たぶんきっとこの記事を読んでくれている戦国ゲーマーのみなさんこんにちは!
戦国時代をテーマにしたゲーム、ひと頃前なんて『信長の野望』くらいしかなかったのに、昨今では単なる歴史ゲーに限らず、アクションでもオープンワールドでも、恋愛シミュレーションまであってたいへん愉快ですね。時の流れを感じるぜ。
そんなわけで、スマートフォン向け戦国ゲームのビッグタイトルが、リリース間近に迫ってきてます!
あの『信長の野望・新生』の公式ライセンス作品である『信長の野望 真戦』。大規模GvGを楽しめるSLG×RPGの新作タイトルが、いよいよ本年中にサービスを開始します。
本作はシリーズ最新作である『信長の野望・新生』を下敷きにしつつ、スマホ向けストラテジーとして人気を博した『三國志 真戦』のシリーズ作。
スマートフォン向けのストラテジーと言えば「札束で殴り合うゲーム」なんや揶揄されることも多いゲームながら、同シリーズは資源や兵士、武将の行動回数を課金で購入できないなど、可能な限りプレイヤー間が平等な条件でゲームを進められるようになっていることが大きな特徴ですね。

すでに『三國志 真戦』をプレイ済みの方は本作のリリースを楽しみにされている方もいると思いますが、せっかくの新作、それに日本の戦国時代が舞台のゲーム、できれば新規の人にもやって欲しい……! とはいえ、何かとハードルの高いジャンルであることも確かです。
ということで、今回から2回に分けて『信長の野望 真戦』についての紹介&序盤のプレイガイドをお届けしていきます。始めに書いておくと、本作はストラテジーではあるんですが大規模GvGを売りにしているだけあって、他のプレイヤーとの強力が非常に重要なゲームでもあるので、戦国ファンだけでなくそうしたジャンルが好きな方もぜひどうぞ。
なお本稿は初心者向けのガイドなので、「真戦 スタダ 編制」とかで検索している人向けの攻略情報はありません。悪しからず。
執筆/恵那
※この記事は『信長の野望 真戦』の魅力をもっと知ってもらいたいQookka Gamesさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。
何よりもまず、土地を囲い込め!
ゲーム開始するとサーバー選択、主人公の見た目設定を経て、九州・四国紀伊・中国・関東・東北といった出生地を選択。そのエリアの中のランダムな場所に城を与えられてゲームスタート。最初の方にはチュートリアルを兼ねたイベントが続きます。
このチュートリアルはRPGのようなストーリー仕立てで、プレイヤー自身のキャラクターを主人公にした物語に。
本作ではプレイヤー勢力の領主となる主人公もキャラメイクが可能で、武勇や知略といったステータスに、「武芸」「算術」などの技能も存在します。RPGのように個人的な成長を目指して行く要素も含まれていて、それが本作の大きな特徴となっているわけです。ただこのあたりについては今回は割愛。また次回改めて紹介しようかなと思います。
ゲームの話に戻ると、プレイヤーが序盤にやるべきことはなによりもまず「周囲の土地を囲い込むこと」。これは本格的なストラテジーゲームでも同じなんですが、土地というのは全ての戦略の基盤にして基本的に早い者勝ち。「ここから僕の土地ぃぃ!」をやったもん勝ちです。
本作でもそれは同じで、時間経過で得られる資源は、基本的に土地から湧いてくるものが大部分を占めます。資源産出量は拠点となる城の開発でも増やすことはできますが、土地の収入に比べれば微々たるものなので、まずは真っ先に土地を囲いこんでしまいましょう。
もちろん後から人の土地を「奪う」こともできますが、仁義なき報復合戦に発展して(デデーン!)されてしまう可能性もあるので、個人的には自分の本拠地周辺で暴れん坊将軍になることはおすすめできません。山守さん、タマはまだ残っとるがよぉ……。
そんなわけで早期の土地確保のために重要なのが、動かせる部隊数。初期では1部隊しか動かせませんが、施設建設の「軍事」タブ内にある「軍営」を強化することで増やせます。別に弱くてもいいので、早いうちに3部隊ほど動かせるようになっておくと序盤に動きやすいです。
部隊には武将を配置する必要がありますが、武将は行動するたびに体力を消耗していくため、行動の手数を増やすには部隊数を増やす必要があるというわけです。最初はあまり気にせずに、適当な武将でも放り込んでおきましょう。
土地を占拠する際には現地にいる野良の敵部隊と戦闘する必要がありますが、土地にはそれぞれレベルがあり、高レベルの土地ほど敵も強力に。敵との戦力差が激しい時はシステムで「ちょっと待った!」してくれるので、無理は禁物です。
土地レベルに対してどのくらいの戦力で挑めばいいのかの目安は、公式のプレイガイド「戦国大全」の「戦国入門」→「土地攻略目安」に詳しく説明されているので、最初のうちはチェックしておくことをおすすめします。
また戦力的にギリギリの土地に挑む場合、事前に「偵察」しておくことで敵部隊の情報をチェック可能。本作では【足軽→騎兵→弓兵→鉄砲→足軽…】と兵種ごとに相性があるため、事前に部隊の兵種を好適なものに変えておけば、勝率も高まります。
また、高いレベルの土地ほど当然資源の産出量も多いため、自身の部隊が強くなり、より高レベルの土地へ挑めるようになれば、低レベルの土地は「放棄」して新しい土地と入れ替えていくことも重要です。
土地は種類ごとに得られる資源も違いますが、序盤のうちはとにかく「近場にある、なるべく高レベルなもの」を取っていけばOK。しいて言えば兵士を集めるのに使う「兵糧」と、建造物を建てる際に多く消費する「石材」の重要度がやや高めです。
またゲーム内では非プレイヤー勢力(諸勢力)と親交を高められることができ、彼らとの間に一定以上の信頼度を得ることができれば、そこからも資源産出へのバフが得られます。諸勢力との交流では、「盟約の品」というアイテムも入手できるため、あわせて資源産出の増加に役立てましょう。

一門への加入は土地確保や安全保障のためにも大事
『信長の野望 真戦』の最終的な目標は天下統一。もちろんこれは個人のプレイヤーがひとりの力でどうこうできるものではなく、他プレイヤーとの強力が必要であり、そのためのシステムが「一門」(攻城隊)です。
ただしこれ、そういうガチプレイヤーだけが入っていればいい機能というわけではなく、「別に天下統一するほどゲームがんばるつもりはない……」という戦国ゆる観光プレイがしたい人にとってもかな~り重要度の高いシステムで、
・一門に入っているだけで資源バフがもらえる←大事
・遠い場所にも自身の土地を広げられる←大事
・安全保障になる←超大事
特に重要なのが3番目。これは仲間の一門から攻められなくなるってことだけではなく、仲間と一緒にいれば他のプレイヤーからも攻められづらい、ということでもあります。相手がひとりになら強気になれても、集団でいるとそれだけで圧力になります。
一匹狼プレイ……というとなんかちょっとかっこいい感じもしますが、要するに孤立無援。戦いにはそんなに自信がないというプレイヤーほど、一門に所属していた方が安心です。数は力。古来よりもっとも強い戦術は、相手より多い人数で囲んで棒で叩くことですからね。
また、ふたつ目にあげた「遠い場所にも自身の土地を広げられる」というのも大事なポイント。『信長の野望 真戦』では、占領できる土地は自身の土地に繋がっている場所のみ。ですが一門に所属することで、一門の土地に繋がっている土地も占領できるようになるのです。
そのため、自分の城の周りに良い土地がなくなってしまった……という場合でも、一門の土地を足場にして、よりよい土地の確保を目指せるようになります。

とはいえ、本作は全勢力がプレイヤー入り。他プレイヤーの土地に近い場所ということは、そのプレイヤーが欲しい土地かもしれないので、トラブルを避けるためにはチャットでひとこと「いいですか?」と聞いておいた方がいい場合も。そのあたりは自分が欲しい土地や相手の様子をうかがいながら、臨機応変にやったほうが良さそうです。
一門や攻城隊はゲーム内のマップから近場のものを探すことが可能ですが、公式のDiscodなどでは一門募集を行っている人も多く、がっつり「天下目指すぜ!」な人はそうした場所で事前に決めておくのもいいかもしれません。
武将の育成は選択と集中!とにかく最強の一部隊を作るべし
このゲーム、始めるとわかるんですが、戦国時代が好きでいろんな武将を知っているほど、いろんな武将を育てたくなります。
が、シミュレーションゲームのセオリーから言えばそれは完全な失策。おおよそ「シミュレーション」を謳うゲームは、限られた資源をいかに使うかが大事なゲームばかりであり、本作もそれは例外ではありません。つまりは選択と集中です。
さきほど、「序盤から3部隊くらい動かせるようにしておくとイイヨ~」みたいなことを書きましたが、しっかり育成するのはとりあえず1部隊(3武将)までに絞りましょう。
このゲーム、勝てない敵にはいくら兵士をぶつけても、石壁に生卵をぶつけるようなもんで全然勝てません。序盤の拡張のために部隊数は多いほうがいいのですが、こと戦闘に関しては、何よりもまず最強の一部隊を育てることを優先させた方がいいです。
戦闘で重要になってくるのは
・武将のステータス(ゲーム内では“属性”と表記)
・部隊の兵士数
・戦法のレベルと組み合わせ
の3点。武将のステータスと、率いることができる兵士数は武将のレベルを上げることで強化されていくため、とりあえずレベルが上がっていけばそれなりに強くなっていきます。強い部隊がひとついれば、高レベルの土地も占拠しやすく、また他プレイヤーとの争いになった際にも有利です。
経験値は他プレイヤーの部隊と戦うよりもNPC勢力を撃破したほうが圧倒的に効率が良く、基本的には土地の占拠などで戦う部隊を撃破して稼いでいきます。すでに占拠している土地であれば、「掃討」を実施することで何度でも同じランクの敵と戦えます。
もちろんなるべく強い敵と戦った方が経験値効率は良いのですが、あんまりギリギリすぎる敵に挑むと兵士の損害が大きくなってしまうので、却って効率が悪くなります。そのため、ある程度は損害が抑えられる相手を選ぶようにしましょう。
ただ、損害が出るのを怖れ過ぎても、時間ばかりを無闇に浪費してしまうことになるため、自身が供給できる兵士の数とのバランスを考えながら選択しましょう。筆者の個人的な感覚ですが、1戦闘あたり5%~15%くらいの損害なら許容範囲内かな、という感じです。
また武将の育成で、武将自体のレベルと同じくらい重要なのが「戦法」のレベル上げ。「戦法」は各武将が最大で3つまで所持できる能力で、発動率や効果倍率などがレベルによって大きく変化します。
戦法は「戦法経験」という資源を消費することで強化できるのですが、戦法経験は基本的に「銀銭」を消費することで集めていくことになるため、その銀銭の入手手段も重要です。
「銀銭」は序盤のうちミッションクリアの報酬として大量にもらえるのですが、本格的に強化を進めると、早い段階でもすぐ足りなくなってくるため、基本的にはメイン1部隊に所属する武将3名の戦法から優先して強化するようにしましょう。
また、特にレベル5以降(最大は10レベル)に消費量が増えるため、発動率などの重要な数値が変化しない戦法については、いったんレベル5あたりで止めておくという手段も有効です。
戦法の組み合わせは超大事。できることが多すぎて、考えてると時間が解ける……
本作に登場する武将は織田・徳川・豊臣・武田・上杉といった有名大名の所属が多く、それらの武将をセットで部隊配置することでステータスにバフを与えることも可能です。とはいえ、序盤のうちはあまりセット配置にこだわる必要はありません。
さきほど「武将の育成は選択と集中が大事!」といったことを書いたのですが、本作では一度育てた武将の育成をリセットし、消費した資源の大部分を手元に戻すことができるようになっています。
要は育成資源を振りなおせるため、ある武将を育てた後に別の武将を育てたくなった場合、比較的手軽に調整ができるというわけです。セット配置で得られるステータスバフは序盤のうちでは大したサポートにならないため、それを考えるのはあとからでも遅くはありません。
そのため、序盤はとりあえずチュートリアルでもらえる蜂須賀正勝+ガチャで出てきたなんか強そうなやつを放り込んで育てておけばそれでOK。
ですが、部隊の戦闘力は武将の組み合わせ、とりわけ戦法をどう組み合わせるかでかなり差が出るため、どこかで自分なりの組み合わせを考えてみるようにしましょう。
一例として、戦法の中には「1ターンに2回通常攻撃が可能になる戦法」&「通常攻撃が全体を攻撃になる戦法」などがあり、それを組み合わせることで「1ターン中に2回の全体攻撃を撃ってくる」バケモン武将も作れちゃいます。

これは分かりやすい例でしたが、「強いけどデメリットも重い戦法を別の戦法でカバーする」とか、「とにかくバフ戦法を盛りまくって、爆発力の高い一撃が出せるようにする」といった組み合わせは多種多様。β版をプレイしながら、筆者が一番時間を溶かしてるのがここです。
「こんな戦法どう使うんだ!?」みたいな効果のものも多いのですが、それをうまく組み合わせて使いこなせると、パズルのピースがハマったような気持ち良さがあります。同じ武将でも、戦法と編制を変えるだけで普通に5倍くらい火力が変わったりするから、脳が危ない快楽を感じだすんですよ。
戦法はガチャで出た武将がカブった際にもらえる「心得」を消費するか、あるいは武将自体を「隠退」させることで入手可能。個人的には、使わない武将は高レアであっても恐れずに隠退させて戦法にしてしまったほうが強いな、と感じています。
というのも、たくさん武将がいたところで戦場に出せるのは結局一部だけなので、ストレージの肥やしにしてしまうよりは、戦法に変えて活用したほうが良いからです。とくに序盤のうちはメインとなる1部隊の3名に全力でリソースを注ぎ込むような育て方をした方が、早く高レベルの土地を占拠できるようになり、結果的に強くなりやすいです。
ちなみに本作の戦闘はすべてマップ戦闘なので、戦闘の様子を逐一追うことはできません。どういうことかというと、RPGで言えば常時戦闘スキップが付いているような状態で、「その戦闘でどんなことが起こったのか」はログを見ながら確認する必要があります。
ド派手な戦闘演出に目が慣れてるゲーマーからすると「楽しいんか、それ?」という感じかもしれないのですが、普段から数値を追いかけるのに慣れてるストラテジーゲーマーは、ログを眺めながら「お、うまく回ってるじゃん……!」と無限にニヤニヤできるんですよ……。(ニチャア)
一度武将に習得させた戦法でもいつでも取り外し→別の武将に取り付けが可能で、その際に戦法のレベルは1に戻ってしまうのですが、消費した戦法経験は8割が手元に戻ってきます。そのため、ある運用で失敗してしまったと思った場合は、すぐに変更ができるのです。
ここまで、『信長の野望 真戦』の序盤の進め方についてざっくりと説明してきましたが、長くなってきてしまったので本稿はいったんここで閉じます。というかこれでもかなり端折ってはいるのですが、やっぱりこの手のゲームを説明するのって大変……。
次回は今回触れられなかった攻城戦(PVPやGVG)や、本作の大きな特徴でもある個人成長システムについてもご紹介する予定です。戦国ゲームファンの方はぜひまたお会いしましょう!
『信長の野望 真戦』は、現在事前登録の受け付けも行っています。
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