7月31日に『グルコス』シリーズ最新作『グルーヴコースター フューチャーパフォーマーズ』(以下、『フューチャーパフォーマーズ』)がリリースされたぞー!いぇーい!
筆者はコントローラーを使ったリズムゲーム大好きゲーマーです。『DEEMO』シリーズを500時間遊んでいるのを筆頭に、『MuseDash』を350時間、『初音ミクプロジェクト』シリーズを220時間と、ほかにも『Just Shapes & Beats』や『Beat Saber』などなそ、いろんなリズムゲームを触ってきました。
そして、今回新作がリリースされた『グルコス』シリーズももちろん遊んでます!
ま、めっっっっちゃ苦手なんですけどね…….。
いやだって『グルーヴコースター』ってムズくないですか!?というか、操作が凄く忙しいんですよ。いや音ゲーなんだからそりゃそうだろって話ではあるんですが。
そもそも『グルコス』シリーズは2011年にスマホ向けでリリースされたリズムゲーム。本作と言えば、ジェットコースターのようなレールを音楽に合わせてキャラクターが進み、ノーツが来た瞬間にボタンを押す唯一無二のゲームスタイルが特徴です。
でもこれ、必要なボタン数やXYZ軸に展開される譜面やリズムによって変化するノーツの色など、ゲームの“情報量”があまりにも多かったんですよ。曲の途中でBPMが変化したりすることも多く、いわゆる「初見殺し」的なギミックにやられちゃう。
もちろんそれはこれまでのリズムゲームになかった『グルコス』の独自要素で、慣れてくると面白いポイントでもあったんですが、慣れるまでが本当にしんどい。「ノイズ」に感じるものに身体が慣れて楽しむポイントまでいきづらかったんです。あたまがパンクしちゃうよお……
が、本作を遊んでみてびっくり。めっちゃ遊びやすく……というか、筆者が苦手としていたポイントが改善されて、すごくストレスフリーになってたんですよ!
そして気づきました。このゲームめっちゃくちゃ沼れるゲームなんですよ。なにより演出が凄くて、ゲームが上手にできなくても、見てるだけで楽しい。
「こっちに楽しい沼があるよ〜」っていうライトな呼び込みから丁寧に沈めていく感じが素敵。なにしろ楽曲の演出が見てるだけでも面白くて、気づけば何十回、何百回もリピートしていました。
本稿では、そんな筆者を熱中させた『グルコス』シリーズ最新作『フューチャーパフォーマーズ』を紹介していきます!
※この記事は『グルーヴコースター フューチャーパフォーマーズ』の魅力をもっと知ってもらいたいタイトーさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。
※ストーリーのネタバレは含まれません。
MVみたいな楽曲演出が好きすぎる。これ、無限に“沼れる”やつじゃない……?
結論から言いましょう。これ、めっちゃ沼れる。というか演出が良すぎる……!
本作は過去作に比べてもビジュアルが大幅に進化しており、これには筆者も驚きました。たとえば、しぐれういさんによる「うい麦畑でつかまえて」では、本人の立ち絵をふんだんに使ったポップなリリックビデオが展開。
これが曲に合わせて、ういちゃんめっちゃ踊るし…モーショングラフィックスが凝ってるし…すごい!
なにより、曲をしっかり理解している感があるんです。たとえばサビ前の「Ui Ui Ui」という歌詞の部分では、曲に合わせて画面が暗転し譜面がジャンプ。この音ハメが気持ちいいのなんの…。なにより、「そこの演出そう来るか〜!」と唸らせられます。
ほかにも、星街すいせいさんの「ビビデバ」では、擬態するメタによる話題となったVFX映像をふんだんに活用した重厚感のある演出が展開。
このように『フューチャーパフォーマーズ』ではもとのMVを使った演出も魅力のひとつです。
本作は楽曲と映像が一体となっていて、まさしく遊ぶミュージックビデオとでも言えそうな「音ゲーの最先端」を疾走してるような感じがしました。
実際筆者はリズムゲームで遊んでいるはずが、いつの間にか目的が楽曲&映像の演出を見る方向にシフト。ノれる曲を探しているうちにどんどん沼って、あと1時間….もう1時間と延々いろんな曲でプレイを続けてました。
そう、『グルコス』ってリズムゲームなんだけど、演出を見ているだけで楽しめるんです。もちろんゲームなので最初はミスしまくりながら遊ぶんですけど、過去作に比べてそこのストレスがめっちゃ少ない。疾走感たっぷりの楽曲と画面のパワーでぐんぐん遊べちゃう。
っていうのも、本作ではノーツの種類を控えめにした初心者向けの「ベーシック」モードの難易度が用意されているのが大きかったと思います。
『フューチャーパフォーマーズ』では従来のシリーズ作品から大刷新されていて、操作方法、譜面、世界観、すべてがイチから再設計され、さまざまな新要素が加わってるんですが、そのひとつがこの操作方法。「ベーシック」と「アドバンスド」と呼ばれるふたつのプレイスタイルを切り替えられるようになりました。
「アドバンスド」が最大9種類のノーツをわちゃわちゃと操作する必要があるゲームモードであるのに対して、ベーシックに登場するノーツは4種だけ。片手操作だけでも遊べちゃう、ということをウリにした初心者に易しい『グルコス』入門向けのモードです。
操作がものすごく忙しくて脳がパンクする……って、リズムゲームあるあるだとは思うんですけど、まずは「ベーシック」で遊べるミュージックビデオとして曲を体験していくっていうのが、筆者みたいなライトリズムゲーマーはめっちゃ心がくすぐられました。過去に自分が持っていた『グルコス』の苦手意識ってなんだったん!?っていうくらい。
本作では前述の通り「ベーシック」モードにおいては4つのノーツしか出現しないため、手軽にプレイが可能です。従来の『グルコス』シリーズでは、覚えないといけないことが多いため、しばらく遊ばないと操作方法を忘れがちでした。しかし、本作ではシンプルな操作だからこそ、遊べば直感的に操作が理解ができます。
これは、実際、かなり嬉しい…。
音と画面が楽しいので遊べちゃう。で、遊んでるうちに徐々にミスも減っていって上手くプレイできるようになっていく。
もちろん、従来のシリーズの操作感に慣れており、少し複雑なノーツに挑戦したければ「アドバンスド」に切り替えればヨシ。初心者から上級者まで本作は楽しめます。
ちなみに、本稿を書きながらも休憩時間に本作で遊んでいますが、やめどきが見つからず困ってます…。くそっ!あと5曲遊んだら、続きを書くぞ!!!!!!
お、お前!収録されてるのか!!!!収録曲がセンス良すぎてアガる件
本作にはさまざまな曲が収録されているのですが、その中にはこっちのけんとさんの「はいよろこんで」やCreepy Nutsさんの「Bling-Bang-Bang-Born」、米津玄師さんの「BOW AND ARROW」なども収録されています!
いや、つい最近流行ったばっかじゃん…….。
そうなんです。本作には「アニメ」「Vtuber」「ボーカロイド」などジャンルごとに話題の曲を収録。ほかにも「ラビットホール」「愛砲ダンスホール」「III」などといったTikTokやShortsで流行った曲も遊べちゃいます。
もちろん、『グルコス』オリジナル楽曲であるt+pazoliteさんの「QLWA」やaranさんの「VOLT」などといった楽曲も収録されています!
おっ「QLWA」とかよく聞いてたヤツじゃ〜んっ!好きなヤツ〜!
筆者は『Muse Dash』キッカケでt+pazoliteさんがそれなりに好きなのですが、収録曲の中には筆者が学生時代に良く聞いていた曲も含まれていました。うわぁ…あの頃の記憶がよみがえってくる…!これらの最新曲の陰に隠れたリズムゲーム曲はオタク心をくすぐります。
さらに、ラインナップには「ブリキノダンス」や「メルティランドナイトメア」といった数世代前に流行ったボカロ楽曲も収録。筆者は本作をプレイするのにあたり、事前に収録曲は調べなかったのですが、こうした思い出補正のある楽曲を見つけたとき、テンションぶち上がりでした…!
タイトーさんありがとう。
なお、本作は今後配信されるDLCでの楽曲追加はもちろん、ストーリーモードを進めることでさまざまな楽曲が新規解放されます。筆者が特に気に入ったものを紹介すると、一番最初に解放された「フワッフ(CV:白上フブキ)」による「アイ!ラブ!ミュー!」はかなり印象的。
ナユタン星人が手掛けるコミカルな曲調と、ベートヴェンの「交響曲第9番第4楽章」のメロディを取り入れたポップな歌詞がマッチし、とても聞き心地が良い。
このように、ストーリーを進めれば人気ボカロPが手掛けたさまざまな新たな曲との出会いが待っています!
気づいたら一人前の「グルーヴァー」になってた件。「ギア」を駆使してストーリー攻略
シリーズ初の「ストーリーモード」が実装されたのも本作『フューチャーパフォーマーズ』の特徴のひとつです。ゲームを始めるとストーリーパートからスタートし、チュートリアルを行い、クリアすると自由にリズムゲームを楽しむことができます。
作中ではミライの世界「グルーヴワールド」を舞台に、人気競技「グルーヴコースター」の大会で優勝を目指していく主人公・閃道カケル(CV:川島零士)の様子が描かれます。
主人公を含むメインの登場人物は川島零士さん・佐倉綾音さん・白上フブキさん・さくらみこさんらが声を当てており、それぞれテーマソングが設定。これらのテーマソングはナユタン星人さんや40mPさん、サツキさんなどお馴染みのボカロPが楽曲を手掛けています。
『グルコス』はリズムゲーム。つまりプレイヤーの技量とセンスがモロに問われるタイプのゲームではあるんですが、ストーリーモードをプレイしていくと、ゲーム内の主人公も強くなっていくんです。それが「ギアカスタム」という要素。
今作ではこれらのストーリーをクリアしていくことで、新たな楽曲やキャラクターが解放可能。そして、さまざまな恩恵が得られる装備「ギアカスタム」を獲得できます。これを駆使することで、RPGみたいにちょっとずつレベルを上げたりアイテムを揃えて強くなっていく楽しさもあるんです。
たとえば、一番最初に貰える「はじめてステッカー」を装備すると「MISS」を5回まで「GOOD」に変換することができます。すなわち、5回までならミスしてもコンボが途切れないということ…。つえぇぇぇ!!!!
もちろん、ギアは「はじめてステッカー」だけでなく、さまざまな種類が用意されています。例えば、「クリアゲージアップ」や「判定強化」など、プレイスタイルに合わせてギアを付け替えることで、自分だけの攻略法を見つけ出すことができるのです。
筆者は、どうしても苦手な曲があったときに「判定強化」のギアを付けて突破しました。まさに、リズムゲームが苦手な人への救済措置であり、同時に上級者にとっては新たなやり込み要素にもなり得る、素晴らしいシステムだと感じました。
このように本作はリズムゲームが苦手な人でも、玄人ゲーマーでも、誰もが楽しめる奥深さと間口の広さを兼ね備えた作品だと強く感じました。演出を見るだけでも本当に楽しいので、好きな楽曲があればぜひとも購入して、自分の目で確かめてみてください!
一緒に沼ろう!
『グルーヴコースター フューチャーパフォーマーズ』はNintendo Switch / 2向けに税込6578円で販売中です。ストアページからは体験版もダウンロードできるため、興味があればぜひとも遊んでみてくださいね!