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AIが管理する完璧で幸福な世界を“歌”で書き換えるゲーム『MoonHack』試遊レポート。ディストピア世界で少女たちが抗う激熱ストーリーに、ガッツリやりごたえのあるリズムアクションパートまで付いてきてすごかった【TGS2026】

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『MoonHack』というゲームをご存じだろうか?

同作はインディーゲームブランドのASTRAが開発を進めるアドベンチャーゲームだ。

AIによって労働や感情、未来の選択にいたるまで、すべてが支配された近未来を舞台に、“人間らしさ”を罪とされた少女たちが歌の力で世界を変えていく物語に焦点が当たっている。

そんな本作が「東京ゲームショウ2026」に試遊出展されていると知ったとき、筆者はてっきり、本作のアドベンチャーパートが試遊できるものと思っていた。

ところが、実際に試遊できたのは本作のリズムアクションパートだった。これまでの発表ではあまり表に出ていなかった部分であり、「いったいどんなゲーム性なのか?」とワクワクしながら試遊してみると、想像以上にやりごたえのある内容となっていた。

本稿では、『MoonHack』のリズムアクションパートを試遊して、その難しさと気持ちよさの両方を体験した様子をお伝えしていく。

取材・文/としあど
編集/うきゅう


操作はシンプルなのに、目と思考が追い付かない!やりごたえ抜群のリズムアクション

本作『MoonHack』のリズムアクションパートは、非常にシンプルなつくりとなっている。主な操作は移動、ジャンプ、アクションの3つだけだ。だが、そのシンプルさを侮ってはいけない。

ゲームは、移動とジャンプを使ってコース上にあるハートを集めてスコアを獲得していく形で進行する。これまたシンプルなルールだが、速いスピードで疾走しながらだとこれだけでも集中力が必要になってくる。

『MoonHack』試遊レポート:AIが管理する完璧で幸福な世界を“歌”で書き換えるゲーム、リズムアクションパートがすごい_001

左右にカーブしたり、上下にうねるような形のコースでは、次のハートがどこにあるのか把握することも難しくなるし、宙に浮いているハートを取るためにはタイミングよくジャンプする必要もある。

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さらに、本作のリズムアクションパートを魅力的にしているのは、「アクション」の存在だ。ゲーム中に登場する障害物を破壊することができ、ともすれば単調になりがちな一本道のコースにメリハリをつけてくれている。

また、本作のアクションはスコア獲得の要素も担っており、画面内に表示される時計のようなアイコンを見ながら、適切なタイミングでアクションボタンを押すことで、ゲーム内の評価も上がっていく。

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しかも、途中からこちらを撃って攻撃してくる敵まで現れだした。……手の込み方すごくない? 誰だ、このゲームをシンプルとか言ったヤツは。

シンプルなルールと侮り軽い気持ちでプレイを始めた結果、思考が追い付かなくなった筆者は、いくつものハートを取り逃し、何度も障害物にぶつかり、最終的なスコアはDランクに落ち着いてしまった。

く、悔しい……!!

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正直なところ、ゲームのメインはストーリーだろうと思い込んでいたのだが、これほどやりごたえのあるアクションゲームパートがあるとは、嬉しい誤算である。

視覚も聴覚もフル活用でリズムに乗る。上手くできると超気持ちいい

初プレイでは画面の情報量に圧倒されてしまった筆者だったが、本作のリズムアクションはもちろん難しいだけではない。上手くできれば爽快なアクションでもある。

そのコツはリズムに乗ること。リズムアクションなのだから当然といえば当然なのだが、ついつい驚きに飲まれ、流れている楽曲が意識から外れてしまっていたのだ。

改めて楽曲に耳を傾けてみると、アクションやジャンプが必要になるタイミングは、曲のリズムにあわせて配置されている。

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リズムを意識してボタンを押してみると、スコアを獲得する音はもちろん、敵の攻撃のタイミングまでも曲にピッタリになっていて超気持ちいい!

かといって耳にばかり集中していたら、画面を見る目がおろそかになってハートを取り逃したり、敵の攻撃に当たったりするので気は抜けない。視覚も聴覚もフルに使ってリズムに乗るのが『MoonHack』のリズムアクションなのだ。

やりごたえがあるだけでなく、リズムアクションとしての爽快感もしっかりある。これだけの完成度を誇っておきながら、公式サイトが掲げる本作のジャンル名は「エモーショナル・サイバーノワールADV」。もっとアクションゲームの部分をアピールしてもよいのでは!? と、勝手に気を揉んでしまった。

Sランク獲得でトレカがもらえる!試遊以外も盛りだくさんなブース

『MoonHack』のブースは、試遊以外の要素も盛りだくさんだ。

まず、ブースを訪れるだけで全13種のトレーディングカードのうち1枚がランダムで配られるほか、ウィッシュリスト登録をすることでステッカーを受け取ることができる。

試遊をするとトレカを追加で1枚もらうことができ、そこへさらに、試遊でSランクを獲得したセクションの数だけトレカをもらうことができる。セクションは全部で3つあるので、一度の試遊で最大5枚のトレカを集めることが可能だ。

キャラごとに罪状と懸賞金も書いてあって、楽しい。

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「お味噌汁が美味しい罪」ってなに……?

また、筆者がブースを訪れた際には3人のコスプレイヤーさんがリーフレットを配っており、写真撮影にも親切に応じてくださった。リズムアクションだけでなくコスプレまで完成度が高い。最近のイベントブースはすごい。

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そのほかにも、ブースに貼ってあるポスターには出演声優の方々のサインが書かれたポスターが掲げられている。取材前に実際にブースまで来て書かれたものだという。声優ファンも必見だ。

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ストーリーやキャラクターの情報が目を引く『MoonHack』は、リズムアクションもやりごたえ抜群で爽快なものだった。トレカがもらいたいという気持ちとは別に、単純にリベンジしたくなる楽しさだ。

ストーリーとキャラクターへの期待感で知ったゲームが、リズムアクションでも夢中にさせてくれた。『MoonHack』からますます目が離せなくなってしまった。

『MoonHack』は9月21日まで開催されている「東京ゲームショウ2026」のインディーゲームコーナーに試遊出展されている。

ライター
RPGにノベルゲー、シミュレーションまで様々なジャンルのゲームを遊び、アニメや小説、スポーツまで関心を向ける雑食系。毎晩、友人たちとゲームをする日々を送っており、高校時代に遊んだ『Apex Legends』を皮切りに『オーバーウォッチ』や『League of Legends』と、対人ゲームの沼を転々としている。癖のあるキャラほど凝る性分で、『オーバーウォッチ』ではレッキング・ボールOTP。
編集者
小説の虜だった子供がソードワールドの洗礼を受けて以来、TRPGを遊び続けて20年。途中FEZとLoLで対人要素の光と闇を学び、steamの格安タイトルからジャンルの多様性を味わいつつ、ゲームの奥深さを日々勉強中。最近はオープンワールドの面白さに目覚めつつある。
Twitter:@reUQest

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