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『ドラクエ』シリーズ未経験の現役高校生が『V』をプレイしたら、結婚前夜でリアルに一晩悩むくらいドハマりしてしまった。ピエールは最初から最後まで頼れる相棒だし、フローラは俺の嫁(ガチ)

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悩みに悩んだ末に結婚したフローラは、最初の印象そのままに「強い心」と「俺への愛」が溢れる最強美少女だった

カジノ船で無事に結婚式を挙げたあと、もちろん旅の仲間に加わったフローラ。ヘンリーが離脱して以来、久々にパーティに入る人間キャラが嬉しくてフィールド会話を押しまくっていると……。

フローラ「私も あなたと旅を始めてから 海が 好きになりましたわ」

愛情が……愛情がデカい……!!!

結婚後のフィールド会話とはいえ、すごい気軽に主人公の事を「大切な人」って呼んでくれたり、「主人公の影響で海が好きになった」なんて言ってくれたり。デートイベントとかでもないのに、ド直球に“愛”を主人公に伝えてきてくれるのが嬉しすぎる。

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もちろん「結婚直後だからデレてて、終盤になっていくにつれ、そういうのは減っていく」なんてことがあるわけもない。サラボナからグランバニアまでずっと、隙あらば「主人公の事が好き」という想いを、毎回違う表現でこちらに投げてくる。

ゲームのヒロインとは言え、ここまでストレートに「愛してる」って言われることってなかなかないから、すごいびっくりしちゃった。

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そもそも、「か弱いお嬢様が、俺のために冒険について来てくれる」というシチュエーションそのものが嬉しい。とんでもなく過酷な大冒険になることを承知の上で、それでも「ついて行きたい」と言ってくれるのは“デカい愛”。

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ただ、献身的すぎてちょっと申し訳なくなる時もある。特に、主人公の故郷「グランバニア」に向かうために山越えをするくだりは特にそう。

洞窟の入口の時点でもう若干体調が悪そうだし、そこから少し進むと体調不良で倒れてしまったり。全体的にずっと辛そうなのに、それでもついて来てくれるのは嬉しさよりも心配さが上回る。

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無事にグランバニアについた後に、「洞窟での不調はとある事情のせい」だということが判明したりもする。めちゃくちゃ重大なイベントじゃないか……バカ長ダンジョンの攻略につき合わせるなんてとんでもない男だ、俺は。

まあ結果的に見れば、「ダンジョン攻略する前じゃなくて良かった」とも言えるけど、それはそれとして申し訳なさが勝つ。ごめんねフローラ……。

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10年間の石化から目覚めたときも、テンションは10年前と変わらないまま。なんなら「主人公への愛」と「子供たちへの愛」が合わさってもっとヒロイン力が強くなっている。最初から最後までずっと素敵なお嫁さんだったし、フローラと結婚して本当に良かった。

『ドラクエ Ⅴ』の魅力は結婚イベントだけじゃない。“仲間モンスター”たちがいてくれる、そのことがほんとに楽しいし、ピエールは永遠の相棒

『ドラクエV』のもうひとつの目玉要素、それは“モンスターを仲間にできる”こと。

モンスターとのバトルが終了した時、一定確率で起き上がってモンスターを味方にできる楽しいシステム。たまにネットミームとしても使われる「なかまになりたそうにこちらをみている!」のアレでもある。

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このシステムに感じた一番の魅力、それは「仲間モンスターへの思い入れが限界突破する」こと。

最初は「知ってるモンスターってわけじゃないけど、たまたま仲間に出来たしパーティに入れるか……」みたいに、「パーティの穴埋め」として使っていたモンスターが、共に旅をするにつれどんどん“相棒”に変わっていく感覚。

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大抵のモンスターは、セリフもなければ物語での見せ場も無いただの“モブ”でしかないが、プレイしていくうちに「ボス戦で会心の一撃を連発した」だったり、「HP一桁で耐えて、主人公たちを回復してから死んだ」など。モンスターごとの“見せ場”が自然と生えてきて、それをきっかけにモンスターたちへの愛着もどんどん増していく。

そんな“見せ場”や、序盤から一緒に旅をしてきた“仲間”という感覚も相まって、いつのまにか、フローラや子供たちなどネームドの人間キャラと同じくらい思い入れが深くなっていったりする。

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例えば、お世話になった人も多いであろうスライムナイトの「ピエール」。序盤の草原で出現するうえに仲間にもなりやすいので、序盤から活躍してくれるモンスター。

「序盤から活躍する」と聞くと、「中盤~終盤のインフレに置いていかれそう」とも思うかもしれないが、なぜかピエールはラスボス戦のスタメンを貼れるくらいに強い。本当に最初から最後まで強い。

覚える呪文は「ベホマ」やら「イオラ」など全体的に優秀で、そのうえ素殴りも割と強い。もうこいつがモンスター界の勇者ってことでいいと思う。

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ヘンリーと別れたときも、フローラが攫われたときも、子供たちと魔界に乗り込んだ時も、どんな時でも最高に活躍してくれる仲間。「『ドラクエV』で好きなキャラは?」と言われたら、TOP3には絶対入り込んでくるくらい大好きな相棒です。見なよ……俺のピエールを……。

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“序盤の相棒”で言うと、エビルアップルの「アプール」も印象的。自分がプレイを開始してからはじめて仲間にしたモンスターなので、アプールにも重めの思い入れがある。

正直、最初に起き上がってきたときは「エビルアップルとかいう知らないモンスターが仲間になりたそうにこちらを見ている……普通は最初に仲間にするモンスターってスライムとかじゃないの……?」みたいに思ってしまったが、少しすればその感情も完全になくなった。

序盤にしてはとにかく素殴りが強い。主人公と同じくらいの火力を安定して出してくれるので、雑魚戦/ボス戦どちらでも活躍してくれた、ピエールに次ぐ相棒。

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残念ながら終盤になるにつれてパーティから外れてしまったが、それでも心の中にはずっとアプールがいる。
主人公、ヘンリー、アプール、スライムで四人旅してたあの日のこと、俺はずっと忘れないよ……。

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あと自分の記憶に残ったモンスターで言うと、超ド級の問題児、スライムベホマズンの「ベホズン」。

別に、性能が悪いわけではない。なんなら名前の通り「ベホマズン(控えも含めた味方全体を全回復)」とかいう明らかな“壊れ技”をレベル1の時点で持っているし、「フバーハ」とかも相当便利な類。見た目にしても、スライム系のモンスターなこともありかわいらしくて良いデザインだと思う。

そんな、見た目も性能も良いベホズンの唯一の欠点。
それは、「起き上がるまでにリアルで5時間かかったこと」。完全に私怨でごめんなさいの気持ちではあるんだけど、それはそれとして5時間はキツかった。2026年4月22日は、俺がアニメを大体一クール丸ごと見れる時間をスライムベホマズンに費やした日。

軽い気持ちで「仲間にしたいな~」と思い、「天空への塔」の1階をふらふらし続けているのに、いっこうに仲間にならない。適正レベルは満たしているし、バトル中はしっかりスライムベホマズンを最後に倒しているのに、本当に仲間にならない。

でも、だからこそ、思い入れも深い。

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5時間にわたる苦戦のすえ、ようやく起き上がってくれた時の感動はしばらく忘れられないだろう。本来1/64の確率で仲間になるところ、自分が仲間に出来たのは135体のスライムベホマズンを倒した後。“天井”がないぶん、下手なソシャゲのガチャよりきつかった。

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かけた労力に見合うだけの活躍を見せてくれたのも、良かった。特に輝いていたのは、上の画像にもあるミルドラース戦。

他キャラのHP/MPが少なくなってきた時に颯爽と馬車からかけつけ、ベホマズン(と場合によってはフバーハ)だけ発動してすぐに馬車へ帰っていく、「味方キャラを全回復する都合の良いギミック」みたいな動きで大活躍してくれた。

ベホマズンってRPGで存在してはいけない技だと思う。


生まれる前に発売されたゲームである『ドラクエⅤ』を、現役高校生がプレイして感じたのは、「このゲームの魅力は、まったく古臭くなっていない」ということだった。

ビアンカの「『ドラクエV』のシナリオとしての美しさ」、フローラの「自分と同じタイプのオタクには刺さる人も多そうなデザイン」、デボラの「人間としてステージがひとつ上のカッコよさ」など、思い出補正抜きで真剣に悩める“嫁論争”。

「仲間にするまでの苦労」や「手塩にかけて育てた記憶」、なにより「バトルのなかで見せてくれた輝き」によってモブモンスターたちにあり得ないほどの愛着がわく“仲間モンスター”システム。

「誰と結婚して、どのモンスターを仲間にするか」の選択だけで、“自分しかプレイしたことのない、世界にひとつだけの冒険”が生まれるゲーム、『ドラクエV』。

「ベホズンの起き上がり確率がどうのこうの」とか文句は言ってしまったけど、令和8年に遊んだとしてもその面白さが全く色褪せていないゲームなことは間違いないです。

当時『V』をプレイしていた先輩方も、「『ドラクエV』はプレイしてないけどこの記事は読んでる」なんて方も、『ドラクエ』シリーズ40周年のこの機会に、『ドラクエV』をプレイしましょう。セールもやってますし、プレイ中に「結婚直前で一晩くらい悩む」という事態になったら自分は相談に乗れるので。

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ライター
いろんな事やってます。 主にゲーム全般とVTuberのオタク。最近は名取さながアツい。
Twitter:@sodekyanon
編集者
小説の虜だった子供がソードワールドの洗礼を受けて以来、TRPGを遊び続けて20年。途中FEZとLoLで対人要素の光と闇を学び、steamの格安タイトルからジャンルの多様性を味わいつつ、ゲームの奥深さを日々勉強中。最近はオープンワールドの面白さに目覚めつつある。
Twitter:@reUQest

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