『スプラトゥーン レイダース』の発売日である7月23日まで、いよいよあとわずかとなった。Nintendo Switch 2向けに登場するシリーズ初のスピンオフ作品ということで、発売を心待ちにしているシリーズファンも多いのではないだろうか。かくいう筆者も、そのひとりだ。
そんな本作を、ありがたいことに先行でプレイさせていただく機会に恵まれた。実際に遊んでみると、これがとにかく面白い。基本システムや新要素「ガジェット」の魅力は前回の記事で紹介したため、今回はもう少し踏み込んで、各タンクの特徴について紹介したい。
というのも、本作を遊び始めてまず最初に迷うのが、「どのタンクで戦えばいいのか?」という点だからだ。
『スプラトゥーン レイダース』とのコラボフェス「最強なのは? スピード vs パワー vs テクニック」の結果は285対365対220で「パワー」チームの勝利に終わった。
— Splatoon(スプラトゥーン) (@SplatoonJP) July 13, 2026
「パワー」チームのみなさん、おめでとう!
参加された方は、スーパーサザエを忘れずにお受け取りいただきたい。#スプラトゥーン3 pic.twitter.com/9PvrzMmWn2
先日『スプラトゥーン3』では「最強なのは? スピード vs パワー vs テクニック」というフェスも開催された。どのタンクを選ぶかというのは、『レイダース』においてもそれだけ重要な要素だと感じた。
なお、タンク自体は拠点でいつでも変えられるため、基本的にはそのとき気になるガジェットで選べば問題ない。とはいえ、選んだタンクによって本作での戦い方は大きく変わってくるため、自分にあったタンクを選べるに越したことはないはずだ。
そこで本記事では、この「各タンクの特徴」や「ガジェットの学び方」について、先行プレイで見えてきたことをお伝えしていきたい。
戦い方を決める「タンク」選び。3つのタンクで、全く異なる戦闘スタイルに
本作には、大きく分けて3つの「タンク」=戦い方が用意されている。「スピードタンク」「パワータンク」「テクニカルタンク」の3種だ。そして、このタンクによって装備できるガジェットの傾向がガラッと変わるため、それに応じて戦闘スタイルも大きく異なるものとなる。
それぞれの特徴については解説動画を用意したので、まずはこちらをご覧いただきたい。3つのタンクの違いが、ざっと掴めるはずだ。
それぞれ何が違うのか、あらためて文章でも要点を整理しておこう。
スピードタンク──移動と空中戦で、縦横無尽に駆け抜ける

スピードタンクは、その名の通り素早い「移動」に特化したタンクだ。
ジャンプしながら攻撃できる「カチコミシューズ」、上方向へ高く飛べる「ジャンプボム」、離れた足場へ一気に飛びつく「ニンジャワイヤー」など、とにかく機動力にまつわるガジェットが揃っている。
これらを組み合わせれば、一見行き止まりに見える崖も、はるか遠くの足場も、おかまいなしに踏破可能。
さらに「空中ジャンプ」とガジェットを絡めれば、地上に降りることなく空中から攻撃し続けることさえできてしまう。ステージを縦横無尽に駆け抜けるスピード感と自由度の高さは、まさにこのタンクならではだ。空中戦や自由な立ち回りが好きな人には、真っ先にオススメしたい。
行き止まりの崖をメカジャンプとジャンプボムで越え、ニンジャワイヤーで遠くの足場へ飛びつく……。スピードタンクならではの爽快な立ち回りが詰まっている。
パワータンク──真正面から、敵をねじ伏せる

パワータンクは、敵を真正面から圧倒する近接戦闘寄りのタンクだ。前方に突撃して広い範囲を斬りつける「ズバットスラッシャー」や、集まった敵をまとめて吹き飛ばす「メテオグローブ」など、火力で押し切るガジェットが揃う。
密集した敵の中にズバットスラッシャーで飛び込んでいき、敵シャケが周囲に集まってきたらメテオグローブでまとめて倒す──そんな「一掃できたときの気持ちよさ」はまさに格別だ。真正面からシャケの集団に飛び込み、自分の手でなぎ倒していきたい人にはぴったりのタンクとなっている。
溶岩地帯の最深部を目指しながら、ウズマキバスターとメテオグローブで敵の群れを一掃していく。パートナーとの連携も攻略の鍵だ。
テクニカルタンク──仕掛けと工夫で、有利な状況を作り出す

テクニカルタンクは、「状況を有利にする」ことに長けた戦略型のタンクだ。置くと自動でシャケを攻撃してくれる「スケットポット」や、置くと周囲に風の渦を起こす「マキアゲスクリュー」など、設置して場を制圧するタイプのガジェットが多い。
自分自身で直接攻撃するガジェットは少ないものの、設置しておいたガジェットが上手く噛み合ってステージを攻略できたときの面白さは、他では味わえないこのタンク独特の体験となっている。仕掛けや工夫を凝らしながら、腰を据えてじっくり戦略を組み立てたい人には、このテクニカルタンクがオススメだ。
オオモノシャケが大量発生する高難度ステージも、スケットポットやマキアゲスクリューを駆使すれば突破口が見えてくる。
このように、同じゲームでも、選ぶタンクによって攻略のアプローチはまるで変わってくる。まずは気になったタンクやガジェットから触ってみて、自分に合った戦い方を探すのがオススメだ。
なお、今回紹介した各タンクの戦い方はあくまで一例にすぎない。本編ではここで紹介しきれなかったガジェットも複数登場しているほか、各ガジェットの細かいカスタマイズも可能なのだ。本作を遊んでいけば、きっと誰もが自分ならではのイカした戦い方に出会えるはずだ。
「ガジェットを使いこなせるか不安」なら、「つまみぐいダンジョン」に寄り道しよう
とはいえ、「こんなにたくさんのガジェット、本当に使いこなせるだろうか……」と不安になる人もいるかもしれない。そんな人にこそオススメしたいのが、「つまみぐいダンジョン」だ。
「つまみぐいダンジョン」とは、指定されたブキやガジェットだけを使ってクリアを目指す、いわば“寄り道”のステージ。その多くは、指定ガジェットの基本性能を自然と学べるように設計されている。使い方がよく分からないガジェットがあれば、ここに立ち寄ってみると新たな発見があるかもしれない。
なお、「つまみぐいダンジョン」では一部のステージを除いて残機や時間制限が存在しない。失敗を気にせず、心ゆくまで練習できるのは嬉しい点だ。登場するお題も多彩で、敵を倒すものだけでなく、風船を割る・的を撃つ・木箱を壊す・パズルを解く……といった、メインとはひと味違う遊びがたっぷり用意されている。
また、つまみぐいダンジョンの多くではカスタマイズ済みのガジェットが適用されるため、「このガジェット、こんなことまでできるのか」という新たな発見も得られる。クリアすればタンク強化に使う「スキルポイント」ももらえるので、メインルートで詰まったときの気分転換&練習場としても最適だ。ガジェットを使いこなす第一歩として、ぜひ活用してみてほしい。
今回は「タンクの選び方」と「ガジェットの学び方」を中心に紹介してきた。
あらためて実感したのは、『スプラトゥーン レイダース』が本当にさまざまな遊び方を取り込んだ、まさにいくらでも遊べてしまう作品であるということだ。
豊富なガジェットと3つのタンク、そしてカスタマイズの仕組みを通して、腕に自信のある人から、『スプラトゥーン』にあまり触れてこなかった人まで、それぞれのスタイルで楽しめる作品に仕上がっている。本記事がそんなタンク選びの一助となれば幸いだ。
『スプラトゥーン レイダース』は、Nintendo Switch 2専用ソフトとして7月23日に発売予定。気になっている人は、ぜひ自分の手で、この新しい『スプラトゥーン』の世界を体験してみてはいかがだろうか。



