クトゥルフ神話を背景にした『Call of Cthulhu』がPS4で2019年春に日本発売決定。孤島を舞台に、狂気に蝕まれつつ私立探偵が殺人事件に挑む

 オーイズミ・アミュージオはクトゥルフ神話を題材にしているミステリーアドベンチャー『Call of Cthulhu』を、PS4で2019年春に日本向けに発売すると発表した。

 『Call of Cthulhu』は、H・P・ラヴクラフトの小説クトゥルフの呼び声』と、それを原作にした同名のテーブトークRPGから着想を受けたゲームだ。シナリオはゲームオリジナルのもので、主人公は私立探偵エドワード・ピアスとなる。

 ピアスは退役軍人だが、現在はアルコール依存症のうらぶれた私立探偵だ。ある日、アメリカ・ボストンにある孤島ダークウォーター・アイランドで謎の死を遂げたサラ・ホーキンスとその家族の殺人事件の調査を依頼される。もともと火事による事故と処理されていた事件だったが、その報告書を不審に思ったサラの父親が主人公に調査を依頼してきたのだ。

(画像はSteam | Call of Cthulhuより)

 ゲームは一人称視点で進み、暗い場所ではライターを光源にして進んでいく。クトゥルフ神話でおなじの邪悪な宗教や奇妙でねじれた科学が反映されたビジュアルデザインが魅力的だ。島に住む不気味な住民から聞き込みを行ったり、邪悪な雰囲気が漂う島を捜索して物証を集めよう。調査内容は手元の手帳にも記録されていく。

 主人公は事件現場を再現できたり、隠された情報を発見できる特殊能力を持っているので、事件の謎を解明する手助けとなるだろう。本作はテーブルトークRPGから影響を受けている通り、経験値の概念があり、説得や恫喝といった会話スキルや、扉を開けることができるピッキングスキルなどにポイントを振ることができる。住民との会話にはさまざまな選択肢が存在するが、これらはポイントを振ることによってアンロックされるものがあるので、スキルの振り分けが事件の真相にとって重要なものになるだろう。

 クトゥルフ神話といえば「狂気」だが、本作にもショッキングな出来事に遭遇したときや、宇宙的恐怖を理解したときに、正気度ポイント(正気=Sanityから「SAN値」とも呼ばれる)が反映されてしまう。それによってゲームの展開が変わっていくという。プレイヤーは狂気に蝕まれつつ、正気を保ちながら慎重にゲームを進めていく必要があるようだ。

 開発はフランスのCyanide Studioで、エンジンはUnreal Engine 4が使われている。すでに本作は10月30日付けでSteamでリリースされている(日本語は未対応)。記事執筆時点でのユーザーレビューは「賛否両論」となっており、ダイアログへの不満や、探偵ものだが論理的に穴があり一貫性に欠けることが指摘されている。一方でラヴクラフトファンからはクトゥルフ神話の世界観の表現に賞賛する声も挙がっており、日本語版の続報にも期待しよう。

文/福山幸司

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