目が覚めると、そこはエルフ美少女の膝の上だった。
見下ろしてくる優しい瞳、落ち着いた声、そして画面を覆う膨らみ。最初に見た光景がこれだったものだから、刷り込みのように「ママだ」と勘違いしてしまった。
彼女の名前はシンフォーリア。記憶を失った主人公を導くため、はるばる迎えに来てくれたようだ。
自分がどんな存在なのか、この世界がどんな仕組みで回っているのか。ひとつひとつ、丁寧に教えてくれる。やっぱりママじゃないか。
『アズールプロミリア』はそんな美少女との出会いに溢れた、ファンタジー世界が舞台のRPGだ。
そして、こういうゲームのお約束として、世界観の紹介が始まるわけだが……。
おおっ……
いけないいけない。話を聞かなきゃ。いや、ちゃんと覚えようとはしているんだけど、なんというか、キャラが”魅力的”すぎて世界観の設定が頭に入ってこない。
それもそのはず。本作『アズールプロミリア』は、あの『アズールレーン』のManjuuとYostarタッグが贈る新作。一枚絵からも、キャラの一挙手一投足からも、美少女への並々ならぬ熱意が伝わってくる。
これから一体、どんな子に会えるのか。2026年7月2日〜7月10日に開催されたCBTに参加することができたので、期待と煩悩入り混じるその様子を伝えたい。
チュートリアルから、もうむちむち
このゲーム、チュートリアルの時点で、すでにむちむちしている。
導き役として最初に出会うのが、シンフォーリア。彼女の説明によると、主人公は“星臨者”……星とともに空から現れる、予言に語られた存在らしい。
そして、カードを介してこの世界のモンスター“キボ”と絆を結ぶ「スターリンク」をはじめ、この世界の仕組みをひとつずつ、丁寧に教えてくれる。真剣に聞くべき場面だ。
……なのだが、そんな説明を聞きながらも、目線は彼女の衣装に吸い寄せられていく。
無駄をそぎ落とした軽やかなデザイン。胸元から背中にかけては必要なものすら見当たらない。その衣装は、重力に逆らっているようにも見える。
落ち着いた物腰とは裏腹に、シンフォーリアは、見せるところをしっかり見せてくるのだった。えっと……その胸元はどうやって固定してるんですか?
そんな彼女とも、とあるアクシデントによりあっけなく離れ離れになってしまう。やっと仲良くなってきたのに……!
右も左もわからない自分に優しくしてくれ、危険から身を挺して守ってくれた彼女との別れは寂しかった。

しかし、安心してほしい。この寂しさは、そう長くは続かない。彼女に負けず劣らず魅力的な新たな出会いが、すぐそこで待っているのだから。
そしてその出会いは、こちらの想像を軽々と超える“質量”を伴っていた。
ストーリーを進めても、やっぱりむちむち
別れを惜しむ暇はなかった。
空から墜落し、気を失った主人公を介抱してくれたのは、ケモミミの女の子。「ルルカ」というらしい。かわいい。うすほそに最適化された衣装……いいね!
じつは出会ったばかりの状態では、彼女の言葉【※】がまるでわからない。
※シンフォーリアとも最初は言葉は通じなかったが、話しているうちにコミュニケーションができるようになった。
謎の言語で、謎の薬を勧められる。何を言っているかはさっぱりだが、なんだか優しくされている感じはする。これはこれで、ひとつの萌えか……。善意100%の表情を信じて薬を飲み下すと、なぜか言葉が通じるようになった。
言葉が通じると、行き倒れていた主人公を見つけた経緯、作ってもらった薬の効果などを教えてくれる。仲間と離れ離れになった見知らぬ土地でも、初対面の子に優しくされるとジーンとくる。
そんな安堵もつかの間のものだった。「ほーら、おみやげだぞ!」の声とともに、突如扉が開く。
大きなものを景気よく揺らし、惜しげもなく脇を見せつけながら部屋に入ってきたのは、ルルカの姉「テララ」だ。
そして、やけに胸やお腹が艶っぽい。てらてらと光を反射している。「テララ」ってそういうこと!?
そんな彼女たちと、村周辺の調査、そしてシンフォーリアたちの捜索のために旅に出ることになる。
道中、妹のルルカが地域の歴史を解説してくれるシーンがある。知らない世界のことを教えてくれるのだから、本当は一言一句、聞き逃したくない。
でも、その横でお姉ちゃんが凶器を見せつけてくる。肌はやたらとしっとりツヤツヤ、ポーズを変えるたびに脇がチラチラ、胸がポヨポヨ。
……というか、笑顔がかわいいな。屈託のないその笑顔で見せつけてくるものだから、話がまったく入ってこない。ルルカ……ごめんっ!
シンフォーリアが「小むちむち」だとしたら、テララは堂々の「中むちむち」だった。このゲームのギアが1段階上がった気がする。
プレイ開始から、まだ30分。なのに、むちむちが明らかに加速している気がする。とはいえ、ここまではまだ理性が保てるレベル。そこまで露骨ではない。……そう、この時点では、まだ。
さらに加速するむちむち
今回のCBTには、まだ物語に登場していないキャラも、定期配布のアイテムと引き換えに解放して眺められる仕様があった。そこで解放して現れたのが、シンフォーリアやテララをさらに上回るボリュームのキャラクターたちだ。



カタル、アニス、メーツァ。本編未登場の面々だが、共通してボリュームが桁違いだった。
ここまでが「小」「中」だとすれば、彼女たちは間違いなく「大むちむち」。この先にこんな面々が控えていると思うと、末恐ろしさを感じるとともに、ワクワクが止まらなくなる。
そして今さらだが、大事なことを言い忘れていた。本作はアクションRPGだ。(本当に今さら)
スキル、回避、パリィを駆使し、仲間を切り替えながら戦う。
「キボ」と呼ばれるモンスターをキャラクターごとに1匹割り当てられるシステムも特徴的だ。戦闘のメインは操作キャラだが、ゲージが溜まりきるとキボによる攻撃を繰り出せる。
キャラを切り替え、キボにも協力してもらい、敵の体勢が崩れた「ブレイク」状態になったら総攻撃を仕掛ける。
触り心地は上々。テンポよく、素直に気持ちいい。
おもしろいのは、編成によって“別の意味”でも印象が変わることだ。
主人公やシンフォーリア、テララで戦っていたときは、戦闘に集中できていた。戦闘は基本的にキャラの背後を見ながら進める形式で、カメラワークも自由。純粋に戦うのが楽しかった。
ところが、アニスたちを編成した途端、事態は一変する。
デカァァァいッ!
攻撃を振るうたび、揺れがとんでもないことになる。これまでとは明らかに違う。集中したいのに、主張が強すぎるのだ。質量が違いすぎる!
どこもかしこもむちむち
キャラの主張は、もはや戦闘だけの話ではない。
ロード画面もむちむち。
キャラのステータスを向上させる「アニマ」もむちむち。
しかもストーリー付き。
どうしよう……むちむちに包囲されている。
もうこの弾力に溺れるのも悪くないか……。諦めかけたとき、本作の重要な要素、「農場」が筆者に救いの手を差し伸べた。
ようやく見つけたオアシス。しかし……
これまた今さらだが、本作はアクションRPGのほかに「農場スローライフ系」の要素もあわせ持つ。“スターリンク”によって絆を結んだキボたちに作業を手伝ってもらい、作物の栽培や、集めてきた素材の精錬・クラフトができる。
こうして集め、加工したアイテムはさらなるキボの収集や、キャラの強化につながっていく。
そしてこの農場、むちむち濃度が明らかに薄い。迫りくるむちむちの殺気から逃れ、心頭滅却して仕事に集中できる。貴重なオアシスだ。
それに農場でショップを開いているキャラクターたちも、3頭身のかわいらしい子たちが中心だ。
土を耕し、作物を育て、キボと触れ合う。心を無にして、ただ手を動かす。むちむちに乱されてきた精神がようやく凪いでいく。これでやっと、落ち着いてこのゲームと向き合える……。
そう思った矢先、農場の向こうにまた新たな影が……。ああ、あれは間違いなく「大むちむち」のシルエット。遠くからでもよく見える。さよならオアシス。こんにちは煩悩。


美少女の魅力に誘われ、気づけばハマっている
結局CBTの間、筆者はずっとむちむちに翻弄され続けていた。
でも、これだけは断言できる。『アズールプロミリア』は、キャラの魅力で真正面から殴ってくるゲームでありながら、アクションもシステムも土台がしっかりしている。むちむちに気を取られているうちに、いつの間にかストーリーを先に進め、本気で遊び込んでいる。そういう魅力がある作品だ。
最初は全然集中できなかったこの世界特有の固有名詞たちも、丁寧かつくどくない程度に作中で出てくるので、遊んでいるうちに馴染んでいった。
CBTの範囲だけでも、加速していくむちむちの”G”を存分に感じられた。まだ見ぬ魅力的なキャラクターたちとの出会いにも期待したい。
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