2025年10月22日にSmilegate社がリリースしたスマートフォン/PC向けRPG『カオスゼロナイトメア』。
サービス開始から1ヶ月ほど経った今、SNSなどを見ていると、着々とユーザー数が増えている様子と、一部ユーザーが狂ったようにハマっている様子が見られる。筆者は後者のひとりであり、ナイトメア号の「ファースト」として夜な夜なカオスに潜っている。
まずは簡単に、本作最大の魅力のひとつであるゲームシステムを紹介させてほしい。
本作はかなり独自性の高いゲームなので端的な説明は少々難しいが、ムリヤリひとことにまとめると「TCG(トレーディングカードゲーム)の要素を持った、編成→育成→戦闘のサイクルが楽しいターン制RPG」だ。
まず、編成。本作ではキャラクターひとりひとりが攻撃・回復・支援など自身の行動をカードとして持っており、3人1組でパーティーを組むことでデッキができあがる。
次に、育成。謎多き空間「カオス」を探索し、「ヒラメキ」や「カードコピー」でカードを増やしたり強化したりしてデッキを強化しつつ、装備品集めなども行う。その成果は「セーブデータ」として持ち帰れる。
そして、戦闘。セーブデータを使って、「戦闘任務」「シミュレーション」などのバトルコンテンツに挑んでいく。
で、戦闘していると「このカードあんまり機能しなかったな」とか「もっと追撃に特化したパーティーもいいかもな」とかが見つかるので、また編成して育成して……となる。
デッキのコンセプトとバランスが重要なのでレアリティの高さが強さに直結しなかったり、カード枚数が多いとデッキの回転が遅くなるので増やしすぎるのも考えものだったりと、TCGの要素を持つがゆえの奥深さが多くあり、追求しだすとキリがない。システムを理解すればするほど指数関数的におもしろさが増していく。
ただ、先述の通り、ゲームシステムは本作最大の魅力の「ひとつ」に過ぎない。
今回はもうひとつの本作最大の魅力について語りたい。それは……
キャラの魅力! かわいいキャラやかっこいいキャラがたくさん!
これだけだと、「いや、かわいいキャラやかっこいいキャラがたくさんなんて、どのゲームもだいたいそうだろ」となるが、『カオスゼロナイトメア』には……
これがある!
バトルシステムの根幹に関わり、ゲームとして唯一無二の個性ともなっている「精神崩壊」が!
これがあるからこそ、
これが輝く! ナイトメア号の戦闘員たちが楽しそうに日常を過ごすひと幕が、より尊いものに感じられるのだ!
このギャップによって輝く日常こそが、他のゲームではなかなかマネできない、『カオスゼロナイトメア』ならではの魅力!
※この記事は『カオスゼロナイトメア』の魅力をもっと知ってもらいたいスマイルゲートさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。
ハルの話をさせなさいよ! ハルの魅力を世間はもっと知りなさいよ!
ハルは、サービス開始時からいるキャラで、本作における最初の★5ピックアップキャラでもあった。がんばって引いた人も多いはず。
筆者もそのひとりで、ハルのエゴ発現(いわゆる「限界突破」)を早々に最終段階まで済ませた。
ハルが好きすぎて、可能な限り今後もずっとハルをエースとして運用していこうと心に決めている。
ハルは、ひとことで言うと「よく食べてよく笑う明るくて元気な優しいおっとり系の女の子」である。かわいい。
その性格ゆえにみんなから慕われており、特に主要キャラのひとりであるレイとは親友。ふたりでよく一緒におやつを食べている。かわいい。
そして、ハルはでっかい。なにがとは言わないが、とてもでっかい。よく食べた成果がここにある。
でっかすぎて制服が押し上げられてしまい、つねにお腹が見えている。「風紀」とはいったいなんなのか。
そして、ハルの大食いっぷりと元気さは、そのバトルスタイルにも現れている。
常人には両手で持ち上げることすら難しい重さのアンカー(錨)を軽々と振り回して大ダメージを叩き込む、パワー特化のアタッカーなのだ!
一撃必殺! アンカーシュート!
ハルは、対単体の単純火力なら現在実装済みのキャラでもトップと言ってよい。
あれこれお膳立てしなくても「アンカーポインター」で「アンカーシュート」を手札に呼び込んでぶん殴るだけでとんでもないダメージが出るので、運用方法がわかりやすいのも魅力だ。
かわいいねぇ! ハルはとってもかわいいねぇ!
……ただ、ここからが『カオスゼロナイトメア』の「ならでは」の部分。
じつはハルは、生まれながらにして「よく食べてよく笑う明るくて元気な優しいおっとり系の女の子」だったわけではない。
ハルは、幼少期のとある壮絶なできごとがトラウマとして心の奥底に刻み込まれている。その反動もあって、現在の人格が形成されているのだ。
彼女は現時点で「トラウマコード」というトラウマを深く掘り下げる個別エピソードがすでに実装されている数少ないひとりであり、これはハルを所持していなくても見られるので、ぜひエピオネセンターにアクセスしてチェックしてほしい。
狭い空間、暗闇、冷たい空気、ガタガタと響く音、ひどい空腹感。孤独と飢えで死の寸前まで追い込まれた、恐怖の記憶。
その過去から自分を遠ざけようと、ハルは孤独とは無縁の誰からも愛される明るくて優しい性格になり、飢えとは無縁の食べすぎなくらいよく食べる子になった。
それでも、過酷なカオス探索任務の中では、過度なストレスによってトラウマがフラッシュバックし、精神崩壊してしまうことがある。
ハルの精神崩壊時のテキストは「恐怖」であり、先述の恐怖の記憶が蘇ってしまっていることがわかる。
あまりにも壮絶。ハルが精神崩壊の悲鳴を上げるたびに胸がギュッとなってしまう。
しかし、それでもハルは戦う。
自らと向き合って恐怖を克服し、みんなを守るためにアンカーを振るうのだ!
ただ明るくて大食いなわけではなく、その裏には幼少期のつらいできごとがあって。それは現在もなくなったわけではなくて、一生付き合っていかなければならないもので。
それでも、あきらめるわけにはいかなくて。自分のためにも、みんなのためにも、前を向いて生きていくしかなくて。
この「希望だけではないし、かといって絶望だけでもない」「一生残る傷と付き合いながら必死に前に進む」キャラクター描写こそが、『カオスゼロナイトメア』ならではの魅力だ。
そして、だからこそ、ハルが幸せそうにスイーツをお腹いっぱい食べている日常のシーンが愛おしくてしかたない。
イラスト単体で見てもかわいいのだが、ハルのトラウマを知ってから見ると「ほんとによかったねぇ、ハルちゃんいっぱい食べて大きくなろうねぇ」という気持ちになる。若者の幸せを純粋に願う親戚のおじさんみたいになってしまう。
プレイヤー全員が親戚のおじさんみたいになってしまうゲーム、『カオスゼロナイトメア』をよろしくお願いします。
ハルだけじゃない! ギャップがすさまじいからこそ魅力が際立つ戦闘員たち
先述の通り、ハルはすでにトラウマコードが実装されていて特に深くトラウマ描写がされている戦闘員なのだが、他の戦闘員たちも例外なくトラウマを抱えている。
カオス探索にあたっては、各戦闘員のフラッシュバックによる精神崩壊をどうにか避け、もし精神崩壊してしまった際には速やかな回復を試みながら、指揮を進めていく必要がある。
たとえば、ミカ。
最初期からいる仲間で、治癒(HP回復)とAP(アクションポイント)増加が得意なコントローラーだ。非常に使い勝手がよいので、愛用している人は多いはず。
彼女はとても真面目な性格で、少しでも空き時間があればつねに勉強しているのだが……
じつはそれは、自己肯定感の低さを少しでもごまかすための必死の努力。
失敗や、それによって他者を苦しめてしまう事態が続くと、現実逃避をしてしまい、極度の無気力状態に陥ることがある。
いわゆる「優等生キャラ」なのだが、そこにも重いバックグラウンドがあるのが本作の特徴だ。
こちらは、カリーペ。
ステラファミリアという種族で、宇宙を駆ける「ホワイトアルタイル」の頭(ヘッド)だ。実質ノーコストで撃てる全体攻撃「バルチャー射出」を筆頭に、リーダーにふさわしい戦闘能力を持つ。
彼女はいつも冷静な判断と丁寧な語り口で、自由奔放なメンバーが多いホワイトアルタイルをまとめ上げているのだが……
じつは誰よりもステラファミリア特有の野獣的本能と、それによる破壊衝動が強い。ふだんの冷静沈着な姿は、リーダーとして必死に本能を抑え込んだ状態なのだ。
彼女は過去にこの衝動によって陰惨な事態を招いたことがあるらしく、「過去の記憶を消したい」とたびたび語ることがある。
このように、生来の気質・体質に起因するトラウマを抱える戦闘員もいる。本作は、キャラの個性の数だけトラウマの個性もあるゲームなのだ! すごい! すごいけど怖い! 底が知れない!
こういうものが、レアリティや性別に関係なく、もれなく全員ぶん用意されている。これが『カオスゼロナイトメア』のすごさだ。
しかも、トラウマおよび精神崩壊は単なるびっくり要素ではなく、先述の通りゲームシステムの根幹に組み込まれているので、ゲームを進めていくと各キャラの内面理解が自然と進んでいくのが秀逸。
精神崩壊を避けるためにそのキャラのストレス源になる行動を減らしたり、エピオネセンターで面談して各自の苦しみと向き合ったり。そうするうちに、キャラの根っこにある「闇」の輪郭が見えてきて、キャラをより深く好きになれる。「絶対に活躍させてやるぞ」という気持ちになる。
カオスによって母星である地球を失い、宇宙をさまよいながらすべてのカオスをゼロにするために戦う、ナイトメア号の乗員たち。
トラウマと向き合いながら過酷な環境で戦い続ける彼らは、当然ながらつねに限界ギリギリの生活を強いられて……
……
あれ? けっこう余裕ある肉体じゃない? みんなセクシーむちむちボディじゃない? ナイトメア号、もしかして食料供給技術がかなり発達しているのか?
精神崩壊で心はほそほそでも、いつだって身体はむちむち! それが『カオスゼロナイトメア』!
新戦闘員「チズル」登場! 貴重なサイオニック! だがそれ以上に特定部位が気になりすぎる
そんな魅力的なキャラばかりの『カオスゼロナイトメア』に、次回アップデートで新キャラが実装! その名はチズル!
すでにストーリーで姿は見せていたが、プレイアブルキャラクターとして改めて登場する。
チズルは、「ペルティオン」の所属で、職業は強化技術を使って戦闘を繰り広げる「サイオニック」。
サイオニックはかなり希少で、現時点では★4のトレサと★5のカイロンしか存在しないため、この時点で仲間にする価値がありそうだ。これから『カオスゼロナイトメア』を始めるという人も、ぜひとも狙いたいところ。
ここからは、チズルの各種イラストをチェックしていこう。
立ち絵の上半身アップ。で、でかい……!
よく見ると、両腕が後ろ手に縛られており、背中からロボットアームのような腕が生えていて、それが刀を持っている。かなり特徴的だ。
……のだが、胸部の家紋のようなマークがそれ以上に特徴的すぎて、それどころではない。どうしてそんなところにマークを? いや、でもたしかに視線は釘付けになってしまうから所属やその威信を示すためには最適な場所なのか?
戦闘中の待機モーションイラスト。
ロボットアームのような腕が刀を構え、チズル自身の両腕は後ろに縛られたまま。
手が後ろにあるので、チズルの豊かな胸部が横から丸見えという事態が発生している。縛ってくれてありがとう。
こちらは、エゴスキル。
闇を駆け、敵を切り裂く剣戟一閃! かっこいい!
……のだが、これもやはり家紋に目がいってしまう。風を受けた暖簾のごとくピラピラ揺れている。なんなんだこれは。「よっ、大将! やってる!?」と言って入店したくなってしまう。
そして、精神崩壊。
どのキャラも精神崩壊イラストは通常モードとナイトメアモードで2種類あるが、チズルも例外ではない。上が通常で下がナイトメア。
この絶望と苦悶に満ちた表情、いったいどのようなトラウマから来ているものなのかが気になってしかたがない。エピオネセンターで寄り添って話を聞いてみたい。
それ以上に何を思って家紋をそこに着けようと思ったのかも気になってしかたがないので、それもエピオネセンターで寄り添って話を聞いてみたい。どうしてそこに家紋を着けようと思ったんだい、チズル?
このチズルは、2025年12月3日のアップデートでの登場となり、そこから12月24日メンテナンス前まで「戦闘員ピックアップ救出」の対象となる。楽しみだ。
……とはいえ、筆者には心に決めたハルという存在がいるので、チズルをそこまで本気で追いかけるつもりは……
!!
で、ででで、でっか! 暖簾がなくなってでっかさがより明白に! そして太ももがむっちむち!!
よし、今日から本気で信号増幅アンカーを貯めるぞ! すべてはチズルのために!
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