日本最大級のインディーゲームの祭典「BitSummit PUNCH」(ビットサミット パンチ)が、2026年5月22日から24日の3日間にわたって京都市勧業館みやこめっせにて開催中だ。
今回はBitSummitに出展中のインディーゲームブースの中から、永久パピルスが贈るクトゥルフ神話カードゲーム&アドベンチャー『Erase-missing link-』(イレイズ ミッシングリンク)の試遊レポートをお届けしていこう。
「……クトゥルフ神話のカードゲーム? 冒涜的な神でバトルするの? ホラーな話じゃなくて?」と思ったアナタ。はい、本作はカードゲーム女子のほのぼのとした日常を描くゲームですよ。
まあ、ちょっとカードと関係ないパートで“正気度”とか表示されてたりするけど……。カードと関係ないパートで惨劇が起きてたりもするけど……。
いやいやいや、カードゲームが日常を侵食したりするなんて……そんなことあるワケないじゃん!
※本レポートでは、開発元より3時間程度の内容がプレイ可能な特別版ビルドの提供を受け、先行プレイのうえで執筆をおこなっています。現地で体験できるものとは一部内容が異なる可能性があります。
カードゲーム女子の日常アドベンチャー…ってなんで日常パートに“正気度”のパラメータがあるんですか?
本作は、京都の街を舞台に、主人公の女子中学生「夏八木うずら」が、クトゥルフ神話モチーフのカードゲーム「イレイズ」のプレイヤーとして活躍していく物語だ。試遊版では10分のショートデモ版と30分のロングデモ版が選べるようになっており、今回は30分のロングデモ版を選択。
本作の世界では、巷でトレーディングカードゲーム「イレイズ」が流行の兆しを見せる一方で、同時に奇妙な噂も流れているようだ。その噂とは、「イレイズで最高ランクのプレイヤーになると魔法使いになれる」あるいは「神になれる」といったもの。なるほど、ホビーアニメ的な世界観だな!

さて、プレイヤーは夏八木うずらを操作し、京都での日々を過ごしていくことになるのだが、あらためて確認しておくと本作のジャンルは「カードゲーム&アドベンチャー」。
そのため主人公が知人とカードで対戦したり、ショップ大会に出たりといったイベントだけではなく、街をぶらついて人々と交流し、新しいカードを手に入れたり、学術や会話術、そして機械技術といったスキルを磨いていったりという要素もあるようだ。機械技術……ああ、機械技術ね……?
またステータスにはSAN(正気度)のパラメータもある。はて……なぜアドベンチャーパートに正気度の要素があるんだろう……?

まあ、とにもかくにもカードゲームといえば決闘だ。ゲームを進めると、出町柳駅前にある鴨川デルタで最初の勝負(チュートリアル)が開始。鴨川デルタというと『四畳半神話大系』の序盤でロケット花火襲撃のあった場所だ。
ちなみに本作のカードバトルは、“デッキ構築型の本格カードゲーム”と“なぞって消すパズル”が合わさっているという、なかなか独特なシステムとなっている。
カードとパズル。一見すると不思議な組み合わせだが、やってみると意外に感触は悪くない。パズルをうまくこなせばカード使用のためのコストを一気に捻出し、いきなり高コストのカードも使用できるのが面白くできている。

そんな感じでまずは軽く最初の対戦相手をボコボコにし、あらたな仲間を増やして夏八木うずらの日常は続いていく。ホビーアニメライクな王道ストーリー!
ちなみに、本作は前述したとおりカードゲーム&アドベンチャーなので、ひたすら対戦を重ねるのではなく、アドベンチャーパートで1日1回の行動を行いつつ、何日かに1回の頻度で対戦が発生するというサイクルのようだ。
アドベンチャーパートでは街を探索し、ちょっと怪しい雑貨屋のお手伝いをして御駄賃を貰ったり、カードパックを買ってデッキを強化したり、食べ歩きをしたり、街の住人と友好関係を深めながら日々は進んでいく。
うんうん、ゆるふわカードゲーム女子の日常だね。


うんうん、
ゆるふわカードゲーム女子の、
日常だn……
はい。
……うん、なんというか、まあ……
クトゥルフ神話カードゲーム&アドベンチャー…だもんね。
知ってた。
そりゃホラーな展開になりますよねってね。

というわけで、カードゲームをプレイしていたらなんだか日常が穏やかでなくなっていく『Erase-missing link-』(イレイズ ミッシングリンク)は、こんな感じのゲームとなっておりました。
このあともカードゲーム生活は進んでいくわけですが……はたしてこの先、どんな物語が待っているのでしょうか。不穏な前振りからしっかりと期待を裏切らない展開も見せてくれる本作は、2026年5月22日から24日の3日間にわたって開催中の「BitSummit PUNCH」(ビットサミット パンチ)に出展中です。
気になった方はこの機会に、現地に足を運んで、試遊されてみてはいかがでしょうか。










