10月20日は「セガ・マークIII」が発売された日だ。
「セガ・マークIII」は、1985年10月20日にセガ・エンタープライゼス(現:セガ)から発売されたゲームハード。本機は海外に向けて1986年に「セガ マスターシステム」、1987年には日本国内にてFM音源や連射機能を標準搭載した改良版「マスターシステム」が発売されている。


1983年に同社が発売したSG-1000とSC-3000、1984年に発売したSG-1000IIに続く家庭用ゲーム機で、これらのシリーズで発売されたセガ マイカードのソフトも遊べる互換性を持っていた。

セガ・マークIII専用ソフトとしては、セガ マイカードと同じサイズの「マイカード マークIII」と「セガ ゴールドカートリッジ」の2種類がある。マイカード マークIIIは容量が32KBで、『ハングオン』、『テディボーイブルース』など、14種類のソフトが発売された。
対してゴールドカートリッジは容量が1M~4Mということもあり、多くのソフトはゴールドカートリッジにて発売されている。


セガゴールドカートリッジでは、『ファンタジーゾーン』を皮切りに、『スペースハリアー』、『アウトラン』、『アフターバーナー』、『ファンタシースター』などなど、セガが誇る名だたる名作が多数発売されている。

1985年、『スーパーマリオブラザーズ』の登場によりファミコン市場が爆発的に拡大する中、セガはアーケードで培った技術力を結集した高性能機として「セガ・マークIII」を投入した。高品質なアーケード移植作品を武器に、ファミコンとは異なる魅力を提示した。
