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バスケって、人殴っていいんだっけ? 暴力あり、歌とダンスあり、青春あり──なんでも入りのバスケ舞台『ZERO RISE』のことを知ってほしい

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マドカくんカッコいいよぉ……

【ゼロライズ】『ZERO RISE』感想:暴力あり、歌とダンスあり、青春あり──なんでも入りのバスケ舞台を知ってほしい_009

そして、試合にあわせて展開されるストーリーも、中々にアツい。

さきほども書いた通り、『ZERO RISE』は、「一度表舞台から消えてしまった者たちの、再起をかけた戦い」が描かれる。

だから、キャラクターたちも、みんな「取り戻したいもの」を背負っている。ただ栄光を得るための戦いではない。これは、ゼロから這い上がるための戦いであり、夢を取り戻すための戦いでもある。そのために、本気になる。

もう一度表舞台に戻るために戦うチーム、かつての友情を取り戻すために戦うチーム、念願の相手と再戦するために戦うチーム……きっと、なにかしら好きなチームやキャラクターが見つかるはず。

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(画像はCHARACTER / CAST – ZERO RISE(ゼロライズ)公式ポータルサイトより)

ちなみに、自分が好きなのは主人公の「マドカ」なんですけど……この人、舞台で見るとめちゃくちゃカッコいいんですよ。いや、カッコいいっつーか、なんか色気があるんですよ。なんだろう? 役者さんがハマってるからなのかな?

そもそも美男子なのもあるけど、バスケをするときにはパーカーを脱いで、ノースリーブのユニフォームみたいな感じになる。で、腕がガッシリしてる。顔は美青年なのに脱いだら腕がガッシリしてる。アレを生で見て、なんかもう「色気すごいな!!」以外なにも考えられなくなってしまった。

舞台ってすごいですよね。
やっぱリアルな人間が“そこ”にいるから、キャラの良さにバフが乗りまくってる。マドカをリアルで見てほしい。しかも、関係者の日に見に行ったから、俺、マドカと目が合ったような気がするし……もう何かキュンとしたよ! 男でもキュンと来る感じするよ!!

ちなみに、家に帰ってマドカの役者さんのことを調べたら、『ゴジュウジャー』のアッサム王子をやっていた人だと知って、余計に横転しました。嘘やろ?

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マドカの試合中の衣装はこんな感じ。試合中はパーカー脱ぎます。

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そんな魅力的なキャラクターたちが揃いつつも、物語のテーマ(?)として、「バスケは楽しい」という思想が貫かれているのも中々に面白い。みんなバスケを楽しんでいるし、そのために戦っている人間も多い。

え、「暴力」と「楽しさ」って両軸で存在していいんですか?
いいじゃないか、両方あったって。

だから、「闇バスケ」的なノリもあるけど、バスケを楽しみ、お互いをリスペクトしながら戦う、爽やかなスポーツものとしての側面もある。そう、『ZERO RISE』は「爽やか」なのだ。私の書き方のせいで、「ホントかよ!?」と思っている方も多いかもしれないが、ホントだよ! 信じてよ!!

歌やバトルなどの刺激的な要件を満たしながらも、同時に「スポーツの楽しさ」はストレートに描かれている。本気で試合中バスケをしている舞台なのだから、「バスケ」というスポーツにも敬意を払う。そんなバランスの作品だ。

最後はやっぱり歌って踊る

そして、舞台系コンテンツなこともあり、やっぱり最後は歌って踊る。

これ、良い文化だよね。
最後に歌って踊るの大好きなんだよな……「なんでバスケトーナメントの最後にライブが存在してるんだよ」というツッコミが無粋すぎるくらい、良い文化だと思うんだよな……あんなに戦ってたのにみんな仲良く踊ってるんだよな……。

というか、本編の試合中であんなに動き回っていたのに、ラストまで平然と踊っている役者陣の体力が怖い。運動量が尋常じゃない。これを1日に2公演とか、舞台俳優ってすごい。

ちなみに、最後のライブパートの一部は、動画撮影&SNS投稿が可能です。『ZERO RISE』を見に行く方、最後のライブをお楽しみに。「#ゼロライズ観戦」でXを検索すると、ほかのお客さんが撮った動画も見れるんですって。

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いろいろと『ZERO RISE』のことを紹介してきたけど、私としては、「とにかく何でも入っている」ということをお伝えしておきたい。バスケの試合アリ、暴力アリ、歌とダンスもアリ、青春アリ……もう、欲張りすぎ。だがそれがいい!

本当に、「ダレ場」みたいなのが全然ない。
ずっとドラマが展開され、ひたすらキャラが動き回り、アグレッシブに舞台が展開されていく。休憩時間もない。なぜか観客も試合に参加していたかのような、いい意味での疲労感を感じる。「いい意味での疲労感」。これだ。私のなかでは、これが非常にしっくり来る表現だ。

そして、「バスケなんか興味ないよ!」と思っている方、全然見に行っても楽しめるのでご安心を。美男子が好きで、刺激的なものが見たくて、でも歌とダンスも味わいたい欲張りな気持ちになっていたら、もう『ZERO RISE』を見に行っていいと思う。

というか、5月17日までしかやってないので、席を取るなら急いだほうがいいかもしれない! 残り10日しかないじゃないか!? コイツはなんというタイミングで記事を出しているんだ! 配信チケットも販売中だったり、YouTubeで冒頭10分も無料公開していたりするので、とにかく気になった方はお早めに!

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お休みの日もあるので、公演日程は要チェックです。 (画像は舞台『ZERO RISE』 – STAGE / EVENT – ZERO RISE(ゼロライズ)公式ポータルサイトより)

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最後に、舞台『ZERO RISE』を見ていて、ひとつ思い出したことがあるので……そのことについて書いてみようと思う。結構どうでもいいので、私の話にあまり興味がない人は読み飛ばしていい。

以前、とある仕事で、「佐賀県」に行ったことがあった。
その際、「SAGAアリーナ」という場所で、現地のバスケチームの試合を観戦することになった。正直言うと、私はスポーツそのものに興味がない人間のため、試合が始まる前はそこまでテンションが高くなかった。むしろ帰りたかった。

しかし、いざ試合が始まってみると、会場全体を使って盛り上げる仕掛けだとか、観客のみなさんが応援している熱量だとか、試合に全力で取り組んでいる選手たちの姿なんかが相まって、その場所にすごい「熱気」が生まれていた。

だから、「フン、バスケなんか興味ないし……」と、逆張りオタクを決め込もうとしていた私も、そのアツさに当てられて、なんか本気で試合に入り込んでしまっていた。そのときに、「そうか、現地でスポーツを観戦するのは、こういう楽しさがあるんだな……」と、その魅力を初めて理解したような感覚があった。

きっと、「スポーツ観戦」というものは、試合そのものの面白さだけでなく、そこにいる人間や舞台装置、発生する物語などのすべてを含めて、「その空間に熱が生まれていく」ことが最大の魅力なのだろう。私は、そう思っていた。

そして舞台『ZERO RISE』を見ていたときも、あの瞬間の「アツさ」みたいなものを、思い出していました。きっと、これはスポーツだけじゃなくて、演劇や舞台などの「箱で楽しむもの」なら、必ず生まれうる熱。

その瞬間にしか味わえない、一期一会の空間に生まれる熱量。
あの楽しさ、あの気持ちよさ、引きずり込まれるようなアツさ。
この感覚を知りたい方は、足を運んでみてもいいかもしれません。

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ライター
ライターとか、いろいろやってます。 名前の表記ブレは気にしないでください。
Twitter:@yomooog
デスク
電ファミニコゲーマーのデスク。主に企画記事を担当。 ローグライクやシミュレーションなど中毒性のあるゲーム、世界観の濃いゲームが好き。特に『風来のシレン2』と『Civlization IV』には1000時間超を費やしました。最も影響を受けたゲームは『夜明けの口笛吹き』。
Twitter:@ex1stent1a

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