『SlashZero』というゲームがある。どんなゲームかは映像を見れば一目瞭然だ。まずは以下のPVを見て欲しい。
本作をひと言で言い表すなら……
「アニメ調サイバーパンク3D横スクロール型ローグライクアクション」。
いや、長いな!
……と言いたくなるが、その通りなのだから仕方ない。本作はまさに、ゲーマーがアツくなる要素を詰め込みまくった「よくばりセット」なゲームなのだ。
ネオン光るSF世界で、電子音楽のBGMをバックに繰り広げられるハイスピードな戦闘……これはクールなゲームに違いないぞと思い、9月4日から9月24日まで期間限定で配信されている体験版を起動してみる。
そして、タイトル画面でプレイヤーを待っていたのは……
むちむちサイバーパンク美少女だった!
先述のPVにも登場していたが、この子は本作の操作キャラのひとりである「フィーナ」。2丁拳銃で華麗に舞うスピード感が持ち味だ。つまりガン=カタ美少女である。オタクの脳を的確に焼きにきている。
そして特筆すべきはそのグラフィック。3Dの横スクロールである本作では、キャラのモーションにかなり手が込んでいる。「アニメ調」という表現方法から期待される通りの美少女キャラをグリグリ操作できるのだ。
フィーナのビジュアルにまんまと惹かれてプレイを開始した筆者。だが、そこで目にしたのはキャラだけではなく「アクション」も「ローグライク」もガチなゲームであった!
本稿ではそんな体験版を通して見えてきた、アニメ調サイバーパンク×3D横スクローグライクという本作の持ち味をお伝えしていこう。
文/海ソーマ
※この記事は『SlashZero』の魅力をもっと知ってもらいたいStreetlamp Studioさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。
「むちむち2丁拳銃アンドロイド」なキャラが良すぎ。超クールなモーションの芸が細かい
先述の通り、ゲームを起動するとタイトル画面で肌色の主張が激しいフィーナの姿がプレイヤーを迎えてくれる。
プレイを開始するとまずは2体の操作キャラクターから初めの1体を選択できるのだが、太ももに脳を焼かれた筆者はフィーナを選択。もうひとりのニックス君には申し訳ないが、タイトル画面の衝撃には抗えなかった……(彼は彼で超カッコイイのでどちらを選択するかはそれなりに迷ったのだが)。
ちなみに選ばれなかったほうもすぐに本編で登場して交代可能になるので、はじめはフィーリングで選んで問題なさそう。
そして、ついに「むちむち2丁拳銃アンドロイド」ことフィーナでこのSF世界に降り立つ。
おお……すごく、サイバーパンク。チュートリアルの舞台は、崩壊してしまった世界のようだ。SF感マシマシの世界観にテンションが上がる。
冒頭でお伝えした通り、フィーナは2丁拳銃を持ち、いわゆるガン=カタのスタイルで戦うキャラクターだ。身軽に戦うためか、わりと開放的な服装をしている。ちょっと防御力が心配になるが、アンドロイドだから多分大丈夫だろう。

本作の基本動作は通常攻撃とチャージ攻撃の2種類。これに方向の入力や両者の組み合わせを入れたコンボで敵にダメージを与えていく。
そして、横スクロールである以上プレイヤーキャラクターはわりと小さめに表示されるのだが……よく見るとなかなかに凝った動きを見せてくれる。以下はキャラ操作を練習できる訓練場での場面。
いい……
小さなグラフィックでありながら、なびくストレートヘアやしなやかな手足の動きが表現されているのがよくわかる。こんなに柔らかそうなアンドロイドがいていいんですか!?
このあたりはやはり「アニメ調アクション」ということで、キャラの魅力を重視していそうだ。美少女をグリグリ動かして超クールなモーションで戦えるので、テンション上がりっぱなし。プレイ中ずっと目の保養である。

さらに、必殺技のカットイン演出ではアップになって美しいビジュアルを見せつけてくれる。戦闘中の小さなグラフィックだけでなく、このように至近距離から見えるモデルもしっかり作り込まれているのだ。
そして、エリアの選択画面などでもキャラのアップが見られるのも嬉しい。個人的に、ジャケットと背中の隙間にこだわりを感じる。
ちなみに探索を続けていると、ほかの操作キャラに出会うこともできる。今回プレイした体験版では、もうひとりの初期キャラである「ニックス」と新キャラの「ハムレット」が使用可能になった。
フィーナに夢中になっていたところだが、せっかくなのでほかのキャラクターも使用してみる。キャラの変更はカンタン。拠点となる場所で話しかけるだけでサクッと切り替えられる。

まずは「ニックス」を試してみる。彼は見ての通り分かりやすくカッコいいハイテク忍者風のイケメン。2本の刀による近接攻撃と回転ブレード攻撃をメインに戦う。フィーナが遠距離攻撃タイプなのに対してこっちは近接攻撃タイプといったところ。
必殺技ではエネルギーで巨大化させた左腕によるクロー攻撃を繰り出す。妖しく光る片目と片腕……どうやらカッコいいだけでなく「厨ニ属性」もあわせ持っているようだ。
お次は体験版の後半で出会う「ハムレット」。彼は元役者で紳士的な口調のロボというなかなか濃い目のキャラだ。SFならロボの仲間は欲しいと思っていたところなので嬉しい。
騎士を自称するハムレットはサイバーな剣と盾で力強く戦う。範囲攻撃が得意なので、複数のザコ敵を相手にする場面で無類の強さを発揮する。
必殺技では、盾を構えて大きな衝撃波を放つ。重量感のあるデザインの彼らしい、重い一撃だ。まさに防御こそ最大の攻撃!
こんな風に、タイトル画面で筆者の心を鷲掴みにしたフィーナ以外にも良いキャラクターが揃っている。それぞれ異なったキャラ付けやプレイスタイルが用意されているので、いろいろ試してみるもよし、お気に入りのキャラを極めるのもよしという思い思いの遊び方ができるのだ。いや、それにしてもフィーナはかわいい。
では、次は本作の具体的なシステム面について紹介していこう。
ローグライクな探索は油断禁物。報酬でどんどん強くなるのがうれしい
「アニメ調」「3D横スクロール」については前段までの紹介で何となくお分かりいただけたかと思うが、ここからは本作の「ローグライク」な面についてお伝えする。
本作のストーリーはSFらしく専門用語が飛び交ってやや難解だが、要するに主人公たちは「HIEROS-I」というなんかヤバいやつを倒すためにいろいろな時間軸を旅して手がかりを集める「タイムハッカー」という存在らしい。
そして、この「時間軸に潜って手がかりを集める」というのが本作の主なゲーム部分となっており、そこがローグライク要素として設計されているのだ。
時間軸に潜ると異なる報酬やイベントが表示されたマップが表示される。そしてその中から自分の行きたいマスを選択して戦闘する。ローグライクではおなじみのシステムだ。


戦闘の報酬では各種攻撃の強化や新たな攻撃スキルなどを獲得することができる。これによる効果やバフをどんどん積んでいくというのが、本作における「ビルド」の要素になる。
各キャラクターごとに何種類もの強化が用意されているので、気に入ったスキルを重点的に強化したり、もしくは通常攻撃にバフを載せまくったり……など、いろいろなビルドを試すことができそうだ。

当然、プレイが続くほど報酬を選ぶ回数は増えるので、ステージを進むごとに着実に能力が盛られて強化されていくという実感が得られる。メニューを開けばこれまでに積んだ強化が表示されるので、強くなっていく過程を視覚的にも確認できる点がうれしい。

ただ、ローグライクといえば一筋縄ではいかないという印象をお持ちの方も多いだろう。その通りで、アクションゲームでもある本作の戦闘はなかなかに油断できないものとなっている。
まず、ザコ敵の攻撃が結構痛い。さすがに即死するような局面はないものの、攻撃を欲張って防御や回避をおろそかにすると、気づくとHPが半分に……なんてこともありうる。ゲームジャンルはよくばりセットでも、戦闘では「欲張り厳禁」だ。この点はローグライクならではのスリルといったところ。


そして、各エリアの最後にある「危険ゾーン」に待ち構えるボスたちはやはり強敵ぞろい。1面目の「ブレイク」、2面目の「グラムス」ともに初心者プレイヤーの壁になりそうだ。大ダメージの攻撃を次々繰り出してくるので、入念なパターンの見極めと回避・防御(もしくはパリィ)が必要になる。


はじめのうちは操作に慣れていないのも相まって、何度か返り討ちにされてしまった。だが、本作では戦闘に敗れてしまってもその探索が無駄になるというわけではない。拠点に帰ると、道中で入手できる素材やアイテムを使って永続するキャラクターの育成が可能なのだ。

HPが上がったり、倒されても1度だけ復活できるようになったりと、間違いなく次の探索に役立つ強化を施すことができる。このおかげで、そこまで戦闘に自信がないプレイヤーもできる範囲での探索を繰り返して徐々に強くなっていくことができる。ある程度なら「やられながら強くなっていく」というプレイスタイルをとることも可能なのだ。ただ、アクションゲームなのでプレイヤーの腕前もしっかり試されることにはなる。
そんな風に周回して強化を重ねていき、はじめはボコボコにされたボスたちもなんとか撃破することができた。
よっしゃー!
……と興奮に包まれたのもつかの間。舞台はすぐさま次のステージへ……。サイバーパンクな世界から打って変わって、今度はジャングルのようなステージだ。

その奥地では巨大な蛾のようなボス「光鱗の毒羽」が待ち受ける。遠距離攻撃を次々と放ってくる強力なボスだ。こいつを倒せば体験版はひとまずクリアとなるが、初見で突破するのは厳しそう。筆者は何度かアップグレードを重ねてようやく突破できた。

……っていうかこの体験版、遊べすぎじゃない?
使用キャラ3体に複数ボス、さらにスキル・アップグレードの収集や、本稿では紹介しきれなかった「隠しボス」といったやりこみ要素も用意されている。体験版の時点でこのボリュームである。製品版の作りこみにも期待が高まるぞ。
「アニメ調」「サイバーパンク」「3D横スクロール」「ローグライク」。字面だけ並べると完全によくばりセットのメニュー表だが、実際に体験版を遊んで分かったのは、そのどれもが「ついで」ではないということだった。
ビジュアル面や世界観が妥協なく作りこまれているのはもちろん、アクションやローグライクといったゲーム部分も非常に手堅く設計されている。開発スタッフたちの「オタクっぷり」がゲームを通して感じられるような作品に仕上がっていると感じた。
タイトル画面の太ももに脳を焼かれてフィーナを選んだ筆者。だが気づけば軽快なアクションの手触りに夢中になり、ボスに何度も叩きのめされ、それでも「次はもう少し先まで行けるはず」と拠点に戻り、周回を繰り返していた。キャラの魅力に惹かれて始めたものの、純粋なゲーム性でもプレイヤーを唸らせる作品だったのだ。
無料でここまで遊ばせてもらっていいのか……と心配になるボリュームの体験版なので、少しでも「クールだな」と思った人は、まずは試してみてほしい。SF世界での時間軸の旅がみんなを待っている。
Streetlamp Studioが開発し、Skystone Gamesが販売する『SlashZero』は期間限定の体験版がSteam、PS5にて9月24日0時まで配信中。製品版は2027年春にリリース予定だ。
























