周りを見渡せば、古代を彷彿とさせる海、山、森、そしてそこに生息する動物たち。古の東方神話の世界で、探検して、戦って、生き延びる。そんな体験ができるのが、オープンワールドサバイバルクラフトゲーム『山外山(ヤマソト)』です。
東京ゲームショウ2025に出展中のブースに足を運んでみると……
草が生い茂っていて、ブースから神秘感が漂っている。とても心地良い。
ただ、受付には「BOSSを倒した人数3」というカウントが。ちょっと不穏です。
今回は、CyancookGamesが開発するオープンワールドサバイバルクラフトゲーム『山外山(ヤマソト)』を試遊する機会があったので、その模様をお届けしていきます。
取材・執筆/七号
編集/竹中プレジデント
※この記事は『山外山(ヤマソト)』の魅力をもっと知ってもらいたいCyancookGamesさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。
古代中国の書物「山海経」から影響を受けた世界を舞台にサバイバルクラフト
今回の試遊で体験できたのは、TGS2025用に作ったゲームマップとのこと。ゲームを始めると、マップ上に半裸のキャラがどどーんと立っているところからチュートリアルが始まります。落ちている石や枝を拾って斧を作ったり、松明片手に通り道をふさいでいる植物を焼き払ったり、まずは基礎的な操作のレクチャーから。
そしてチュートリアルが終わると、ズババーンと今回の舞台へ。視界に飛び込んできたのは高い崖や広い海。見える範囲だけでも広大な土地が広がっています。敵の姿もあります。
サバイバルクラフトゲームの定番とばかりに、まずは周囲の探索をしつつ、落ちているものから道具を作ったり、武器を作って敵と戦ったりしていると……
カエルを見つけました。
説明にも「カエル」とあったのでカエルで間違いないはず。大きさのせいか神秘性を感じる。岩の上に鎮座していたので、なんとなく両手で抱えてみました。妙に可愛い。
このカエル、なんと敵に発射すれば敵の武器を奪えます。ですが、手を離した状態で前を歩くと自分がダメージを受けてしまいます。あくまでこの世界のカエルは中立なようです。
半裸のままフラフラとマップを探索していると、仙人が住んでいそうな山を見つけました。せっかくなので、カエルを使って相手から盗んだ斧を両手に英雄の如く見渡してみました。

その後は、崖を登ってみたり、海を泳いでみたりしていたのですが……どちらもめちゃくちゃリアルなんです。とくに泳ぎかた癖が強くて、ものすごい頑張っているクロールのリアルな泳ぐ姿を見せてくれるんですよ! 試遊環境の関係でその写真を撮れていないのが、残念でしかありません。
なお、敵との戦闘は、鍛え抜かれたフィジカルで戦うもよし。崖の上から岩を転がして敵の集落をせん滅するなんて、鬼畜な手段だってとれちゃいます。

今回の試遊時間は約30分だったのですが、落ちてるものから道具を作りながらカエルを抱いて……岩を転がして敵の集落をせん滅しながらカエルを抱いて……海を泳いだり崖を登ったりしながらカエルを抱いていたら、あっという間に終了のお時間が。
カエルを発射して敵の武器を奪う操作にハマっていたら、試遊時間が足りなくなってしまいました。
そんなわけで今回の試遊では出会えなかったのですが、本作に登場する生物はみな神秘的な雰囲気。ブースでもらえる『山外山(ヤマソト)』の生物が描かれたカードを見ても、どことなく懐かしさを感じる……気がします。
これらの生物がどうやって生みだされたのか気になったので開発者の方にお話を伺ったところ、山海経という古代中国の書物から影響を受けているとのことでした。……カエルも山海経から影響を受けているんでしょうか? カエル! カエルはどうなってんの!
とまあ、試遊時間が残りわずかとなったところで、じつはプレイ開始からず──ーっと目に入りつつ、スルーしていた人(?)の元へ駆け寄ってみました。
明らかに強そうな風貌。五感が「やめとけ!」と叫んでいる。
まあ、とはいえ試遊時間ももう少し。ものは試し! と挑んでみたら瞬殺されました。直感がつげた通り、激強なボスだったようです。
今回の試遊では体験できませんでしたが、本作は「環境との相互作用が起きるオープンワールド」というコンセプトを掲げており、天候や地形を利用して敵を倒すことができるそうです。東京ゲームショウ2025において、『山外山(ヤマソト)』は1ホール C11に出展中なので、気になった方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。