説明をしなくてはならないのは、舞台となる「間世(はざまよ)」の存在だろう。
「間世(はざまよ)」は、死を望みながらそれを成し遂げることもできない者が行き着く、この世でもあの世でもない生と死の間の世界……とのこと。本作は主人公である「三津 真央(CV:高柳 知葉)」が、この間世に迷い込んでしまうところから物語が始まる。

間世に来る条件のひとつには「死を強く望んでいる」というものがある。事故や病気、寿命などで命を落とした人間はこの世界に迷い込むことはなく、直接あの世へと向かう。つまり登場人物はみな、自ら死を望んでこの世界にやってきているのだ。さらに、間世へと迷い込む人間は自他どちらの責任にも関わらず、「現世でも辛く苦しい思いをしていた」という共通点もあるそうだ。
しかし登場人物のうち、主人公だけは異質だ。
とにかく生きることに対して強い執着のようなものを見せている。言ってしまえば、彼女は間世という世界においてはまったくの正反対に位置している人間となる。
現に、間世の案内人である「ビッケ(CV:伊藤 ゆいな)」には「真央のような人間が来る場所ではない」、「ここにくるのはどうしようもないクズばかり」と出会って間もなく告げられる。そうして、本来間世にいるはずのない真央は、案内人のビッケと共に現世へ戻るための長い旅を始めることとなるのだ。

間世はいくつかの階層に分かれており、おそらく迷い込んだ人間の数だけ存在している。間世へ人間が迷い込むと同時に新たな階層も生まれ、迷い込んだ人間の印象に残っているものや心底嫌っているものが具現化された形となって階層が形成されているようだ。
それぞれの階層では、各章で出会うキーパーソンが一時的にパーティに加入する(ちなみに、加入したキャラはその後の会話パートにも登場するので、そのときのメンバーによってその後の会話内容にも変化が起こる)。
そんな多岐にわたる間世の階層を繋ぐのは、階層の最果てに存在しているひとつの大きな扉だ。
真央や仲間たちは扉をくぐる際、3つの選択肢のうち、どれか一つを必ず選ばなくてはならない決まりがある。
・現世へと戻るために扉をくぐる
間世の階層は現世へと近付くほどに、魑魅魍魎(敵)たちも強力になっていく。その道を進むのは危険が伴う。・この世界(階層)に留まる
やがて人の姿では居られなくなり、魑魅魍魎になり果ててしまう。・完全な死を選び、あの世へと向かう
強い苦しみは伴うが、成仏することができる。
しかし、プレイヤー自身が上記の選択肢を直接的に選ぶことはできない。
では、どのようにこれらの選択肢、キャラクターの命運は決まるのか。
こちらの画面を見てほしい。
これは本作におけるワールドマップのようなものだ。紫色のマスがアドベンチャーパート、爆発エフェクトのようなマスが戦闘パートとなっている。分岐できそうな場所がちらほら見えるだろう。行き止まりになっているのがサブストーリーが発生する地点で、画像右下の三つに分岐しているのが次の階層へと向かう扉のある地点、つまりその階層のゴールだ。
アドベンチャーパートでは、以下のような選択肢が提示されることがある。この際の選択によって、その後の分岐(サブストーリーを見れるかどうか、扉での三択)が決定されるのだ。
しかし、一度選んだ選択肢は二度と選びなおすことが出来ない。
・選択肢は二度と選びなおすことが出来ない
・扉の前で絶対に選ばなければならない3つの選択肢──このまま主人公とともに現世を目指す、この階層に留まる、成仏する
お分かりいただけただろうか?
しれっと、せっかく加入した仲間キャラクターをロストする可能性が存在しているのだ。
キャラクターが意思を固めた瞬間はシナリオ中でも描かれるものの、扉をくぐるギリギリまで、その選択が明かされることはない。そのため、物語がどのように転がっていくのかを予想することができない。だからこそ、先が気になるあまり、どんなにしんどくてもプレイを進める手が止められない。
また、本作のアドベンチャーパートの強烈に面白い点のひとつが、「正解の選択肢を選ぶことが、必ずしもゲーム的に正しい結果(パーティの継続)に繋がる」とは限らないということだ。筆者はキャラクターのひとりに心から寄り添い続けたところ、「辛いことしかない現世には戻りたくない」という理由で成仏してしまった。そ、そんな……ドーピングアイテムも全て注ぎ込んでいたのに……。
そんな、本当に人間と向き合っているときのような、人生のような「ままならなさ」は本作の独自の大きな魅力のひとつであり、最初に述べた「魔力」の構成要素のひとつだろう。
具合が悪くなるほどにぶっ刺さってしまった『ぎるぐる』第2章の話をさせてください
※ここからは『ぎるぐる第2章』の内容に大きく触れてお話していきます。
核心となる部分の記載は避けますが、物語の本筋となる部分に関して一切の事前情報を見たくないという方はご注意ください。
第2章のキーパーソンとなるのは、14歳の少女「鳥飼 友里愛(CV:涼本あきほ)」。
サブタイトルにもあるように、彼女の苦しみは四苦八苦の八苦の部分に該当する「愛別離苦」だ。大切な者や愛する者であったとしても、いつかは離れなければならないという苦しみを表している。
個人的な話だが、第2章のサブタイトルが目に入った時点で筆者は薄々だが嫌な予感がしていた。彼女が抱えているであろう苦しみに対して、とてつもなく身に覚えがある気がしたからだ。
友里愛を演じる涼本あきほさんの語りがマジで良すぎるので、是非動画の方でもモノローグを聞いてみてほしい。
友里愛のいる階層は「お菓子の家」などが立ち並ぶメルヘンなもの。本人からもとても可愛らしい印象を受ける。どうやら彼女は奥手な性格のようで、人とのコミュニケーションは少々苦手そうなのだが……。真央たちと敵対するような素振りは一切見せないため、出会ってすぐに一行と共に扉を目指すことになる。
しかし、ここは間世。苦しみに晒され、強く死を望んだ者の世界だ。
彼女も例にもれず、何かしらの問題を抱えているからこそ迷い込んでしまったのだろう。
「……なんかお腹が空いた気がする」という真央の言葉を発端にして、一行は現在地で休息をとることになった。料理を担当してくれるのは第1章にて出会う「巽 美玖(CV:優木かな)」。面倒見の良い、一行のお姉さん的な存在だ。なお、間世では空腹感は存在しておらず、この世界での食事は完全に娯楽としての行為となるようだ。
しかし、楽しいはずの食事の場面で、友里愛はなぜか生のままの人参を食べ始めてしまう……。そんな光景を目の当たりにした筆者の脳裏を友里愛のモノローグがよぎる。
友里愛ハ 何モ欲シガッチャイケナイ
何モシチャイケナイ友里愛ハ 生キテチャイケナイカラ…
かなり嫌な想像を搔き立てさせたその直後、回想という名の残酷な答え合わせが始まった。
友里愛の両親はいわゆる「毒親」だった。彼女は毎日のように暴力を振るわれ、まともな食事すら与えられることはない。そんな彼女の心が休まる唯一の時間は、両親が働きに出ている夜の間だけ。しかし幸いなことに、辛い境遇の彼女にもたった一人だけ心を通わせた存在が居た。愛犬のクッキーである。
よかった……友里愛ちゃんに少しでも救いがあって本当によかった……。
クッキーと過ごしている時間だけは本当に楽しそうにするんですよこの子……。
苦しい回想が終わり、みんなで食事をする場面へと戻る。どうやら今日のメニューはカレーライスのようだ。ここでこのパートは終わり、マップ画面へと戻る際のロード画面で映ったのは、輝く目でカレーを頬張る友里愛ちゃんの姿だった。

幸せの化身すぎるだろ。
もうずっとみんなでご飯を食べるだけの話を続けてくれよ。
なんとか今からでもそういうゲームになったりしませんか……?
あ、ならない?承知いたしました……。
シーンが変わって、別の日。再び美玖が一行の食事を作ろうとするのだが、手元が狂い自分の指を深く傷付けてしまう。
怪我をした美玖に代わって真央が料理番を担当しようとしたその時、友里愛に異変が起こる。
一体、どうしてしまったんだ……。
さっきまでみんなで楽しくご飯を食べたり、おしゃべりをしていたじゃないか……。
普段は大人しい子の感情が爆発する瞬間って、本当に心が痛い。
プレイヤーの目線では、友里愛が現世でどんな扱いを受けているのかを既に知っている状態なので、彼女の悲痛な叫びを聞くのが本当に辛い。真央たちもここまでの友里愛との会話などから、もしかしてこの子って……?と半ば察しがついてきていた矢先の出来事だった。
場面は再び回想へ。ここでは、友里愛が「他者による確かな温もり」を初めて感じた瞬間である愛犬のクッキーとの出会いが描かれる。
しかし、幸せな時間もつかの間、畳み掛けるように彼女を追い詰める出来事が起こる。
友里愛が学校から帰ると、クッキーの姿が見当たらない。クッキーの名前を叫びながら友里愛は探し回るが、家中どこを探しても見つからない。クッキーが脱走する原因を作ったのは友里愛の母。朝から吠えていたのが癪に障り、あろうことかタバコの火をクッキーの身体に押し付けたというのだ。
表を歩く人も見当たらなくなるような長い時間、必死にクッキーを探す友里愛。想いが通じたのか、やがて彼女はなんとかクッキーを見つけ出した。
この場面で筆者が感じたのは、友里愛という少女に対するどうしようもないほどの哀れみだった。
生き地獄と呼んでも差し支えない世界に居ながらも、彼女はただの一言も「神頼み」と受け取れるような発言をしなかった。14歳の少女なのにも関わらずだ。
きっと、これまで頼れるものなど何もなかったのだろう。それがどれほど悲しく、残酷なことなのか。
クッキーの脱走を発端として、友里愛は自らの愛する者に対して異常なまでの執着心を見せるようになってしまった。そうして、先ほどの些細な出来事で感情が爆発してしまう場面へと繋がるのだろう。
さらに苦しいのは、本作では間世という世界を舞台にしたことで、「現実世界の苦痛から死を強く望み、間世にやってきた」という前提が最初から全員に付与された状態で物語がスタートしていることだ。つまり、回想シーンの中においては、バッドエンドが確定している。
こうして友里愛の感情の爆発を描いたあたりで第2章は折り返し地点に差し掛かり、物語は佳境へと突入していく。友里愛が間世にやってきた理由、そして彼女の決断については、ぜひ自身でプレイして見届けてほしい。
また、筆者が本作で強く推したいポイントの一つとして、キャスト陣によるお芝居がある。ここまでの動画でもお分かりいただけたかと思うが、メインキャラクターを担当する方々はもちろんのことながら、名前のないモブキャラクターを担当される方々までもがとてつもない熱演を繰り広げているのだ。
マジで辛すぎるだろこの話……。
モノローグの時点で早くも友里愛に感情移入をし始めてしまった筆者は、序盤で既に心にくるものがあった。なんなら執筆している現在でさえも、第2章の内容を思い出しては目に涙を浮かべながら書いている。
(※あまりにも感情移入をしすぎているので念のために断っておくが、筆者はごくごく普通の家庭で育ったため、そのあたりに関しては安心してほしい)
本編からは想像がつかないほどの「やさしいせかい」がひたすら広がるサブストーリー
先ほどまでは本編のシナリオが地獄だのなんだのと述べてきた筆者だが、本作のシナリオにもちゃんと温情があるということもお伝えしておきたい。それは、本作のサブストーリーだ。(すべてのサブストーリーを確認したわけではないものの)サブストーリーでは本編が嘘かのように、幸せな「日常回」を描いている。
真央・美玖・友里愛の三人でビッケの似顔絵を描くものや、開始早々に焼き鳥の好みで言い合いをしている話など、本編の内容からは想像がつかないほどにゆるいシナリオとなっている。
本編で心がズタボロになっていた筆者はサブストーリーを読んでとても幸せな気分になったのだが、この幸せな気分すらも本編の激重シナリオをより楽しむためのスパイスになっていると考えると、制作陣の手のひらの上でしっかり転がされているのかもしれない……。
お気に入りのキャラクターが見つかった際は、ぜひサブストーリーへの分岐も狙ってみてほしい。
ドラマツルギーリアルタイムタクティカルアドベンチャーの「リアルタイムタクティカル」の部分って実際のところどんな感じなの?
最後に本作の「リアルタイムタクティカルパート(以下、戦闘パート)」、いわゆる戦闘システムについて解説しよう。
間世では、戦う力が武器となって顕現する。武器は個人の願望が形となって現れるらしく、現世で未練のあったものや手に入らなかったものなどが、その人物に見合った形で現れるそうだ。

リアルタイムタクティカルパートと横文字が立て続けに並んでしまうと、普段あまりゲームに慣れ親しんでいない方などは「なんだか難しそう……」といった印象をもってしまうかもしれないが、そこに関しては全くもって安心してほしい。
本作の戦闘パートは簡単操作で誰でも楽しめる。戦略的な要素も網羅しているので、ライトユーザーからヘビーユーザーまで楽しむことができそうだ。
戦闘パートが始まると、まずは勝利条件と敗北条件。そして今回、真央たちが戦うマップが表示される。
戦闘準備を選ぶことで今回の戦闘に参加するメンバー(最大4人)や、キャラクターが戦闘時に使用する技やアイテムの装備。他にもCPUとして動いてくれる仲間キャラクターに対し、「敵を倒して」、「仲間と一緒に行動して」など予め作戦を設定することができる。

本作のキャラクターにはそれぞれ「レベル」の概念も存在している。戦闘終了時に入手することが出来る経験値をためてレベルアップすることで、RPGのようにパラメーターの上昇やスキルポイントを獲得することが出来る。
また、入手したスキルポイントを利用することで、攻撃・補助用のスキルの他にHPや物理・魔法攻撃力の上昇などの永続効果を得ることも可能だ。もちろんキャラクターによって物理or魔法攻撃が得意、バフ・デバフが得意などの特徴が存在しているため、現在の戦略やパーティーメンバーによってスキルを選択をしていこう。
本作では敵を倒すことで「魂」がストックされていく。ストックされた魂を消費することで、一緒に戦ってくれる「ユニット」を場に呼び出すことが出来る(上記画像の青い鳥が、真央の召喚したユニット)。
召喚することが出来るユニットはキャラクターごとに性能が異なっており、近接攻撃を行うユニットや遠距離攻撃を得意とするユニット、回復魔法を使用してくれるユニットなど、キャラクターの数だけ種類が存在している。
また、マップには拠点が点在しており、これを占拠することで戦闘をより有利に運ぶことが出来るようになる。拠点の効果はさまざまなものが設定されており、占拠することで初期状態から拠点の役割を変更することが可能。移動速度UPや攻撃UPなど、戦略に合わせた好みのバフを得ることができる。
そして先述したが、もし仮に戦闘パートで行き詰ってしまったとしても、本作ではいつでも前のステージや章に戻って戦闘を行うことが出来るため、素直にレベリングを行ってみるのもひとつの手だ。
また、ワールドマップに存在しているショップでは戦闘を有利に運ぶことが出来るアイテムをいつでも購入することが出来るので、お財布に余裕があればそちらを利用してみるのも良いかもしれない。


『ぎるぐる』という作品で、筆者がとにかく強く感じたのは「多くの人にぶっ刺さるであろう苦しみが描かれている」という部分でした。筆者の場合は特に第2章の内容が深く突き刺さったのですが、それは筆者にとっての苦しみが題材となっていたから。
「四苦八苦」、人の持っている根源的な苦しみを8種類も描くのですから、自分と同じ苦しみを抱えたキャラクターが、自分にピッタリの地獄が、きっとみつかるはずです。
運命の扉の前に辿り着いた彼女らがどういった結論を導き出すのかは、プレイヤーの選択次第。
どんな結果が待ち受けていようとも、それもまた人生です。願わくば人生一度きりの初見プレイを、是非ともあなた自身の手で楽しんでみてほしいと心から願います。