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『七つの大罪 グラクロ』の対人戦で、己の慢心と無知を思い知らされた話。全員レベル100の豪華なチームを並べて「消化試合w」とナメ腐っていた初心者が、対人戦に挑み “戦略の奥深さ” に気づかされるまでの記録

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スマホゲーム『七つの大罪 ~光と闇の交戦(グランドクロス)~』(以下、グラクロ)を始めてから約100日が経過。

ここまで無課金で続けてきているのですが、本作がガチャを大量に引かせてくれる上にキャラ育成にも手厚いサポートがあるため、ご覧の通り全員レベル100の豪華なチームが組めちゃいました。

『七つの大罪 グラクロ』の対人戦で、己の慢心と無知を思い知らされた話_001
アイコンの絵がユルくなっているのはスクショ当時がエイプリルフールイベント期間中だったため(戻し方がわからなくて密かに焦っていた)

この自慢のチームでメインストーリーをサクサクと攻略するのが最近の楽しみ。
こちらの戦力は圧倒的なので、バトルが始まれば一方的に敵陣をボコボコに蹂躙するだけの虐殺ショーと化します。ぶっちゃけた話、自軍の誰がどんな攻撃をしても勝てるので技選択も適当でOK。

それゆえに現状はバトル要素は消化試合に近く、「戦っている」といった感覚はあまりありません。展開が丁寧な無双ゲーです。

「俺TUEEEEE」できるのが快感だからぜんぜんこれでいいんだけども、そんな苦戦知らずのバトルに物足りなさを覚え始めてきているのもまた事実。どいつもこいつもちょっと触れたらひっくり返っちゃって……もうちょっと俺様を楽しませてくれるような骨のある敵はおらんのかねえ?

などと調子に乗っていたのですが、ある日ふと本作に「バイゼル喧嘩祭り」というPvP(=対人戦)要素があることを思い出しました。人間が相手となればきっと歯応えのあるバトルもできるはず! よ~し、ちょっくら殴り込みに行ってひと暴れしてくるか!
なんて軽い気持ちでバイゼル喧嘩祭りの門を叩いてみることにしました。

それまでの “勝ち方” がいっさい通用しない修羅の世界だとも知らずに。

文/退屈健
編集/柳本マリエ


「ゴリ押しプレイ」に慣れたプレイヤーを叩きのめす圧倒的な猛者たち

ということでバイゼル喧嘩祭りの会場に到着。早速参加申請をしてみます。

ルールを確認してみたところ、バイゼル喧嘩祭りはただ対人戦をして終わりなのではなく、勝敗次第でクラスの昇格や降格があり、1週間ごとに集計をして最終的にクラスに応じた報酬が貰えるとのこと。

さらにやる気が出てきたぞ……! 普段から愛用している自慢のレベル100チームで参戦!どりゃあああ!!!

勝利!!

最初のランクを決める「振り分け戦」で5連勝を達成しました! 俺TUEEEEE!

その後も勝利を重ね、昇格戦を経てブロンズからシルバーランクへ。ここまでの戦績は13戦13勝で勝率100%! えっ、すごくない?

わ、我ながら強すぎる……やはりこのチームが最強なんだ……(絶頂)

よ~し、このままシルバーランク帯でも暴れ回ってどんどんランクを上げちゃうぞ^^ ヒクソン・グレイシーの400戦無敗を超えちゃうかもな^^ いつものように1ターン目で敵陣を一網打尽にして……

あれっ?

えっ???

負けた!? なにが起きたんだ!?
シルバーランク帯、恐るべし。一撃で致命傷となる大ダメージを食らうし、あれだけ猛威を振るっていたはずのこちらの攻撃はなかなか通らなくなりました。メリオダスの魔剣ロストヴェインが発泡スチロールでできたオモチャに見えてきます。

と、ここで少し違和感を覚えたので調べてみたのですが、筆者が快進撃を続けていたときのお相手はBot(いわゆるNPC)だったようです。どうやら低ランク帯のときはBotとの連戦が続く仕様みたいですね。

と言ってもそれは過疎が原因というわけではなく、参加者のランクを上げやすくするためと思われるので、端的に言うとチュートリアル的な “接待マッチ” といったところでしょうか。

どうりでなんかお相手の方々がやけにシンプルなユーザーネームかつシンプルなキャラを使用しているなあと思ってたんだよね。Botだったんだ。合点がいきました。というかBot相手に連戦連勝して「俺戦いの天才かもしれん……(恍惚)」とか自画自賛してたの、めっちゃ恥ずかしいんですが。

その後も「Botをボコボコにしてご満悦」「人間にボコボコにされて自信喪失」を交互に繰り返して情緒不安定になりつつも、とある興味深いことに気がつきました。

本作ではチーム内のキャラクターの攻撃力、防御力、HPなどのステータスを合算した数値、すなわちチームの強さを「闘級」として表すのですが、その闘級の数値自体はこちらが上回っていても、お相手が人間の場合はこちらが一方的にやられてしまうといったケースがあるのです。

このことから、いかに筆者が大ざっぱな育成をして、かつ雑な戦略でバトルをしているのかがハッキリとわかります

言うなれば高級食材を手に入れたのに、それをよそ見しながら適当に切った後に皿に叩き付けて完成としているようなもんですね。

なんであれ、いままでの「キャラパワー頼りのゴリ押し戦法」がいっさい通用しないという事実が判明したので、改めて本作のバトルについていちから見直していきたいと思います。

バトルで重要なのは「どのカードを使うか」だけでなく「どの順番で使って、どう組み合わせるか」

本作のバトルは毎ターンランダムで引けるスキルカードを選択して戦うターン制バトル。もちろんスキルカードによってキャラが行動する内容はさまざまですが、先述の通りメインストーリーを進めているときの筆者は「どれを選んでも勝てるっしょ」とロクに技の内容も見ずに選択しておりました。しいて言うなら「とりあえず敵を殴る技を選ぼう」くらい。

それゆえに、いままではあまり意識していなかったのですが、本作のバトルにおいて非常に大事な要素となるのが「スキルカードのランクアップ」。同じ絵柄のスキルカードが隣り合うことでギュイーンと1枚に合体して、より強力な効果の技へとランクアップするのです。

これを効率よく発動させるために、同じ絵柄のスキルカードのあいだに挟まっているものを使用したり、場合によっては攻撃する代わりに手札の位置を入れ替えたりといった感じで工夫できるのがパズルっぽくておもしろい。

いままでの筆者は「なんかカードどうしがくっつくんだなあ」程度にしか思っておらず、大して重要視していなかったのですが、この要素こそがバトルを優位に進める上でのカギだということに(対人戦でボコボコにされる中で)ようやく気づくことができました

技によってはランクアップすると与えるダメージが増えるのはもちろんのこと、相手を妨害するような特殊効果が付与されることもあるのです。なんかやたらと自軍のキャラだけ石にされたりして自由に戦わせてくれないな~ズルいな~と思っていたらそういうことだったのか! みんなそうやって頭を使って戦ってたんだね(いまさら)。

猛者たちの戦い方を見るに、おそらくバトルで大事なのは「どのカードを使うか」だけでなく「どの順番で使って、どう組み合わせるか」。ときには攻撃権を放棄してでもスキルカードを合体させ、「最強の1枚を作る」という我慢が勝利を呼び込んだりするわけですね。な、なんて奥深いんだ……。

調べれば調べるほど見えてくる本当の “正解” のチーム

「俺の戦い方がアホすぎるのはわかったけど、こっちだってチーム全員100レベルなのにここまでボコられるのっておかしくない?」という悲しい疑問から、キャラの育成に関しても改めて見直してみることに。

レベル以外にもなんだかいろいろな要素があること自体は把握していたのですが、メインストーリーで無双できていたためそこまで深くは気にしておりませんでした。ここにもきっとカギがあるはず!

ふむふむ、改めて見てみると「レジェンド進化」とか「真覚醒」とか、やれることがまだまだありますね。対人戦においてはこういった要素でキャラの強みを極限まで引き出すのが必須なんだな……!

ちなみにさっそく強化してみようとしたら素材がぜんぜん足りなかったので、必死こいて素材集めも始めました。すべてはバイゼル喧嘩祭りで勝つため。

というかそもそも、いつも使っているチームは本当に手持ちで最強の布陣なのだろうか?
自動編成で組まれたからいちばん強いと思い込んでいたのですが、全キャラを正しく育成しきっているわけではないし、もしかしたらもっと “正解” のチームがあるのでは?

といった一抹の不安を抱えていた筆者にピッタリの、「オススメチーム登録」なる便利機能を発見。これを見れば、『グラクロ』ユーザーの中で流行っているナウいチーム編成がひと目でわかるということですね。

さっそく見てみると、「キャラ編成ランキング」が目に入りました。

これって要するに、いま現在ユーザーによく使われているキャラのランキングでしょうか。ちょっと見てみよう。

……えっ、この3位のキャラ持ってるんだけど!!

このキャラが3位なの!?
なんか眠そうな普通のあんちゃんっぽいというか……失礼ながらぜんぜん強そうに見えないんだけど本当に? 大学生のとき、1限の講義にこんな感じの人たくさんいた気がする。寝癖みたいなのついてるし。

などとブツブツ言いながら調べてみたところ、この薬師ナシエンスというキャラはものすごく高評価のキャラでした。なにやら「サポート力抜群の性能」とのことなので、ひたすらに殴るキャラばかり使って壁にブチ当たっている今の筆者にピッタリです。失礼いたしましたナシエンス様!!

ノーマークすぎて育成を怠って進化前レベル1という状態なので、早急に育成して活躍させたいと思います。ナシエンスと相性のいいキャラも調べてガチャで狙ってみようかな。

バトルにおける苦戦を知らなかったころは素材集めも育成もキャラ収集もいわばオマケ要素であり、「まあやる気が起きたら気まぐれでやってみるか~」程度の感覚だったのですが、バイゼル喧嘩祭りで猛者たちに跳ね返された(というか轢き殺された)結果、太刀打ちできるようなチームを組みたいという目標ができ、それらすべての要素に強い意味を感じられるようになりました。

オラも強くなりてえんだ……!!

対人戦でのヒリヒリとした真剣勝負を経て見えた本作の本質

バイゼル喧嘩祭りのPvPは予想以上に熱く、かつ奥深い世界でした。

手札という限られたピースで最適解を導き出すパズル的な奥深さと、そこにほどよく運も混ざり合うようなバトルはeスポーツのようで中毒性があります。本作が世界的に大ヒットしている理由も納得がいきます。

100レベルのキャラを並べて適当に技を選択しているようでは到底敵わないという現実に最初は打ちのめされましたが、その一方で新たな目標もできて、本作の楽しみ方の幅がまた大きく広がりました。というか、この「正しいチーム編成をして頭を使って戦うの楽しいな!」という感覚こそが『グラクロ』の本質な気もする。

ひとまず、対人戦初心者の筆者は強くなるために猛者の方々の真似をするところから始めていきたいと思います。「学ぶ」は古語の「まねぶ(真似ぶ)」からきているとも言われているし、それがいちばんの近道だよね。

といっても、所持しているキャラや育成状況はまったく異なるのでチーム編成を真似することはできないんだよな。どうしよう。

ということで、みんなの真似をすべく、とりあえずバイゼル喧嘩祭りの会場内で操作するキャラを推しキャラ(聖騎士マルマス)に変えてみました。楽しいな~(結局こうなる)!!

かたちから入るのも立派な戦略のうちですよね。お気に入りのキャラで会場を練り歩くだけで、なんだか勝てる気がしてくるから不思議なものです。これは決して現実逃避してるわけではないです。

そんなこんなで毎日の楽しみ方がまた増えた本作のさらなる魅力を、引き続き深掘りしていきたいと思います。

ライター
『どうぶつの森』シリーズや『Minecraft』など架空世界を創造できるゲームを好んでプレイして現実逃避しがちな年中金欠絵描き。 ライブドアブログ『底辺絵描き・退屈健の毎日カツカツ生活』で絵日記更新中。
Twitter:@sentakubasami1
編集
幼少期からホラーゲームが好き。RPGは登場人物への感情移入が激しく的外れな考察をしがちで、レベル上げも怠るため終盤に苦しくなるタイプ。自著『デブからの脱却』(KADOKAWA)発売中
Twitter:@MarieYanamoto

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